ニュースタイトル

カネヒロがお届けする、旬のニュースです。


【2024年】



カネヒロニュース/1月号

 北海旬の味プレゼントは2022年12月31日をもちまして終了いたしました。
たくさんのご応募をいただきありがとうございました。

2024.1.17

【2022年】



カネヒロニュース/12月号

 12月22日の冬至まで日毎に日没が早まり、夜明けが遅くなって行きます。
秋漁のサンマ棒受け網漁は、漁期は12月いっぱいあるもののほとんど終漁になっていますし、秋サケの定置網漁は網揚げをしています。
これからは鍋物商材の真鱈が水揚げの中心となり、タラフィーレとして消費地に出荷されます。
10月、11月と比較的に暖い日和が続いていましたが、12月に入ってぐっと冷え込みが厳しくなり、1日の最高気温でも0℃となり、いよいよ冬用のスタッドレスタイヤの出番です。

2022.12.1


カネヒロニュース/11月号

 秋の深まりとともに落葉樹は、すっかり葉を落として夜明け・日の入りの時刻も進んできました。
秋の盛漁期とは言うものの、サンマは魚体が小さく不漁ですし、秋サケは水揚げ数量は昨年よりも50%以上多くなっていますが、2.5キログラム以下のサイズの小さいものがほとんどで、秋サケとしては魅力のないものです。
地域経済を支える漁業、水産加工がこのようでは過疎化と高齢化の進むスピードが早まりそうで気がかりです。

2022.11.2


カネヒロニュース/10月号

 ななかまどの実が赤く色づいて秋の深まりを感じさせます。
根室は、最高気温が20℃を少し上まわる位のおだやかな日が続いていますが、4日の雨のあと寒気が入り込み5日からは14〜15℃の最高気温となる天気予報です。
秋刀魚漁は、100gサイズが中心で120g位でも大きい方です。例年の魚体に比べれば何とも貧弱に感じますが、今年はこんなところなのでしょう。
秋鮭漁の方も魚体が小さく、昨年並みの水揚げでこちらも不振が続いています。
秋の最盛期とは言うもののさみしい限りです。

2022.10.3


カネヒロニュース/9月号

 ロシア外務省が、北方四島周辺水域での日本漁船の安全操業に関する協定の履行を停止した問題で、日本外務省は22日、ロシア側が協定履行の条件としていたサハリン州との協力事業に関する援助金約1億5000万円の支払いを始めた。これによりロシア側の協定履行の条件が整い出漁を見送っていた9月16日解禁のホッケ刺網漁は、早ければ月内にも操業できる見通しとなった。
 安全操業は1998年に日ロ両国間で調印した協定に基づき、ロシアが実効支配する四島の管轄権に触れない形で行われてきた。同州との協力事業に関する援助金は安全操業の操業条件には入っていないが、ロシア側の要望に応じて事実上一体の形でほぼ毎年支出してきた。ロシア側は援助金が支払われれば協定を履行する見通しで、ホッケ刺し網漁には羅臼漁協所属の11隻が出漁する。

                                         =9月23日 北海道新聞朝刊1面

2022.9.27


カネヒロニュース/8月号

 立秋が過ぎても厳しい暑さが続いている本州各地と、北海道でも釧路・根室地方は低温と晴間の少ない天気が続いて好対象となっています。
 今年のサンマ漁は、ロシアのウクライナ侵攻の影響で、漁船がこれまでの取り決め通りにロシア200カイリ内の操業や通行ができなくなるため、どのように進展して行くのか全く見当がつきません。
サンマ資源は多少回復傾向だということで期待できそうですが、さてロシアとの関係はどうなるのか…?


