ニュースタイトル

カネヒロがお届けする、旬のニュースです。

【2010年】

カネヒロニュース/9月号
 先月から解禁となったロシア200海里内サンマ棒受網漁は、昨年同期の5分の1以下の水揚げ数量で極端な不振が続いています。
 漁場が遠い上に魚群が薄く、1隻当りの水揚量が少ないため、日帰りで操業する船が少なく、沖合いで1泊するため鮮度の良い日帰りサンマが少なくなっています。
 浜値は、一時期1キログラム当り3000円以上の高値をつけましたが、水揚げの絶対量が不足のため例年に比べて非常に高値となっています。
 このサンマの不漁は、テレビでも何回も取り上げられ全国的な大きな話題となっています。
 秋鮭定置網漁も9月1日から解禁となり、これから本格的になりますが、サンマ漁の好転とともに秋鮭の安定した水揚げに地元水産業界の期待がかかっています。
2010.9.1

「沖汐のべに鮭」が旬を迎えています。
暑い夏にはちょっぴり塩のきいた「沖汐のべに鮭」がぴったりです。
カムチャッカ沖の北洋で漁獲してすぐに船上で山漬けした、元汐の「本チャンべに鮭」です。
根室産の沖汐べに鮭をぜひお召し上がりください。

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2010.7.1

道産食品登録制度
 北海道の豊かな自然環境の下で生産された原材料を使用して、道内で製造・加工された道産へのこだわりの加工食品を登録する制度で、第一弾登録食品が3月29日北海道農政部から発表されました。
 カネヒロでは「たら子」が、今回基準に適合していることが確認され登録されました。
 北海道前浜の新鮮な生子だけを原料にして素材の旨味を引き出した「本物の味」をご賞味ください。
「たら子」北海道登録 第 1S0100003号
平成18年3月6日
2006.4.7
 カネヒロでは「たら子」の登録に続き、「からし明太子」「鮭フレーク」も基準に適合していることが確認され、登録されました。
 私ども株式会社カネヒロは、北海道の新鮮な素材を使った「本物の味」をめざして、根室でしか造れない逸品づくりを進めてまいります。
「からし明太子」北海道登録 第 1S0100004号
「鮭フレーク」北海道登録 第 1S0100005号
平成18年5月11日
2006.6.12

カネヒロニュース/8月号
 5月連休明けから行なわれていた、ロシア200海里内サケ・マス流し網漁は8月1週目の水揚げで最終となります。
 今年は、前半は不漁でしたが、中盤以降漁模様も回復し、後半には魚の質が落ちてきたにもかかわらず浜値の方は高値で推移しました。
 7月8日に出漁したサンマ刺し網漁も今年は魚体が小さく、漁場も遠く、水揚げ数量も大幅に前年を下回っております。
 22日に出漁した、棒受け網10t未満船もロシア海域での魚群を目指しましたが、漁獲なしで帰港する事となりました。
 今月上旬には、20t未満、100t未満と順次出漁の予定で、例年通りお盆すぎからのサンマの水揚げが本格化してくれる事を望んでいます。
2010.8.2

カネヒロニュース/7月号
 日本200海里内サケ・マス漁は6月中旬以降、カラフトマス中心の水揚となっており大半の漁船が6月末をもって今年度の操業を終えています。
 一方、ロシア200海里内サケ・マス漁は、1航海目こそ不漁でしたが、その後は順調な水揚で昨年同期を上回っています。
 大型船は例年より早い出漁で、6月末までに紅鮭を中心として1航海目を終え、全船が2航海目に出漁しました。
 7月8日からは、道東沖でのサンマ刺し網漁が解禁となり、今年は大型魚の割合が多いと予想されており、その動向に注目が集まっています。
2010.7.1

カネヒロニュース/6月号
 日本200海里内サケ・マス流し網漁の解禁から1ケ月半が過ぎ、漁期中盤を迎えています。今年は、脂の乗りも良く、大変おいしいトキシラズが水揚げされていますが、低水温の影響で昨年よりも水揚げ量が少なく、浜値は、2、3割高く取り引きされています。
 ロシア200海里内、2区と称される南千島水域でトキシラズを中心に操業している19t船は、1航海目は魚群も薄く長い航海となりましたが、2航海目は通常通り10日間位で帰港し、5月末までに2航海が終了しています。価格は、日本200海里内同様割高になっています。
 一方、5月6日に出漁した大型船は1区と称されるカムチャッカ水域での操業で価格の高い紅鮭を中心に操業していますが、こちらも漁模様は今一つで6月中旬頃の帰港との見方が強まっています。
2010.6.2

PH
PH
日本で一番開花の遅い根室・清隆寺の千島桜。
2010.5.27

カネヒロニュース/5月号
 日本200海里内太平洋小型サケ・マス漁が4月15日解禁となり出漁予定82隻の内、約50隻が道東各港から出漁し、19日に初水揚げとなりました。
 今年は低水温で漁模様にバラつきがあるものの、脂の乗りは良く、浜値はご祝儀相場でキロ当り2100円と高値でしたが、4月下旬には水揚げ量もまとまり、キロ当り900円前後で取り引きされています。
 一方、5月上旬の出漁が決まった、ロシア200海里内サケ・マス漁も交渉が4月9日と近年にない早さで妥結し、ロシア側に支払う入漁料も引き下げられました。
 これから7月末まで花咲港を中心とした道東の各水揚げ港は、サケ・マス漁本番となり、北海道のおいしいとき鮭べに鮭が全国に出荷されて行きます。
2010.5.6

カネヒロニュース/4月号
 今日から4月!
 根室は今年2年連続で流氷が接岸しないまま、春を迎えようとしています。
 この時期は最高気温が5℃前後と野山にはまだ雪が残っており、寒い毎日で春遠しといったところです。
 羅臼前浜のスケソウタラ刺網漁は、3月25日で終了しましたが、昨年同様の不漁の結果となりました。
 3月は春の低気圧の影響で、時化(しけ)が多く、根室の冬の水揚げの主力のマダラは昨年を下回っています。
 一方、日本200海里内サケ・マス漁が先月末にロシアとの交渉が妥結し、道東を中心とする10t未満の小型流し網船が昨年同様4月中旬の出漁に合わせ準備を進めています。
2010.4.1

カネヒロニュース/3月号
 この時期、根室の最高気温は、0℃前後とまだまだ寒い日々が続いています。
 流氷はオホーツク海・知床半島先端をかわし、今後、根室半島への接岸が見られるかもしれません。
 昨年末から操業が続けられていた、ロシア200海里内でのマダラ底はえ縄漁も2月末には大半が漁の切り上げを行い、一部、小型船が最後の航海に向かいました。一方で、魚体が小さいマダラを主体とした、水揚げの底曳網漁(トロール)によるマダラ漁は、前浜からロシア200海里内へと漁場を移し、4月頃まで続くと思われます。
2010.3.1

