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カネヒロがお届けする、旬のニュースです。

【2013年】


カネヒロニュース/12月号

 冬の主役となる真鱈(まだら)漁は現在花咲港からは、はえ縄と刺し網船が出漁し時化の合間を縫っての操業で、1航海4、5日程度で水揚げしています。しかし、暖冬の影響で全体的に消費が鈍いように感じられます。
 又知床半島羅臼港を基地とした助宗漁は、海水温が高いせいか卵の成熟が遅れているようで、年末から正月需要の「鮮助子、たら子」にはもう少し時間がかかりそうです。
 根室海峡越しに見る知床連峰は雪で真白で、羅臼の助宗鱈・真鱈漁もいよいよ本番を迎えます。


2013.12.2


カネヒロニュース/11月号

 11月に入り朝、晩は冷え込んでいますが日中は暖かく最高気温も12℃を越える日が続いています。
道東沖さんま棒受網漁も終盤ではありますが小型船は道東沖(太平洋)、羅臼沖(オホーツク海)を漁場とし小型魚(ミール向)主体の漁獲が続いています。三陸沖では魚体の組成も良く大型船の主漁場として操業が続いており、道東各港への水揚げも継続しています。

 羅臼では10月中旬以降真イカの水揚げが上向き、全国各地から集まった100隻以上のイカ釣漁船や沿岸定置網などで連日2万〜3万函の水揚げが続いて浜は活気に溢れています。

2013.11.7


カネヒロニュース/10月号
 
 

 「さんま」今が旬です。
 水温の低下とともに身が締り、全身に脂がまわって尾ビレの付根が黄色いさんまが混じってきました。
2013.10.2

 朝晩の気温が下がり、風の冷たさで秋を感じるようになってきました。
 水温の低下とともにサンマの魚群も序々に南下して道東沖に魚場が形成されるようになりましたが水揚げの回数制限が続けられているため浜値は高どまりで加工場の操業度は良くなっていません。魚体の方は、大サイズが減って中小主体ですが身が締って全体に脂がまわりおいしくなってきました。
 沿岸の秋鮭定置網漁は昨年並みの不漁予想で始まりましたが、今のところ順調な水揚げで前年同期比1.5倍となっています。
 新巻鮭、いくら、すじ子等、年末贈答用品の生産が最盛期を迎えています。


2013.10.1


カネヒロニュース/9月号

 8月20日に100トン以上の大型船が出漁した今年のサンマ漁は、現在根室市花咲港から30時間以上のロシア200海里内での操業を続けています。
 漁模様は極端に悪く、昨年同期の3割以下の水揚数量で大型魚の割合も少なく今後の漁の好転に期待がかかります。
 サンマの水揚げ連続日本一の根室では、走りの漁とはいえあまりの不漁に今年のサンマ漁に対する不安が出始めています。


2013.9.2


カネヒロニュース/8月号

 今年のロシア200海里内サケ・マス漁は、例年より出漁時期が遅れ水揚げ数量に悪影響が出るのではと危惧されていましたが1航海目から順調な水揚げが続き8月1日のセリをもって終了しました。
 7月8日からは道東太平洋沖でのサンマ刺し網漁が出漁し2・3日は昨年を上回る水揚げがあり期待が寄せられていましたが、その後まとまった魚群が見つからず出漁を止めた漁船が大半です。この影響からか7月22日出漁のサンマ棒受け網10トン未満船も初日の出漁を見合せ8月2日の出漁となりました。
 8月に入り道東各港からは20トン・100トン未満船と順次出漁し中旬以降には本格的なサンマの水揚げになる事を期待しています

2013.8.1


カネヒロニュース/7月号

 不漁が続いていた日本200海里内サケ、マス漁は終盤に入ってもトキシラズの漁獲回復が見込めず、昨年の半分以下と大きく水揚量が下回っており、出漁前の期待を裏切る形で終了しそうです。
 一方、5月末に例年より1ケ月遅れで出漁したロシア海域で操業中の19トン(小型船)は順調な水揚げで例年通り1航海10日間前後で今月上旬には3航海目の入港が予想され明暗が別れました。
 7月8日からは道東沖でのサンマ刺し網漁が解禁となりますが主力の棒受け網漁の漁船は今年度燃料価格高騰を受け出漁を昨年より5〜10日延期する事が決まりました。
2013.7.2