2022.8.9


カネヒロニュース/7月号

 本州の猛暑をよそに、今朝の根室は寒いぐらいの10℃以下の気温です。
湿原や野山も緑が彩かで初夏の訪れを感じさせます。
名物の海霧(ガス)が海からかかって来ると気温は一気に下がりますが、湿原の草花にはこれがいいのかも知れません。
 ロシアのウクライナへの侵攻が続いていますが、そのため今まで長年に恒って築かれてきた日・ロの友好関係がこわれ、北方四島への墓参ができなくなりました。
又、日・ロの漁業協定が一方的に停止され、秋から冬にかけてのサンマ、マダラ、タコ、スケトウダラ、ホッケ等の漁業に大きな影を落としています。


2022.7.1


カネヒロニュース/4月号

 雪解けが進み夜明けも一段と早くなり、4時半には東の空が明るくなって来ます。
根室の漁業は、ロシアとの協定の上に成り立っていますので、今回のウクライナへの露軍の侵攻に伴う日・露間の友好関係の悪化は根室の漁業に深刻な影響を与えそうです。日本の200カイリ内の春サケ・マス、貝殻島の昆布、ロシア海域のうに、サンマ等また日・ロ地先漁業協定に基づく真鱈、スケトウダラ、ホッケ、タコ等々この先どんな形で影響が出てくるのか心配ばかりが先に立ちます。

2022.4.1


カネヒロニュース/3月号

 暖かくなって来ました。夜明けもずいぶん早くなり、6時には陽が昇って来ますので、冬至の頃に比べれば1時間は早くなりましたし、日没の時間も1時間くらい遅くなり日射しも強くなって来ました。
北国の遅い春も雪解けとともに本番です。
 ロシアのウクライナ攻撃が1日も早く終って、平和な日常に戻るように願うばかりです。

2022.3.3


【2021年】



カネヒロニュース/12月号

 12月になっても南風が吹く暖かさは異常です。
秋刀魚も秋鮭も非常に厳しい水揚げ結果となり、地域経済を担う漁業・水産加工業は大変です。
過疎化と高齢化で熟練の働き手が少なくなっているところに、コロナ禍の影響で予定していたベトナムからの実習生も来日することができず、我々水産加工業界は困惑しています。
1日も早くコロナウイルス感染症が収束して、人の交流や物流が正常化するよう祈っています。


2021.12.3


カネヒロニュース/11月号

  昨年の不漁よりも更に深刻な漁模様のサンマ漁は、11月も10日を過ぎて沖の漁場では少し好転の兆しがみられていますが、残された漁期は12月末までですので、どこまで挽回できるか・・・?
不漁が続くサンマと並ぶ秋の主要魚種秋サケも、昨年同様低調で浜値は高騰しています。

どちらも温暖化の影響か、最盛期の24〜12パーセントくらいの水揚げ数量でさみしい限りです。


2021.11.12


カネヒロニュース/10月号

  秋分の日を境に日毎に日の出が遅く、日の入りが早くなり秋の深まりを感じます。
秋刀魚は、台風通過後に全船が沖の漁場に向かい、これから後半の水揚げに期待がかかります。
秋鮭漁は、好調な網走・北見地区以外は不漁だった昨年並といったところで浜値高が著しくなっています。
太平洋側の十勝・釧路管内は、秋鮭とウニが赤潮で大きな被害を受け、根室管内でもウニに影響が出ています。これから詳しい調査が行われようとしていますが、かなり深刻な状態で心配です。
 一日の最低気温が10℃を下回るようになって少しづつ寒さが身にしむようになって来ました。
暖房が必要な季節到来です。


2021.10.6


カネヒロニュース/9月号

 北国 根室の短い夏が終り、はまなすの実も色づいてきました。
いよいよ秋の盛漁期。秋刀魚・秋鮭の水揚げに期待が高まりますが、この数年、温暖化の影響か振いません。
今のところ秋刀魚は、水揚げ数量が極端に少なく、100グラム前後の中小サイズが主体で水産試験場の不漁予想が的中しています。
秋鮭は、沿岸の定置網が出そろうのはこれからですが、こちらも不漁予想が出されており不安が募ります。