カネヒロニュース/2月号
 昨年末から根室・花咲港を基地として操業が続けられていたロシア200海里内でのマダラ底はえ縄漁は、不振・魚価安が続き、例年より早く半数の船が1月末で今年の漁を切り上げています。
 一方、根室管内羅臼町では、国後島沖でのロシアとの安全操業枠で出漁しているマダラ刺し網船は、好漁に恵まれていましたが、先月末には流氷の一部が知床半島を越え漁場を覆った為に今後の漁模様は流氷の移動に大きく左右されそうです。
 又、1月29日に起きた、ロシア国境警備隊による銃撃問題で今期の漁は絶望的との見方が強まっています。
2010.2.1

PH
2010.1.27 9AM 撮影
厳しい寒さで結氷した根室港
2010.1.27

カネヒロニュース/1月号
 本年もよろしくお願い致します。
 根室の納沙布岬からは曇り空で初日の出を拝む事ができませんでしたが、穏やかな新年を迎えました。
 昨年、12月28日の最終セリから一週間、1月5日には根室・花咲市場において今年の初セリが行なわれ、ロシア200海里内で漁獲された、マダラ・スケソウダラなど約3,000箱が次々にセリ落とされました。又、歯舞市場においても沖刺網漁によるマダラ・カレイなど約2,000箱、定置網漁によるコマイ約1,700箱などが同様にセリ落とされ根室の基幹産業であります、水産物が取り引きされ一年の幕を開けました。
2010.1.8

2010年
新春のご挨拶
本年もカネヒロのホームページへアクセスいただき、誠にありがとうございます。
日頃からのご愛顧、心より感謝申し上げます。
私どもカネヒロは従業員一同、根室の海でとれる新鮮な素材を安全・安心な食品として皆様の食卓へお届けできるよう、これからも精一杯努めてまいります。

本年もご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2010,1,4

【2009年】

カネヒロニュース/12月号
 にぎわいを見せたサンマ漁は、現在、千葉県銚子沖で大詰めを迎えております。今年は、道東沖で例年より1ヶ月近く早く10月上旬に事実上終漁となりました。漁獲量が伸びず、漁業者や我々加工業者にとっても厳しいサンマ漁でありました。
 冬漁の主役となるマダラ漁は、はえ縄、底曳き網、刺し網などで漁獲されますが、現在、はえ縄漁、底曳き網漁がロシア200海里内での操業となり、1航海4日程度で水揚げされております。12月上旬からは、大型はえ縄船も加わり、今後の漁模様に期待がかかります
2009.12.4


カネヒロニュース/11月号
 7月上旬に始まった道東沖サンマ棒受網漁は、10月上旬の台風18号の影響で魚群が一気に南下し、道東各港の水揚が激減し、例年であれば10月末頃まで続く漁が、半月以上早く終わり、この時期、加工用サンマを確保する我々加工業者にとっては、三陸沖から原魚を確保するという例年にない状態となっています。
 一方、終盤を迎えた秋鮭定置網漁は、過去20年間で最も不漁との事前予想が大きくはずれ、10月末現在、全道の水揚は昨年同期を3割以上、上回る好漁で推移しています。
 しかし、地元根室半島では、昨年対比1割程度減少で地域により大きな格差が生じています。
 11月上旬からは冬期漁の主役である、マダラはえ縄漁及び煮ダコ、酢ダコの原料となる、タコ空釣り縄漁も始まります。
2009.11.2

PH
PH
09.10.3 撮影
嘴が黄色くて、尻尾の付け根が金色の今が旬の脂が乗ったさんまです。
2009.10.5

カネヒロニュース/10月号
 比較的安定した水揚げが続いている道東沖サンマ棒受け網漁は9月中旬以降、主漁場が道東の各港から6〜7時間現場と遠くなり、組成は、中・小型魚が中心での水揚げが続いており、今後、ミール原料(小型魚)等の水揚げがますます多くなると思われます。
 釣いか漁も好調で、道東各港に連日鮮度の良いスルメイカが水揚げされています。
 一方、秋鮭定置網漁は、昨年水揚げの3割減と予想されておりましたが、9月末現在、昨年対比3割増となり、高値でスタートした浜値もここのところ落ち着いた価格になり、今後の水揚げ数量が我々、加工業者・生産者ともに最大の関心事となっています。
2009.10.2

カネヒロニュース/9月号
 初秋の風が吹き、秋の味覚サンマ・秋鮭の水揚げが最盛期を迎えます。
 8月中旬以降操業しているサンマ棒受け網漁は、現在、魚群の北上にともない、漁場がロシア200海里内にあり、9月初旬に道東沖、10月末には三陸沖へと南下を続けます。これからの時期、北の海で策餌したエサが体内で消化されて脂の乗りもよくなり、海水温の低下で身も締った一番おいしいサンマが道東各港に水揚げされます。それは、嘴と尾の付け根が黄色いサンマです。
 8月中旬からおか網のみで操業が解禁されていた秋鮭定置網漁は、沖網での操業も解禁となり、9月からは本格的な水揚げが開始されますが、今年は不漁だった昨年を3割も下回って、過去20年で最低水準になると予想されており、水揚げ減少にともなう価格高騰により消費者の買い控えが起こらないか懸念されています。
2009.9.1

カネヒロニュース/8月号
 5月中旬から行われてきた、ロシア200海里内サケ・マス流し網漁は8月1日で水揚げの最終となりました。
 本年度は、安定した水揚げとロシア船による流し網漁が自粛された為、高値で推移しましたが、来年度以降日本漁船への影響が避けられない模様です。
 7月8日からは、道東太平洋沖でのサンマ流し網漁が出漁、7月26日には10t未満船によるサンマ棒受網漁が解禁され、ロシア200海里内での操業が行われており、魚体は近年にない特大型が中心となり、連日、漁場に最も近い花咲港に水揚げされ鮮さんまとして全国へ出荷されております。
 8月5日からは20t未満船の参入により、道東各地でのサンマ水揚げが本格化し、8月18日からは大型船も解禁され、道東の港は10月下旬頃までサンマの水揚げで活気づきます。
2009.8.3

カネヒロニュース/7月号
 漁終盤を迎えた日本200海里内サケ・マス流し網漁は好調な水揚を続けています。
 又、ロシア200海里内で操業中の19トン船は南千島沖へ移動し、トキシラズ中心の水揚となっており、カムチャッカ水域での大型船は6月中旬までに全船1航海目の入港を終え、沖紅を中心に順調な漁模様で6月29日を皮切りに2航海目の水揚が始まりました。
 初夏の風物詩、別海町野付湾の打瀬網漁での北海シマエビ漁が6月15日始まり、湾内には白い帆を風に打たせて網を曳く姿が見られます。
 7月8日からは、太平洋側道東沖ではサンマ刺網漁が解禁となり、いよいよ本格的な夏から秋漁への期待が高まります。
2009.7.1