カネヒロニュース/6月号


 日本200海里内サケ、マス流し網漁出漁から1ヶ月半が過ぎましたが今年のトキシラズの水揚げは低水温などの影響により漁獲量が伸びず魚価は昨年より高値で推移してます。今後期待されるロシア200海里内サケ、マス漁も先月下旬にロシア側と入漁料や操業水域などの条件で交渉妥結したものの昨年より約1ヶ月遅れての大型船14隻、小型船19隻の出漁となり漁業生産者にとっては漁期の短縮に加えて燃料高の不安を抱えての出漁となります。

2013.6.3


カネヒロニュース/5月号
 
   
   

 日本列島最後の開花宣言がされました。清隆寺の千島桜です。
 2013.05.27


 今年の5月は道内では降雪があるなど例年になく寒く、根室もまだ春遠しといった感じです。
 日本200海里内太平洋小型サケ・マス漁は、例年通り4月15日に解禁となりましたが、今年は昨年の魚価安と燃料の高騰などを背景に出漁を見合わせる船もいる中、初日には道東各港から24隻の船が出漁し、4月19日には根室(歯舞市場)に機関故障で帰港した漁船1隻が水揚げしたトキシラズ約200kgが初競りにかけられました。販売数量が例年より極端に少なかったこともあり、ご祝儀相場はk6,300と異例の高値となりました。魚体は例年通り小さい型が中心ですが、輸入養殖サーモンと違い、天然のくせのない脂と身の柔らかさが特長です。
 一方ロシア海域を漁場とするロシア200海里内サケ・マス漁はロシア側との交渉が入漁料などの諸問題が解決しておらず、今後、早期に妥結することが期待されています。

2013.05.08


カネヒロニュース/4月号


 4月に入りようやく最高気温も5℃前後となりこれまでの積雪も解け始め徐々に春らしさが感じられるようになって来ました。
 ロシアと進められてきた日本200海里内サケ、マス漁業交渉が3月15日に妥結しました。今年は、今まで設定されていた魚種別漁獲量の上限がない好条件での妥結となり、春鮭鱒漁業に期待する地元根室にとっては大変喜ばしいことです。しかし一方燃料の高騰、魚価の不安定等心配な側面もありますが先ずは今期の漁模様に期待がふくらんでいます。

2013.04.01


カネヒロニュース/3月号


 オホーツク海側の根室港は、2月21日には流氷接岸初日となり海一面が氷に覆われました。その後風向きによって沿岸の流氷が移動して海面があくと前浜では小船によるウニ漁が行なわれています。

 昨年から操業が続けられていたロシア200海里内マダラ延縄漁も3月第1週でほぼ終了しますし、ラウス前浜のスケソウ刺網漁も流氷の影響で充分な操業が出来なくなり出漁を見合せる日が多いようです。

 春の嵐は、道東にも吹き荒れて、吹きだまりに立往生する車輌が続出し亡くなった方もおります。
心からご冥福をお祈り致します。

2013.03.04


カネヒロニュース/2月号


 本日根室の流氷接岸初日が発表されました。

2013.2.21


 厳しい寒さが続いている北海道の中では、まだましな方だと思いますが、オホーツク海側の根室港は外海(そとうみ)まで結氷しています。 

 風蓮湖、春国岱の凍りついた湖面では氷を割っての氷下待網漁が行なわれコマイ、チカ、ワカサギ等の小魚中心に水揚げされています。又太平洋側の花咲港では真鱈、スケソウ鱈などが時化の合い間を縫っての操業で水揚げされています。

 現在紋別、網走沿岸に接岸している流氷も一部は知床半島を南下し根室海峡に流れ込んで管内羅臼町では国後島沖での安全操業を切り上げ前浜でのスケソウ鱈(タラ)漁が続いています。このスケソウタラの新鮮な生卵は塩漬けにされて「高級たら子」となります。更にたら子を調味液と唐辛子で漬け込んで熟成したものが、本漬けの北海道産「辛子明太子」として全国に販売されています。


2013.02.05


カネヒロニュース/1月号

 連日の厳しい寒さで外海も凍ってきました・・・
 対岸にうっすら知床半島が見えます。

2013.01.16 15:40

 厳しい寒さで結氷した根室港です。

2013.1.10


 11日、日本最東端の根室市納沙布岬には初日の出を拝む人達が全国から2,600人程つめかけ午前7時前に厳しい寒さの中で穏やかな年明けを迎えました。

 15日根室花咲市場において神事の後、初セリが行なわれ冬の味覚を代表する真鱈、スケソウダラなど約3,000函が販売されました。その後歯舞市場においても刺し網漁による真鱈、スケソウダラ、かれい、など次々にセリ落とされて今年1年の幕開けとなりました。

2013.1.9

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