2021.9.6


カネヒロニュース/8月号

 8月、例年であれば9・10・11日の3日間、金比羅さんのお祭りで市内をあげて賑いますが、コロナのため去年に続いて中止になりました。  
 秋漁の中心となる秋刀魚漁も全さんま傘下の漁船は、8月10日の10t以上20t未満の解禁から各階級別に例年通り順次出漁しますが、ロシア水域での操業は9月1日からとしているため、今月中の水揚げは期待できないものと思われます。
梅雨あけ以降、本州・北海道の各地は高温に見舞われて大変ですが、根室は別世界で30℃を超える暑さもなく快適に過ごすことができます。

2021.8.5


カネヒロニュース/5月号

 日本200カイリ内のサケ・マス流し網漁は、時化の多さもありますが厳しい漁模様が続いており、一昨年・昨年と先細り傾向になって、今年は更に不振を極めています。
出漁船も昨年より4隻減って31隻になっておりますが、解禁からおよそ1ヶ月本当に厳しい操業が続いています。
生トキサケは水産加工業者が取り扱う程の水揚げがなく、小売業者の店頭に並らぶ程度で、さみしい限りです。二度程買って食べてみましたが、やっぱり旬のおいしさがあります。
生トキサケを焼いて大根おろし・醤油・行者ニンニクの醤油漬けで食べる産地ならではの食べ方は何とも言えないものです。
 日本列島最後の根室の千島桜の開花宣言も出され、北国の遅い春の訪れです。
漁の好転を祈ります。


2021.5.12


カネヒロニュース/4月号

 本州各地から届く桜の開花や、散り始めたり、花が終ったニュースを聞きながら根室との隔りの大きさを感じています。
今朝も昨日の雨が雪に変わって白一色でしたが、陽が射して気温が上がり始めるとすぐに解けて、やっぱり春の訪れを感じます。
これからしばらくの間は本州各地と根室の気温の差は大きくなる一方です。

オホーツクの対岸の阿寒から知床半島の山々はまだまだ白く、冬の粧ひです。


2021.4.5


カネヒロニュース/3月号

 陽ざしがずい分と強くなり、春の訪れを感じられるようになりました。
日の出が早まり、日の入りも1時間位遅くなり何となく明るさに期待が高まります。
おいしい「たら子」「辛子明太子」の原料となる知床半島羅臼港のスケトウタラ漁は、子質が良くなる盛漁期の厳しい寒さによる凍ばれと、流氷の接岸に阻まれて思うような操業が出来ず、極端な減産となりました。

2021.3.3


カネヒロニュース/1月号

 明けましておめでとうございます。本年も引き続きよろしくお願い致します。
 根室は厳しい寒さの中で新しい年を迎えました。基幹産業である漁業の極度の不振によって、地域経済はかつて経験したことのない厳しさに直面しています。温暖化の影響で、海の生態系が急速に変化し続けていることが最大の原因だと思いますが、秋刀魚と秋鮭の不漁は他の魚種で補いきれるものではなく-----重荷を背負わされて暗くて長い道を歩き続けるようなもので、先の明るさの見えない厳しいものです。

-----とは言うものの-----世の中を席巻するコロナウイルスが一日も早く終息して、自由に行き来できる世界になってほしいものです。

2021.1.6

【2020年】



カネヒロニュース/12月号

 秋漁の秋刀魚・秋鮭は昨年の不漁に続き、今年も不振のまま終ろうとしています。これから本格化する真鱈・助宗鱈漁に期待したいところですが、コロナウイルスの影響で縮小し続ける経済活動の現状からは明るさは感じられません。忘年会・新年会・成人式など全てが自粛ムードとなる中、感染の拡大を何とか食い止めようと、官民一体となって必死の努力が続けられています。
今こそ、我々一人一人の責任ある行動が必要とされていると思います。
皆さん、力を合わせて何とかこの困難な状況を乗り切って行きましょう。