カネヒロニュース/6月号
 日本200海里内サケ・マス流し網漁の解禁から1ヶ月半が過ぎ、漁期は中盤を迎えています。
 今年のトキシラズは、魚体が小さく、脂の乗りも今ひとつでしたが、漁模様は良好で前年を上回る量が水揚げされています。
 価格の方は、前年を大きく下回る浜値でしたが、このところ魚体・脂の乗りの良好なものが水揚げされており、価格も持ち直しています。
 6月中旬にはトキシラズ中心の漁から水温の上昇につれてカラフトマスの水揚げが本格化していきます。
 ロシア200海里内で操業している19トン船は5月20日のセリを皮切りに5月26日までに1航海目の水揚げを終えており、2区と称される南千島での操業でトキシラズ中心の水揚げとなっています。
 今年は、価格の高い沖紅(本チャン沖汐紅鮭)の漁が好調であり、今後の水揚げに期待が高まっています。
 5月中旬に出漁した大型船は、1区と称されるカムチャッカ水域での操業で、価格の高い沖紅を主に漁獲し、6月中旬には帰港し良質な紅鮭が水揚げされる予定です。
 一方、6月1日に解禁される北方領土貝殻島周辺のコンブ漁は5月下旬の生育調査で着生密度が高く、厚み・葉幅ともに良好で生育状況がここ10年で最も良いとされ、豊漁の期待が寄せられています。
2009.6.1

PH
09.5.13 撮影
開花を迎えた清隆寺の桜
2009.5.13

カネヒロニュース/5月号
 桜前線が日本列島を北上する中、日本で一番遅い開花予想の根室でも春を告げるトキシラズの水揚げが始まりました。
 日本200海里水域内の太平洋小型サケ・マス流網漁が4月15日に解禁となり、出漁予定数81隻のうち約半数が4月16日道東各港から出漁し、21日に初水揚げとなりました。
 魚体は小さめですが脂のりは良く、旬のおいしさが魅力です。浜値は昨年の初値より3割程安く生産者にとっては厳しいスタートとなりました。
 この漁は残りの船も出漁し6月いっぱい続けられる予定で、新鮮な北海道産の甘塩トキサケとして全国各地に出荷されます。
 一方ロシア200海里内サケ・マス漁も4月24日にロシアとの政府間交渉が妥結し、5月中旬の出漁に向け準備が行われており、7月末まで塩ベニザケ中心の水揚げが期待されています。
2009.5.1

カネヒロニュース/4月号
 今年の根室は、この60年間で4度目の流氷が接岸しないままに春を迎えようとしている珍しい年となりました。
 地球の温暖化は海洋・海水温の上昇を招き、漁業や関連産業に大きな影響を及ぼしています。
 流氷は、周囲の海水温を下げて海底と海面の対流を起こし、海の中を活性化してプランクトンの増殖を促し、沿岸の水揚げやコンブの育成に大きな影響を与えています。
 おいしい「たら子・からし明太子」の原料となる、ラウス前浜でのスケソウ刺網漁は、時化による操業日数の減少とロシア大型トロール船による乱獲で水揚げ量は昨年同様の不漁となり、3月24日で終了しました。
 一方、日本200海里内サケ・マス漁が3月24日ロシアとの交渉が妥結し、道東を中心とする10t未満の小型流し網漁船が4月中旬の出漁に合わせて準備に追われています。漁業者にとってはロシア側への漁業協力費の上乗せや魚価安、消費低迷といった不安要素が多い中での出漁となりそうです。
 道東を代表する春の味覚である時鮭(トキシラズ)のさっぱりとした脂の乗りは、北の海を回遊した天然物ならではの逸品です。
2009.4.1

カネヒロニュース/3月号
 この時期、根室の最高気温は0℃前後と、まだまだ寒い日々が続いています。
 シベリアからの流氷はオホーツク海、知床半島先端まで接岸していますが、根室半島周辺では、まだその兆しが見られません。
 昨年末より操業が続けられていたロシア200海里内でのマダラ底はえ縄漁も2月末に大半が漁の切り上げを行い、一部小型の漁船が3月上旬までの操業となります。
 このところの品薄感で比較的高値で取り引きが行われていますが、最盛期に比べ、タチ・真子も成熟の度合いが進み、質が落ちてきています。一方で魚体が小さいマダラを主体とした水揚げの底曳網漁(トロール)によるマダラ漁は4月頃まで続く見通しです。たら子・からし明太子の原料である羅臼スケソウ刺し網漁も時化などの影響で水揚げ数量も減少しており、3月末までの漁終盤へと向かっています。
 太平洋東部沿岸で2月上旬より解禁となった毛ガニ漁は、順調に水揚げがあり、例年より2割程度安値で取り引きされているようです。
2009.3.3

PH
09.2.5 撮影
連日の冷え込みで一部結氷した根室港の様子
2009.2.12

カネヒロニュース/2月号
 今が一年で最も厳しい寒さを迎える根室ですが、今年は季節はずれの暖かさが連日続く影響で、湖が結氷せず風蓮湖で例年行われる氷下待ち網漁は休漁が続いています。
 一方、ロシア200海里水域での真鱈漁は順調に水揚げされていますが、世界的な消費不況、輸入原料の増加、円高による輸出の減少などで市場価格は下落が続いています。
 中国製冷凍ギョーザ事件に端を発した、中国製加工食品の販売不振の問題は、北海道産の原材料を使用して道内で加工製造している我々にとっては、安全・安心の道産食品の販売拡大の絶好の機会のように思われます。
 一方、根室の花咲港では、ロシアからの輸入活ウニ・カニを中心とする生鮮魚介類が北方領土周辺の資源減少や密漁対策で大きく減少しています。
 対ロシア四島支援事業が中止になるなど、ロシア海域の水揚げに大きく依存している根室にとって将来展望への見直しを迫られる厳しい情勢です。
2009.2.2

カネヒロニュース/1月号
 元旦の根室は今年の世相を反映するかのように低気圧の影響で強風が吹き荒れました。
 世界的な景気の後退や魚食ブームによる原料高の影響で、我々、水産加工業界においてもまさに正念場と言わざるをえない厳しさが続いております。
 1月5日、根室花咲市場において初せりが行われましたが、ロシア200海里水域で漁獲された真鱈を中心とした約2,000函が上場されたものの、水揚げ量が少なかった事もあり例年にない高値での取り引きとなりました。
 一方、この時期オホーツク東部前浜で行われる底建網こまい漁は、1月6日〜8日にかけ連日400t以上の水揚げがあり、主に乾物(開きこまい)として道内外へと出荷されております。
 又、居酒屋や北海道の家庭での干物の代表格、ほっけの開きの原料となるほっけも刺網漁を中心に順調に水揚げされております。
2009.1.9

2009年 新春
明けましておめでとうございます
本年もカネヒロのホームページへのアクセス、誠にありがとうございます。
皆様には新年を迎えてますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
私どもカネヒロは従業員一同、根室の海でとれる新鮮な素材を安全・安心な食品として皆様の食卓へお届けできるよう、これからも精一杯努めてまいります。