2020.12.1


カネヒロニュース/11月号

 漁期の初めから不振を極めていた秋サケ・サンマ漁ですが、サンマ漁だけは幾分回復傾向で、北海道から三陸の各漁港合計で1000トン以上水揚げの日も見られますが、11月になるとサンマ商戦も終盤戦で何とも盛り上がりに欠けたシーズンとなりました。
魚群は南下して三陸沖の漁場となり、脂肪分も少なくなっていきます。
秋サケ漁は、北海道全体では不漁だった昨年と同水準ですが、根室管内は昨年の6割で大変なことになっています。
2020.11.2


カネヒロニュース/10月号

 秋分の日が過ぎて、夜明けと夕暮れの時刻に少しづつ変化を感じます。
漁期前の予想よりも更に悪い秋刀魚・秋鮭漁は回復の兆しがなく、地域経済に暗い影を投げかけています。このまま終漁時期まで進んでいけば、どうなってしまうかと心配でなりません。
過疎化と高齢化に伴う働き手不足と深刻な漁業の不振で、明るい材料は見当たりませんが、根本的な打開策はあるのでしょうか・・・?
2020.10.1


カネヒロニュース/9月号

 根室は、8月には2日ほど最高気温が30℃以上になりましたが、危険な暑さになることはなくエアコンの必要もない快適な夏でした。
 サンマ漁は100トン以上の大型船も解禁となり、大小150隻以上が出漁していますが、水揚げは不振を極めています。不漁だった前年の20%程度の水揚げでサイズも小さく、今のところ全く期待できません。
9月からは沿岸の秋鮭漁も本格化しますのでこちらにも期待していますが、どうなるか心配です。

2020.9.3


カネヒロニュース/8月号

 北海道に梅雨はないと言われていますが、ほとんど晴れの日がない雨模様の連続です。
今、台風4号が沖縄八重山諸島のあたりですので、1週間後には北海道に接近しそうで心配です。 
 漁期前のサンマ漁の予想は、不漁だった昨年よりもさらに資源量が少ないとのことで、秋漁のサンマ・秋鮭に依存している漁業・水産加工業界は戦々恐々として見守っています。
親潮の流れや海の中の生態系の変化など、大きな環境の変化に翻弄される北海道の水産業です。


2020.8.3


カネヒロニュース/7月号

 蝦夷梅雨(エゾつゆ)を思わせる低温の雨の日が続いています。
日本200カイリ内のサケ・マス流し網漁も終わり、遅い春を迎えた道東地方にも初夏の訪れです。湿原や野の花も咲き、これから晩秋まで一年で一番過ごしやすい季節です。
今年はコロナウイルスの影響で、8月の金比羅さんのお祭りや秋のカニ祭り・サンマ祭りも中止となり、イベントのないさみしい夏から秋になりそうです。


2020.7.1


カネヒロニュース/6月号

 今までの低温がうそのように、この週末は全道的に気温が高くなり、北国根室にも夏が来ました。ライラックやツツジの花が咲き緑も濃さを増しています。
終盤に入った春サケ・マス漁も順調な魚模様で、沿岸の建トキもまとまった水揚げになっています。タラの芽・ミツバやクレソンなど季節の山菜も香り高く、グリーンアスパラの出回りも多くなっています。

2020.6.2


カネヒロニュース/5月号

 日本200カイリ内のサケ・マス流し網漁は3巡目の水揚げです。
時サケの漁は魚体の小さいものが主流ですが、まずまずの出足で今後に期待がかかります。
 この時期、山菜の行者にんにくも出まわりますので、しょうゆ漬けにして焼いた生時サケ・大根おろしといっしょに食べれば季節感あふれる最高のごちそうです。

2020.5.1


カネヒロニュース/4月号

 例年より雪解けが早く、南からの強い風の日が多く春の訪れを感じます。
日本列島の最東端の根室ではこの時期、朝4時半頃には東の空が明るくなり始めます。これから夏至の頃まで1日ごとに早まって行くようで何となく期待が高まります。
10日には、日本200海里内操業の小型サケ・マス船の出漁となり、おいしい「トキサケ」の水揚げが始まり、浜に活気が溢れるようになるのが待ち遠しいこの頃です。
春の嵐の多い季節でもあります 安全操業のもとでの豊漁を期待します。