本年もご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2009,1,5

【2008年】

カネヒロニュース/12月号
 秋期漁でにぎわいをみせたサンマ、アキサケ漁は11月下旬で終漁となり、根室の花咲港では、主に鍋やフライの食材として利用されるマダラの水揚げが始まっています。
 今年のサンマ漁は北海道全体の水揚げ量よりも本州の水揚げ量の方が多くなっていますが、これは11月下旬まで本州を中心に連日約3,000tもの水揚げが続いた事が要因となっています。
 アキサケ漁は根室の3港で昨年比の約34%減となっており、品薄感で浜値も例年に比べ、高値に推移しました。4年前後に回帰するアキサケの数量は減少するのが確実とされ、今年の採卵数は昨年の80%程度にとどまっています。回帰数の減少の原因は不明とされていますが、4年ほど前からのオホーツク海の水温上昇が何らかの原因の可能性もあるとされています。他国では、カナダでも回帰数が減少していると報じられていますがアラスカ州では例年並みといわれています。
 冬期漁のメインとなるマダラ漁は主にはえ縄漁、底引き漁、刺し網漁などの漁で漁獲されます。現在、はえ縄漁での水揚げが主で、ロシア200海里水域での操業となっています。1航海5日程度で比較的鮮度の良いものが多いようです。漁模様は低調で高値で推移しており、漁業者はこれからの漁に期待をかけています。

カネヒロニュース「つり情報」
 根釧原野にも初雪が舞い、所々、うっすらと雪化粧した大地が冬の訪れを告げています。道東の各河川では11月末から流れの遅い下流域で既に結氷し始めており、河川での釣りはラストチャンスとなっています。
 根室の風蓮川では、ターゲットのイトウを求め、各有名ポイントには釣り人の姿が絶えません。11月中の釣果はコンスタントにイトウの姿が確認されており、90cm級を筆頭に70cm級から50cm級のイトウが釣りあげられています。また、アメマスやウグイなどの釣果も12月上旬までは期待できます。しかし、これはあくまでも水質の条件が良い場合で、一部の悪質な酪農家による人為的な牛の糞尿の不法河川廃棄が未だに行われている根室では、廃棄時には青く濁った腐敗臭のする河川へと変貌します。ラムサール条約に登録されている風蓮湖周辺の湿原を管理する団体や野鳥の会等がこのような行為に法的手段で摘発することが最も有効とされますが、何らかの情報によりその行為は未然に隠ぺいされ、その実態が特定されにくいのが実態です。
 根室周辺の海岸では、この時期、冬の風物詩となるコマイの本格的なシーズンを迎えます。イソメ等を使用した投げ釣りがメインで釣りあげたコマイは一夜干しや煮付け、三平汁等で食されます。
2008.12.2


カネヒロニュース/11月号
 日々、冬の到来が感じられる頃となり、北海道の内陸では初雪の便りも聞かれています。
 根室前浜の海水温も10月下旬頃から急激に下がり、アキサケの後期群の回遊が始まっています。銀毛できれいな魚体が主体で目廻りも一回り大きいのが特徴で、この魚が水揚げされ始めれば、アキサケ漁も終盤戦を迎えることとなります。10月以降も漁獲は伸びず、浜値は高値で推移しています。イクラ、筋子などの魚卵製品や新巻サケ等の値上げは必須で年末商戦への影響は避けられない見通しです。
 7月下旬から道東沿岸で展開されてきたサンマ棒受け網漁は、10月下旬頃までに一段落し、羅臼沖から知床岬にかけての海峡サンマが根室港で水揚げされています。ミール原料となるジャミサンマが主体で漁獲枠の消化が目的とされています。11年連続サンマ水揚げ日本一が気になる花咲港ですが、10月末現在ではその座を維持しています。11月以降は三陸沖が主漁場となり、道東沿岸でのサンマ漁は終漁します。

カネヒロニュース「つり情報」
 紅葉が落ち、本格的な晩秋の風景となりつつある道東の湿原には、多くのカモ類が飛来し、根室特有の秋景色が広がっています。
 10月まで比較的暖かかったこともあり、やぶ蚊等の大発生のため、なかなか足を踏み入れることができなかった湿原の河川では11月以降、ようやく短い本格的なシーズンを迎えています。大型のイトウが期待できるこの時期、多くの釣り人が各河川の有名ポイントに入釣し、思い思いの釣りで秋の深まりを堪能しています。風蓮川にて76cmのイトウの釣果を皮切りに、数匹の釣果が既に報じられています。いずれもフライフィッシングでの釣果で、下流域が好調のようです。また、今年はウグイの姿が多く見られ、外道としてフライにアタックしてきます。水面が凍り始める11月末までが釣期で多くの釣り人が湿原へと足を運びます。
 海釣りではニシンが好調で朝夕の短い時間に集中して釣ることができます。25cm位の良型が主体となっています。これからの時期、花咲港でオオチカが最盛期を迎えます。30cm近い大型も混じり、例年、多くの釣り人が押し寄せます。真冬でも釣り人の姿は絶えず、冬季の貴重な釣魚となっています。また、コマイも美味しい季節を迎え、一夜干しやルイべなどで食され、北海道特有の食文化が脚光を浴びる季節となります。
2008.11.4

カネヒロニュース/10月号
 10月の声を聞くと季節の移り変わりは速く、北海道の屋根、大雪山系では例年通り初冠雪を記録し、日々、冷え込みが増しています。
 9月以降、比較的安定した水揚げを続けている道東沖のサンマ棒受け網漁は主漁場が花咲港から3〜4時間の前浜に形成され、連日、早朝からの水揚げが行われています。組成の方も大、中型魚が中心で食用メインの流通となっていますが、今後は水揚げ量や価格に応じてミール原料等への転換が行われ、受け入れ体制の状況により水揚げ量も調整されます。今月いっぱいが漁期となるサンマ棒受け網漁に根室の街は、一年で最も活気に満ちた季節となります。
 8月下旬に解禁されたアキサケ定置網漁は沿岸水域の海水温が例年より高く推移しており、まとまった魚群の来遊がない状況で根室管内は、昨年比の約6割程度の水揚げ量となっています。10月には日々、海水温の低下が進み、比較的まとまった来遊がみられます。現時点では銀毛の割合が少なく、小型魚が多いのが今年の特徴ですが、これからの魚群に大きな期待が寄せられています。また、はえ縄による釣り物のアキサケにおいては不漁が続いていましたが、今後は好転すると予想されており、良質の銀毛アキサケが水揚げされます。

カネヒロニュース「つり情報」
 秋の深まりが日々感じられる様になり、前浜ではアキサケ釣りが最盛期を迎えています。根室半島の小河川が流れ出る浜では、早朝から多くの釣人が押し寄せ、その人気ぶりがうかがえます。ルアー釣りでの早朝と夕方の短い時間帯が高確率で1〜2匹程度の釣果ですが、その少ないチャンスを生かして釣りあげた充実感は何事にも代えがたい程です。40g程度の大型スプーンにタコベイトを装着し、餌としてサンマのぶつ切りを使用するのが主流となっています。10月下旬までが釣期で遊漁船による沖釣りも北海道各地で行われています。
 根釧原野を流れる河川では秋のイトウ釣りシーズンを迎えており、湿原には多くのカモが飛来し、秋の湿原らしい光景へと移り変わっています。産卵期の春のイトウ釣りと異なり、秋では中、下流域がメインのポイントとなり、大場所での釣果が期待できます。この時期、一日中かけて粘り続ける釣り人が多く、時間を問わず釣れるのが特徴です。
 根室管内では、風蓮川、別寒辺牛川が主流ポイント河川として有名で、その生息数も幾分、回復傾向にある様で50cm程度のサイズのイトウであれば、出会える機会も珍しくありません。しかし、今年はヒグマの目撃数や直接の事故が多く、深追いは危険な状況と言えるでしょう。
2008.10.1