2020.4.1


カネヒロニュース/3月号

 冬至の頃に比べれば日の出が1時間半位早くなり、日の入りもその位遅くなってきましたし、日昼の陽射しも随分強くなってきました。いよいよ北国の遅い春です。
残念ながら今年も根室港への流氷の接岸はなく、テレビで見る紋別・網走沖の流氷も全く勢いがなく、氷の厚さも密度も薄いもので、温暖化の影響の大きさを思い知らされています。
今朝のテレビ報道によれば、北からの親潮の勢力が極端に弱くなっているとのことで、これらの北の海の変化は海水温の上昇をもたらし、スケトウダラ・サンマ・イカ・秋サケなどの北海道の主要魚種の水揚げ量に深刻な現象となって現れ、どの魚種も不振を極めています。
漁業・水産加工業が地域の基幹産業である根室にとっては死活問題です。

2020.3.2


カネヒロニュース/2月号

 雪の少ない1月でしたので、農家は畑の凍結で冬越しの長いも・麦などにも大きな被害が出ているようです。
海の方も、この時期に降雪が多いと春の雪解け水が大量に流れ込み、豊かな植物性プランクトンから動物性プランクトンの繁殖につながり、豊かな良い循環となれば理想的なのですが、この極端な雪の少なさや、海も凍らない暖冬では先々どのようなことになるのか心配です。

2020.2.3


カネヒロニュース/1月号

 あけましておめでとうございます。
雪のない穏やかな2020年の幕あけとなり、6日(月)には花咲市場で初セリが行なわれました。
根室の主要魚種、秋刀魚・秋鮭のかつて経験したことのないような不漁で、漁業・水産加工業が基幹産業の地域経済が疲弊しています。
今年こそは、安全操業のもとでの豊漁を期待したいものです。 
 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

2020.1.8

【2019年】



カネヒロニュース/12月号

 師走、今年も慌しい12月となりました。
紅葉の季節から一気に寒さが厳しくなりましたが、根室は今のところ雪がなく、の根室ゴルフクラブではまだプレイが楽しめます。この時期になるとなぜか、カラスがゴルフボールを持ち去るために大変です。
 サンマ、秋鮭の水揚げは終了となり、冬漁の真鱈と助宗鱈主体に切りかわっています。
真鱈の白子の「たちポン」を提供する飲食店が最近特に多くなったように感じますが、アニサキス中毒の恐れがありますので呉々もご注意いただきたいと思います。

2019.12.2


カネヒロニュース/11月号

 10月中旬から型は中小サイズに大混りですが、脂のりの良いサンマが揚り始めました。
漁期前半の極端な不漁続きで、水揚げ数量の挽回はできないものの、花咲港では連日700トンを越える水揚げで、明日は今季初めて1000トン以上が予想されています。
この時期になって季節はずれの大漁ですが、秋鮭漁の不振を何とか補いたいと水産加工業界を初め地域の関連産業が活気づいています。

2019.11.1


カネヒロニュース/10月号

 秋分の日が過ぎて急に日没が早くなり、夜明けが遅くなって行くのを感じるようになりました。
木々の葉も色づいて落ちはじめ、秋が深まって行きます。
 秋鮭漁は、ラウス・ウトロの大どころやえりも地区等、昨年よりも水揚げ数量の少ないところもありますが、総じて昨年並みのとなっています。
 8月の解禁以来不漁が続くサンマ漁は、今のところ上向くきざしがなく心配です。今年は脂のりの良いサンマを食べることなくシーズンが終ってしまうかも知れません。

2019.10.1


カネヒロニュース/9月号

 8/31・9/1の(土・日)に開催された「根室かに祭り」は、9/1(日)秋晴れの天気に恵まれ、大いに盛りあがりました。 
 一方、8/20の大型船の解禁・出漁で全船出揃った秋刀魚漁は、極端な不振で水揚げもほとんどありませんし、たまにあっても漁場が遠いため鮮度が悪く、特大サイズのない中小サイズ主体に大 混りで秋刀魚としては全く魅力のないものです。今月中旬以降には多少漁模様が好転しそうな予報が出ていますが、地域経済を担う秋刀魚漁に対する期待が大きいだけに心配です。秋刀魚と並ぶ秋の味覚、秋鮭漁も順次地域別に全道で始まります。豊かな穫りと豊漁を祈ります。

2019.9.3


カネヒロニュース/8月号

 日本列島全体が梅雨あけとともに、厳しい暑さにみまわれています。
比較的に気温の低い根室も高温の毎日ですが、猛暑日や熱帯夜の続く本州各地に比べればまだまだ過ごしやすい方なのでしょうが、暑さに慣れていない我々にとっては大変です。

 今朝のニュースで今年の秋刀魚の漁獲予想が発表されていましたが、不漁だった昨年を更に下回る予想で、秋の秋刀魚と秋鮭の水揚げに依存している根室の漁業・水産加工業にとっては何とも不安な暗いムードです。
 
 カラッとして熱い根室の夏です…。
 暑中お見舞い申し上げます。

2019.8.1


カネヒロニュース/6月号

 心地良い香りをふりまき初夏を告げるライラックの花が咲き、野山にも美しい新緑の季節が訪れました。

 6月2日、納沙布岬沖合の貝殻島周辺での昆布漁が始まり、239隻の漁船が一斉に漁場に向かいました。納沙布岬から3.7キロ離れた貝殻島周辺の昆布漁は、日本の漁業者団体とロシア水産庁との交渉で操業条件が決められ、今年はロシア側に去年と同じ9,084万円を支払って行われます。
 この昆布は「昆布」と呼ばれるもので若布のように柔らかく、昆布独特の旨みが十分に含まれているので食べる昆布の中では最高で、野菜と煮たり昆布巻にして食べるととろけるような口あたりのおいしさです。
 皆様ぜひ一手間かけておいしい「棹前昆布」をお召し上がりください。

2019.6.3


カネヒロニュース/5月号

 10日間の長い連休があけ、今日(5/7)から通常操業となります。桜前線は北海道を北上中ですが、根室市内でも花が咲き始めています。日本200カイリのサケ・マス漁は、最盛期を迎えようとしていますが、トキサケの不振が続いています。
この時期、野山ではギョウジャニンニク等の山菜とりを楽しむ人達も多く、海も山もおいしい旬の味を味わうことができ、根室の遅い春の訪れです。
暦の上では昨日(5/6)は立夏ということで、いよいよ夏の始まりですが、まだまだ気温が低く暖房が必要ですので、本州との季節の隔たりは大きく開いています。

2019.5.7


カネヒロニュース/4月号

 春分の日から10日余り、日の出・日の入りの時刻が大きく変化して昼間の時間が延びています。雪はまだ残っていますが、雪解けも進んで春の訪れを感じさせます。
冬漁のマダラ・スケトウダラ漁も最盛期を終え、いよいよサケ・マス漁「春(ハル)鮭(ケイ)鱒(ソン)」が始まれば根室の遅い春です。
本州では、桜の開花や筍の出まわりで春を感じるでしょうが、根室では何と言っても「春鮭鱒」です。春の嵐の多いこの時期、安全操業のもとでの豊漁を期待します。

2019.4.1


カネヒロニュース/3月号

 日射しも随分と強くなり、雪解けが進んでいます。
冬至の頃に比べると、日の出・日の入りの時刻も大きく変化して春の訪れを感じさせます。春の訪れとは言うものの「彼岸荒れ」のドカ雪に要注意です。
 羅臼のスケトウダラ漁は一段落ですが、不漁は深刻です。

2019.3.4


カネヒロニュース/2月号

 冬漁の主要魚種のうちマダラは順調な水揚げが続いていますが、スケトウダラは道内各地とも振わないようです。
当社の期待している知床半島羅臼港の水揚げも今のところ非常に厳しく、漁期の最盛期を迎えた1月末にはロシアの大型トロール船が数隻同じ漁場で操業を始めたため、小型漁船が52隻出漁している日本側としては、大変厳しい環境の中での操業を強いられています。