カネヒロニュース/9月号
 初秋の風が吹き、秋の味覚とされるサンマやアキサケの水揚げが最盛期を迎えています。
 8月中旬から全船が交代制で操業しているサンマ棒受け網漁は、生産者団体である全さんま(全国さんま棒受網漁業協同組合)が漁獲制限を実施して、一方的に水揚げ量を削減して取引価格を安定させて価格の暴落を防いでいる一方、加工業者は原魚を確保するため想定外の高値での買い付けが続いています。毎年、この時期、サンマは道東沖に策餌回遊しています、以前は副業的な漁として行われていましたが、サンマの資源量の調査が開始され、その概略が数字化されるまでになった今日、調査船による漁期前の漁予想なども含め、情報が先走りし、それを取り巻く関係者が過敏になりそれに加え、人為的な策略がよりいっそう複雑な状況を作り出しています。9月からは漁獲制限が少し緩和される見通しですが、本来のサンマ漁には程遠い全さんまの暴挙と言っても過言ではありません。
 8月下旬から陸網のみで操業が解禁されているアキサケ定置網漁は8月30日に沖網での操業が解禁となり、9月からは本格的な水揚げが開始されます。国内販路のみでの価格の低迷を防ぐため、輸出向けによる原魚確保が行われて以来、安定した水揚げ金額を維持しています。漁期前半は、肉質も良く、鮮フィレー等での取り扱いがメインとなります。筋子も生鮮の状態で店頭に並べられ、季節感のある販売が行われています。水温が下がり始める、9月中旬からはイクラ、筋子等の魚卵製品の生産が本格化します。アキサケを原料とした色々な製品が開発されている中、最も付加価値を付ける可能性がある魚として注目されています。11月末までが漁期で今後の漁に期待が寄せられています。

カネヒロニュース「つり情報」
 例年、カラフトマスの来遊で賑わう季節になりましたが、今年は極端に来遊数が少なく、空振りに終わる釣り人が多いようです。知床半島の付け根を流れる幌別川河口では釣り人のゴミにより、ヒグマの出没が頻繁になり、立ち入りが禁止されるエリアも出てきています。根室でも小河川での河口が主な釣り場となり、1か所に多くの釣り人が集まるため、トラブルも絶えないようです。人気の釣りだけにそのマナーも問われる所です。9月下旬になれば、アキサケの来遊も始まり、北海道でしか味わえない釣りの醍醐味がより一層の加熱ぶりに火をつけます。
 他の魚種では、水温が下がり始めるこの時期、クロガシラカレイの岸よりが始まります。水温が上がる夏季は沖に分布していますが、秋には大型のクロガシラカレイが深みのある漁港に集まり、格好のターゲットとなります。主に投げ釣りがメインとなり、カジカやコマイ等の外道も姿を見せます。水温が下がりきる冬季には、再び沖へ移動します。また、9月から10月にかけては大型のニシンを岸壁で釣る事ができます。前浜のニシンは種苗放流における資源で毎年、地道な放流活動が続けられています。塩焼き、煮付けに加え、刺身が格別の味とされています。朝、夕の回遊で効率の良いサビキ釣りが主流となっており、電灯を使用した夜釣りなども行われています。10月中旬までが釣期で短い秋を堪能できる釣りのひとつと言えるでしょう。
2008.9.1

カネヒロニュース/8月号
 まだ、肌寒い5月から行われてきたロシア200海里内サケ、マス流し網漁は、8月の1週目の水揚げで最終となり、本年度の漁は大きな事故もなく、終漁を迎えます。燃料高騰が魚価に直接反映されない結果となりましたが、今後のサケ、マス漁の存続においては、大きな意味のある年になることでしょう。
 7月下旬からは10t未満船によるサンマ棒受け網漁が解禁されており、ロシア200海里内での操業が行われています。漁場が比較的遠いものの、漁模様が良く、大型魚中心の水揚げで8月上旬、消費地の販売取組みが本格化していない事もあり、花咲港に集中水揚げされるサンマは供給過剰気味となっています。30℃を超える本州各地の気候の中、秋の味覚とされるサンマを焼いて食べるといった感覚は少なく、産地と消費地との間に感覚のズレがある事は否定できません。
 8月5日からは19t船団の参入により、道東各港でのサンマの水揚げが本格化します。また、8月19日からは大型船によるサンマ漁が解禁され、道東の水揚げ量や相場により、三陸各地の水揚げも開始され、初秋を感じられる季節を迎えます。道東では魚群が南下する10月下旬まで漁が行われ、ほぼ、毎日のように水揚げが続き、産地からの鮮サンマの出荷も続きます。

カネヒロニュース「つり情報」
 北海道にも本格的な夏が訪れ、海の色も灰色から濃紺色へと変わり、道東各地でカラフトマスの来遊が始まっています。今年の来遊時期は例年より1週間ほど早いとされており、7月の下旬には既に各地での釣果が報じられています。しかし、来遊数は少なく、2年に1度の貧漁の年とされています。しかし、この釣りのファンは多く、早朝、夕方には規制のない小河川の河口付近において多くの釣り人で賑わいを見せています。8月下旬には秋サケの来遊も始まり、より一層の賑わいとなります。
 また、道東の各港での投げ釣りでは北海道でおなじみのクロガシラカレイやスナガレイなどが釣れています。しかし、この時期のカレイは身のしまりが悪く、味も水っぽいのが特徴です。遊漁船による釣りも標津などで盛んに行われており、漁師の良い副業となっています。
 各河川での釣りでは上流域でのヤマメ、ニジマス、オショロコマが最盛期を迎えており、1年で最もコンディションの良い魚体が釣り人の目を楽しませています。食しても美味で特に天ぷら等は最もポピュラーな料理法です。川魚は特に鮮度が命で釣りたての魚を河原で食すといったスタイルが最も贅沢な料理法と言えるでしょう。道東各地の河川の上流域は水質も良く、残された数少ないトラウトの聖域とされ、本州からの遠征組も少なくありません。8月いっぱいが釣期でその後は、多くの魚が産卵への準備に取り掛かります。
2008.8.1