 根室の地酒「北の勝」のしぼりたてが販売されましたが、当社では「北の勝」のもろ粕で「すじ子の粕漬け」を試作しています。
 興味のある方は0120-103-089までお問い合わせください。

2019.2.5


カネヒロニュース/1月号


コメント:初日の出  撮影日:2019年1月1日

 株式会社 カネヒロは今日が「仕事始め」です。今年もよろしくお願い致します。

 平成31年(2019年)1月1日、日本最東端の根室市の初日の出は、太平洋の地平線に雲はありましたが、そこだけが雲の切れ間で厳かな中にも見事なもので希望を感じさせるものでした。

 ロシアとの平和条約交渉が進んで、国境の海域での安全な漁業環境が整って根室の水揚げが活況を取り戻し、地域経済が躍動することを願わずにはいられません。

2019.1.8

【2018年】



カネヒロニュース/12月号

 師走、北海道の日本海側では積雪となっていよいよ冬の訪れです。
 根室は朝晩、凍れる日もありますが日昼は5〜6℃で雪はありません。
これから冬晴れの日が多くなり典型的な西高東低の気圧配置となります。

 水揚げは、秋漁のサンマ・秋鮭が終わり、真鱈が中心でスケトウタラ
、ババガレイなど冬の魚になっています。


2018.12.3


カネヒロニュース/11月号

 対岸の知床の山々が白くなり、温根沼・風蓮湖にシベリアからオオハクチョウが飛来し冬の訪れです。夜明けもずいぶん遅くなり、暖房の必要な冷えこみです。

 サンマ棒受網漁は、順調な水揚げが続いておりこれからの最終盤が注目されます。秋鮭定置網漁は、匹数は多いものの魚体の平均重量が軽いため、水揚げ数量は思ったよりも伸びず、期待通りとは行かないようです。


2018.11.1


カネヒロニュース/10月号

 今シーズンのサンマ漁は、8月20日に大型船が出漁してから順調になり、脂がのったおいしい大型サンマが約1週間、潤沢に消費地に出荷されました。そのため今年はサンマが豊漁で安くて、おいしいとの報道が一済に流され、秋の味覚であるサンマの人気が沸騰してしまいました。しかしその後産地の水揚げ量が半減したために浜値が高騰し、そのギャップの大きさに対応しきれず、大変なことになってしまいました。

 9月に入って中旬には漁模様が好転しましたが長続きせず、一進一退を続けています。台風24号の通過後いよいよ10月、サンマ棒受網漁と秋鮭定置網漁の水揚げが順調で、秋の盛漁期にふさわしい水揚げ量と関連産業の稼働がもたらされるよう願わずにはいられません。


2018.10.2


カネヒロニュース/9月号

 今年のサンマ漁は、不漁に終った昨年よりも出足の漁が好調で、魚体も大き目で脂のりも良く今後の水揚げに期待がかかります。
サンマは大衆魚なので適正な価格での消費の拡大が何より大事です。
サンマと並ぶもう一方の秋鮭漁も海区ごとに順次定置網が入れられ本格化します。


2018.9.1

 出足豊漁で始ったサンマ漁ですが、後続漁が不振を極めています。
安定した水揚げを期待したいところですが、沖合のロシア海域の魚場形成の現在、台風の多い今シーズンは漁船もしばらくは難しい操業を強いられそうです。


2018.9.3


カネヒロニュース/8月号

 お盆過ぎから根室もやっと夏モードになり、うす曇りの20〜25℃の気温が続いています。
 本州の猛暑の中で過ごしていらっしゃる皆様に、心からお見舞い申し上げます。時間に余裕のある方は避暑に、ぜひ根室にいらしてください。
 今月9・10・11日は金比羅神社の例大祭で街中、祭一色になりますが、それが終れば爽やか秋風とともに秋刀魚・秋鮭の盛漁期を迎えます。今年こそ、この2〜3年続いた不振を吹き飛ばして、豊漁に沸き立つ根室にしたいものです。


2018.8.1


カネヒロニュース/7月号

 肌寒い暖房のはなせない6月で、本州の暑さがうらやましく感じられるほどでした。
それでも濃いガスの寒さの中で、はまなす・ひおうぎあやめなど湿原の花々は、初夏の訪れを告げています。
 日本200カイリ内のサケ・マス漁は極単な不漁で、ほとんどの船は漁期を残して切り揚げてしまいました。このような事は今まで経験したことのないもので、水産都市根室?は目を覆うような厳しい状況にさらされています。
 根室は7月にお盆を迎えますが、その後の8月の金比羅さんのお祭りを終えてサンマ・秋さけの秋漁の豊漁を今から待ち遠しく願わずにはいられません。


2018.7.5


カネヒロニュース/6月号

 日本200カイリ内サケ、マス漁も漁期の半分が過ぎましたが不漁が続いています。漁場の水温上昇で次第にマスの漁獲が増えてきました。トキは品薄のため高値が続いており、手が届きにくい高級魚の価格となっています。

 日本列島最後の「千島桜」も終わり、春遅い根室にも花の季節がおとずれて水仙・チューリップ・つつじが咲き、原野や牧草地も緑が濃くなってきました。しかしこのところ、北よりの風が強い日が多く、まだ暖房を離せません。



2018.6.1


カネヒロニュース/5月号

 ゴールデンウィークの連休は肌寒い日が多く、いまだ春浅いといったところです。

 4月10日に出漁した日本200カイリ内のトキサケ(時しらず)漁も少し水揚げ数量が上向き、これからの漁に期待がかかります。
 この時期のトキサケは程良い脂のりで、採れたての行者ニンニクの醤油漬けといっしょに何回か食べてみましたが、産地ならではのぜいたく?で、まさに「旬の味」です。

 皆さんもぜひ一度お召し上がりください。


2018.5.7


カネヒロニュース/4月号

 本州各地から桜の便りが届いていますが、根室も大分暖くなりました。
とくに日の出、日の入りの時刻が大きく変化して春の訪れを感じさせます。

 春漁は、今月10日過ぎから出漁する春鮭鱒漁からになりますが、これから今年の操業ルールを決めるロシアとの漁業交渉が本格化します。トキシラズ(時サケ)の安全操業のもとでの豊漁に期待します。



2018.4.2


カネヒロニュース/3月号

 根室沖に流氷が到達した「流氷初日」は確認されましたが、今のところ昨年以上に流氷の勢力は弱く、氷の厚さも分布状態も今までになく薄いもので、地球の温暖化の影響の大きさを感じさせます。これが海あけ後の漁業にどのような影響を及ぼすのか心配です。

 3月にはなりましたが今晩から明日いっぱい大荒れになりそうです。彼岸荒れの言葉通りこれから大雪の心配は、今月いっぱい続くでしょう。


2018.3.1


カネヒロニュース/2月号

 北の海をとりまく生態系のためには、厳寒期の多い積雪と、オホーツク海の流氷は非常に大切なものだと思います。
 春、大量の融雪水が植物性プランクトンとともに流れ込み、オホーツク海の流氷はアムール川を経て、シベリア大陸の植物性プランクトンを海に運んで豊かな海を支えています。今年は、今のところ雪の少ない年で、海のことが心配でなりません。
 水揚げの方は、マダラ漁が冬の最盛期を終えて縮小傾向です。

 羅臼のスケトウダラ漁は、これから3月までが、たら子や辛子メンタイ子の原料となる卵の一番良い時期となります。


2018.2.1


カネヒロニュース/1月号

 新年おめでとうございます。
 日本の東端、納沙布岬の初日の出は、水平線にわずかに雲はあったものの、厳かな見事な輝きで、見る者全てに希望溢れる感動を与えるものでした。

 今年こそ安全操業のもとでの豊漁を期待したいものです。


2018.1.10















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