カネヒロニュース/7月号
 原油価格の高騰による燃料費の値上げで各産地の漁業に大きな影響を与えている中、根室のサケ、マス流し網漁でも魚価に反映されない厳しい操業が続いています。
 7月、漁の終盤を迎えるロシア200カイリ内のサケ、マス流し網漁は依然としてトキシラズの水揚げが好調で魚の質が落ちてきている事もあり、低価格で推移しています。主にトキシラズを水揚げしている19t船は限られた操業期間中、操業海域を3A区へと移行し、ベニザケを狙っての漁が7月末まで行われます。大型船は、2航海目の1区での操業で定められた漁獲枠内での水揚げが7月中旬以降ピークを迎えます。
 7月8日からは道東沖でのサンマ刺し網漁が解禁となります。年々、過激な販売となるこの時期、漁業者にとっては期待の半面、今年は燃料費等の関係で早い段階での切り揚げが予想されているため、その価格形成に注目が集まります。
 また、根室名産の花咲ガニ漁も7月10日に解禁となります。多くの海産物が水揚げされ、産地根室に本格的な夏が訪れます。

カネヒロニュース「つり情報」
 7月1日、道東各地の河川ではヤマメ釣りが解禁となり、北海道の渓流釣りが最盛期を迎えています。年々、その生息環境が悪化する中、各漁協による稚魚放流でその生息数を補っています。比較的自然繁殖が行われている標津川、忠類川等においては絶大な人気河川として取り上げられ多くの釣り人で賑わいます。
 道東の河川において対象魚はヤマメだけでなく、オショロコマも多く、その釣りを盛り上げます。その圧倒的な生息数を誇る、知床の各河川では地元においては雑魚扱いされる魚ですが、学術上、大変貴重な魚でその生息は限られた地域のみとなっています。
 本州の河川とは異質で特に神経を使わなくても、比較的簡単に釣ることができ、そのあたりにおいては北海道の自然の懐の深さが伺えます。8月中旬までが釣期で、釣り上げたヤマメを河原で頂く天ぷらの味は至福の時とされています。
 また、根室の太平洋沿岸では、アブラコやマカジカ等の磯釣りも最盛期を迎えており、歴史ある多くの大会が開催されています。この釣りの魅力はダイナミックさで超大物を狙える釣り場として根室半島は道内から多くの釣り人を呼び寄せます。
2008.7.1

カネヒロニュース/6月号
 日本200海里内サケ、マス流し網漁の解禁から早、1か月半が過ぎ、根室ではトキシラズの本格的な水揚げで浜は活気に満ちています。漁模様は良好で、1航海を4〜5日程度の短期間で水揚げを続けています。そのため鮮度の良い物が多く、価格も前年を大きく下回っているため、大手の売り先がある買受人達は積極的な取り扱いとなっています。6月中旬にはトキシラズの質が落ちてゆき、また、水温が上昇するに従い、カラフトマスの水揚げが本格化します。
 ロシア200海里内での操業を行っている19t船の水揚げも始まっており、各船、2航海目の水揚げです。2区と称される南千島での操業でトキシラズをメインとした水揚げを行っており、満船の状態での帰港となっています。ベニザケの水揚げも僅かながらあり、新物の本チャン沖ベニは、関係者の注目を集めています。今後はベニザケの主漁場となる水域での操業が行われ、本格的な水揚げが始まります。
 5月の中旬に出漁した大型船は1区と称されるカムチャッカ水域での操業で価格の高いベニザケを主に漁獲しています。年々、操業条件が厳しくなる中、存続をかけた操業が展開されています。6月中旬には良質なベニザケが道東に水揚げされる予定で7月下旬までの漁期に大きな期待が寄せられています。

カネヒロニュース「つり情報」
 早春に放流されたサケ、マス稚魚は河口域までたどり着き、大海原へ旅立つ時期が訪れると同時に、それを追って多くのアメマスも海へと下り、サーフでのウミアメ釣りが最盛期を迎えます。道東の太平洋沿岸では6月から7月にかけて多くのアメマスが沿岸を回遊し、チカやカタクチイワシなどの小魚を捕食して河川では見る事のできない好コンディションのアメマスを釣る事ができます。ターゲットは60cmを超えるモンスター級でダイナミックな釣りが人気を呼んでいます。10〜11ftのロングロットに28g〜35g程度のジグミノーを使用し、高速リーリングでアメマスを誘います。ブルーやピンクといったカラーが効果的で早朝が圧倒的に高確率な展開となります。小河川や湖沼の淡水が流れ込む場所が好ポイントでそういったポイントの開拓もこの釣りの魅力のひとつとされています。しかし、太平洋沿岸は比較的波が高く、危険にさらされる場所も少なくありません。特にウェーダーは必至アイテムですが危険なウェーディングは避けるべきです。
 稀にサクラマスといったうれしい外道が釣れる確率もあり、未知なる可能性を秘めた新たなスタイルの釣りが道東各地で展開されています。
2008.6.2

PH
PH
08.5.23 撮影
日本列島最後の花見。
根室市 清隆寺の千島桜が満開です。
2008.5.26

カネヒロニュース/5月号
 海明けの漁として解禁された日本200海里内サケ、マス流し網漁は5月に入り、本格化しています。4月中の水揚げは、全船が出漁していなかったものの、漁模様は比較的良く、4月下旬の初水揚げでは数量がまとまり、昨年を下回る価格で取引きされています。魚体は昨年よりは大き目で、小型魚が約6割を占める組成となっています。脂ののりは良好で、旬の味として街の鮮魚小売店では、地方発送が絶えないようです。その反面、1隻のサケ、マス漁船が転覆する事故が起きており、さい先の悪い幕開けとなっています。5月からは残りの全船が出漁し、前浜での水揚げは6月下旬まで続きますが、漁業者側では近年にない浜値安となるのではと、不安に包まれた操業となっています。
 5月中にはロシア200海里内での操業が始まる予定で、本年度のサケ、マス市場があらわになる北洋サケ、マス流し網漁が解禁となり、根室、花咲港を中心とし、厚岸、釧路港の道東3港では、水産加工業者の熱い商戦が始まります。

カネヒロニュース「つり情報」
 北海道でもフェーン現象で30℃を上回る気温を記録しましたが、根室では桜の開花にはまだ時間がかかりそうです。それでも北国の春本番といった気候を感じられるようになりました。
 湿原の河川には、これからシベリアでの繁殖期を控えた各種のカモやハクチョウの姿が多く見られ、新緑に覆われた牧草地では6月の出産期を控えたエゾシカの群れが道東の景色に溶け込んでいます。
 今春のイトウ釣りでの釣果は近年にない好調が続いており、風蓮川ではメーターオーバーを筆頭に確認されているだけで10数匹の釣果が報じられています。上流域から下流域までの広範囲での釣果で、60〜70cmのイトウが中心のようです。プラグを使用したルアー釣りがメインですが、下流域では大型のフライを使用しての釣果も多いようです。
 好調の要因として多くの釣り人から聞かれる声は、水質が数年前から良くなってきているという事です。酪農で排出される牛の糞尿の河川への垂れ流しが激減している事が一番の原因と考えられます。また、最下流域でのウライの投入期間が短くなり、河川と海への行き来が比較的自由になった点も挙げられます。河川改修の手が伸びず、この様な河川が今後も存在するような地域はそう多くはないでしょう。
 これからの時期、道東の各河川では、サクラマスの遡上が本格化します。また、放流されたサケ、マス稚魚のほとんどが下流域に集結し、それを追ってアメマスも海へと下り、海岸でのアメマス釣りがシーズンを迎えます。年々、新たなポイントが開拓されている釣りで、道東では注目度No.1の釣りとなっています。
2008.5.7

PH
08.4.14 8:40AM 撮影
北の風で知床から流氷がまた流れて来ました。
4月の今頃としては最近では珍しい光景です。
2008.4.14

カネヒロニュース/4月号
 道東沿岸を覆っていた流氷もすっかり姿を消し、本格的な海明けの漁となる10t未満船の日本200海里内サケ・マス流し網漁の解禁が間近に迫っています。正式日程は未定とされていますが、4月中旬以降の出漁予定になるとみられています。この漁の大半の船団を占め、主産地となる根室市は、年々、衰退の一歩をたどっている漁に今年こそはと期待を込め、出漁準備に追われています。すっかり高級魚となった以西船ブランドのトキシラズ。その癖のない日本人好みのさっぱりとした脂は北の荒海が育んだ春季の味覚にふさわしく、毛ガニ同様、代表的な旬の味とされています。大都市の高級鮮魚店や百貨店等では、1切、1,000円以上の価格が付けられ、水揚げ港各地でのブランド化も進んでいます。昨年の水揚げは、早春、小型魚が中心の水揚げだった事もあり、その魚体組成や価格形成等が注目されています。
 根室の前浜では流氷の移動と共に沿岸漁業の代表とされるカレイ刺し網漁が始まります。年々、その資源量は減少しており、その種苗生産の活動に漁協は力を注いでいます。クロガシラカレイ、タカノハガレイ、クロソイ、ニシン、ウニ等、北の海ではおなじみの魚種が主に生産され、稚魚放流されています。この放流にも幾つか課題が残されており、中間育成の期間、放流時期、サイズなどが検討されています。
 4月以降、色々な魚種が水揚げされ、根室の前浜は長い冬の沈黙から賑わいを取り戻します。

カネヒロニュース「つり情報」
 早春の暖かな風が大地を覆っていた雪を溶かし、北の大地、北海道は着々と春の気配が感じられる様になりました。
 道東の各河川は、完全に氷が落ちて春のアメマス釣りがシーズンインしています。この時期、1年で最も賑わいを見せ、十勝川・阿寒川・釧路川・別寒辺牛川・別当賀川・風蓮川・床丹川・当幌川・西別川・標津川・斜里川等、1シーズンでは到底、回りきれないフィールドが数多く点在しています。
 その中でも、昨年同様、別寒辺牛川での釣果が型・数共に郡を抜いており、その生息環境の良さが伺えます。50cm程の大型魚を中心に数十匹単位の釣果が期待できます。ルアーに関しては、特にこだわる必要性がない様です。
 アメマス同様、イトウもベストシーズンを迎えており、風蓮川・別寒辺牛川で釣果が期待できます。春は大型魚がほとんど上流域へ産卵のため遡上しています。中・下流域では産卵に加わらない若い個体が中心に集まります。既に3月下旬、数匹のイトウの釣果が報じられており、今年は比較的、早い展開となりそうです。その典型として、3月下旬にサクラマスも標津川・別当賀川にて釣り上げられており、その遡上も半月程早まっている様です。
 4月中旬頃には、サケ・マス稚魚の放流がピークを迎え、それを追うアメマスが最も活発化する季節となり、本格的な新緑の春が北国に訪れます。
2008.4.3

PH
08.3.12 1:00PM 撮影
湾外(外海)遠くにうっすら羅臼岳が望まれます。
PH
08.3.12 8:40AM 撮影
湾内は結氷、湾外は流氷に覆われた根室港。対岸に知床半島の山々がうっすらと見えます。
2008.3.12

カネヒロニュース/3月号
 本州では、春を先取りした果実や山菜などが出回る中、2月29日に日本最東端の根室・納沙布岬にはシベリアからの流氷が2年ぶりに接岸し、北海道の冬景色が大海原を覆っています。
 昨年末から操業が続けられてきたロシア200海里内でのマダラ底はえ縄漁の全船は、2月末に切り揚げています。期間を通して漁は不振で品薄感が強まり、比較的高値で推移した結果となりました。各船は、2ヶ月後の5月に解禁が予定されている、サケ・マス漁が始まるまでは休漁となりその準備期間となります。
 たら子・からし明太子の原料を供給する、羅臼のスケソウ刺し網漁も時化や流氷の合間をぬっての操業となり、まとまった水揚げがありません。3月末までの漁期ですが、これからの時期は卵巣の成熟が進み、質が落ちてきます。
 道東で取り扱われる3月の水産物は、年間を通して魚種・数量ともに最も少ない時期で、1年の海明けの漁とされる4月解禁予定の日本200海里内サケ・マス流し網漁まで、根室は活気のない静かな季節となります。

カネヒロニュース「つり情報」
 根室の3月は日中、プラスの気温の日が多くなり、各地で賑わいを見せていた氷上のワカサギ釣りも危険が高まります。3月上旬までが最後のチャンスとなり、ワカサギの味覚を堪能できる日もあと数日となります。
 野山にフキノトウが姿を見せ始める3月下旬からは、道東の各河川での支流域で早春のイワナ、ヤマメ釣りがシーズンを迎えます。釣り場には多くの残雪があり、スノーシューなどを利用することをお勧めします。ちょっとした深みがポイントとなり、1つのポイントに数十匹が溜まっているのがこの時期の特徴で、冬期間、飢えていた魚は目の前のイクラ等の餌に飛びつきます。ちょうちん釣りという2m前後の短い渓流竿に竿の3分の2ほどの長さの仕掛けを使用した釣り方が手返しが良く、数釣りに適しています。道東ではヤマメは資源保護のため5月から7月まで禁漁とされており、シーズンとしては4月末までとなります。
 湿原を流れる道東の河川の本流では、氷が落ちる3月下旬にかけて、イトウ、アメマスをターゲットとしたルアー・フライによる釣りがシーズンインします。今シーズンは、どのようなドラマが待っているのか、釣り人は多くの夢を描き、育みながら湿原へと足を運びます。
2008.3.3

PH
08.2.6 撮影
沖まで氷に覆われた根室港、この氷は流氷ではなく厳しい寒さで、この沿岸で凍ったものです。水平線には、知床半島羅臼の山々がうっすら望まれます。
2008.2.6

カネヒロニュース/2月号
 1年で最も厳しい寒さを迎える北海道。根室でも1月下旬にまとまった積雪を記録し、本格的な冬景色を感じられるようになりました。
 根室の前浜では、厳寒の海で昔ながらの伝統漁法が展開されています。コマイ、チカ、ワカサギ等の魚種を対象とした汽水域で氷の下に網をはる氷下待ち網漁、小舟から身を乗り出し、箱眼鏡を覗きながら海底に潜むウニをすくい取るタモウニ漁、小道具を使用し、海岸の岩に張り付いた海藻を採取するフノリ漁など自然の恵みを知恵と工夫を凝らした漁法で採取する漁は前浜漁師にとって冬季間の貴重な収入源となっています。
 その反面、最新鋭の機器を搭載し、ロシア200海里内でマダラを対象として操業を行っている中、大型船はアラスカ産等の輸入原魚の増加にともない、金額的に厳しい操業を強いられています。ロシア側のオブザーバーの乗船による改善整備(シャワー等)、が整っていない小型船は出漁できない状況となっており、資源大国の強気の姿勢がここでも大きな波紋を呼んでいます。根室の漁業はロシア200海里内での操業に大きく依存しており、今後、獲る側、獲らす側の考えのギャップがますます大きくなるのは避けられないでしょう。水産関連だけでなく、都市として色々な問題を抱えている根室にとってはその流れに逆らう事ができず、より一層、厳しい情勢が後押し、暗中模索しています。
 この時期、(株)カネヒロは数少ない前浜、北海道産たらこ、からし明太子の生産がピークを迎えます。年々、アメリカ産やロシア産の原卵を使用した製品がそのシェアを占める中、素材本来の味を最大限に引き出した風味豊かな一品が魅力の(株)カネヒロのつりたらこ、からし明太子を是非、ご賞味下さい。

カネヒロニュース「つり情報」
 1月下旬からの連日の冷え込みにより、湖面を覆っている氷の厚さも30cm程度となり、各地で氷上のワカサギ釣りが最盛期を迎えています。年々、環境の悪化によって自然繁殖のみの水域では、その生息数を減らしています。しかし、内水面漁業権が設定されている水域では、資源管理に力が注がれており、安定した釣果が期待できます。冬のレジャーとして人気のワカサギ釣りですが、その釣法をヒントに氷上のニジマスやアメマスなどのトラウト類を専門に狙う釣り人が年々、増加しています。通常、使用するルアーロッドにフックとシンカーのみのシンプルな仕掛けに餌はブドウムシ、ミミズなどが効果的とされています。あとは、竿先に取り付けた鈴が鳴るのを根気よく待つだけです。この釣りのポイントは、その日の遊泳層をいち早く見つける事が重要で、1尾を釣るまでは小まめな手返しが必要となります。この釣りで50cmを超える大型魚も記録されています。釣りあげたニジマス等は自然の冷蔵庫で瞬時に凍り、ルイべでも食されます。ニジマス等が生息する湖沼やダムであれば、どこでもその可能性があり近郊に存在する水域で挑戦する価値はありそうです。
 氷が落ちるまでの約2か月間、春の息吹が芽生えるまでは水面を見ない釣りが未知なる可能性を広げます。
2008.2.4

PH
つい2、3日前に-34℃以下の最低気温を記録した旭川などの寒い地方に比べるとまだましな根室ですが、連日の氷点下の厳しい寒さで根室港は結氷し、春まで冬眠状態が続きます。
(今年の根室の最低気温は、今のところ 1月19日の-11.2℃です。)
2008.1.21

カネヒロニュース/1月号
 根室の納沙布岬からは初日の出を拝む事ができ、穏やかな年明けを迎えています。
 昨年、12月28日の最終セリから1週間、1月5日には根室・花咲市場で今年の初セリが行われ、ロシア200海里内で漁獲されたマダラやスケソウタラなど約9,000函が水揚げされています。水揚げ量が多かった事もあり、昨年の初セリ価格より2割程安値で取引きされていますが、最終セリの勢いはそのままで依然、高値傾向で推移しています。
 年末、小型魚で苦しんだ底建網コマイ漁は年明けも続けられ、冬季間、根室の沿岸漁業者の貴重な収入源となっています。昨年の1月はオオマイと称される大型魚の大漁でにぎわいましたが、今後の漁模様が注目されます。
 根室管内サケ・マス増殖事業協会が管理している根室市内の別当賀、落石の各ふ化場で昨年、採卵された秋サケの受精卵が次々とふ化し、稚魚が誕生しています。4月上旬から5月中旬にかけて各河川に放流され、約4年後、根室沿岸に回帰します。また、海中飼育等の試みも実施される予定でより効率の良い成長に期待が寄せられています。

カネヒロニュース「つり情報」
 地球温暖化の影響は、世界各国のへき地から顕著に現れると言われていますが、日本最東端の道東地区でも例年と異なった現象が見受けられます。
 この時期、厚い氷で覆われ氷上のワカサギ釣りでにぎわう各地の内水面ですが、何ヶ所かで年が明けても結氷していない所があります。大場所では、国道44号線に面した厚岸の別寒辺牛、チライベツ川から厚岸湾に通じる水域がそうです。また、越冬のためシベリアから本州に渡るカモやハクチョウの姿も依然、多く見られ、関係者を驚かしています。最盛期を迎えているエゾシカ猟も積雪が極端に少なく、4輪駆動車で比較的簡単に入林できるため、人目に付かない大きな沢に身を潜めたまま、日没までその姿を現す事が稀になっています。
 その様な状況の中で、北海道ではオフシーズンとされてきた冬季の河川での釣りですが、結氷していない釧路川や十勝川などの大河川で大型のアメマスを狙う釣り人が増加しています。釣り雑誌等で紹介されたのが火付けとなり、60cm以上の大型魚をターゲットにしたダイナミックな釣りが紹介されています。ルアー、フライ等を使用した釣りで、何より寒さに耐える集中力が必要とされます。この様な釣りでは1匹の釣果に大きな価値があり、シーズン中にない満足感を味わう事ができます。
 1月の海釣りでは正月休みを利用した道東沖、太平洋での遊魚船がその数を増やしており、ソウハチ、スケソウタラ、カジカ等の五目釣りを楽しむ事ができます。海岸では冬の北の海の主役とされるチカやコマイの釣果が報じられています。
2008.1.8

【2007年】

カネヒロニュース/12月号
 北海道に本格的な冬の到来を告げる降雪が各地で報じられ、根室では積雪はないものの、厳しい寒波が吹き荒れています。
 その様な中、11月26日まで操業が続けられたサンマ棒受網漁はオホーツク海の海峡サンマの水揚げを最後に本年度の終漁となっています。三陸沖での操業は11月末までとなっており、鮮サンマの流通はこれを機に各店頭から姿を消します。また、アキサケの定置網漁も11月末をもって終漁しており、根室の3漁協は昨年を上回る水揚げを記録しています。漁業者にとっては明るい話題が多い秋期漁という結果となりましたが、それを扱う各水産加工業者は原魚高で厳しい取り組みを余儀なくされた年となりました。
 激寒の中、操業を行っている冬季のマダラ延縄漁は大型船の参入により本格化しています。各消費地で鍋素材等の需要が好調なようで各消費地の市場では引き合いが強く、高値が続いています。タチと称される白子は、今や高級食材となり、各飲食店では工夫を凝らした料理方法が生み出されています。
 年末の贈答用として取り扱われる水産加工食品が数多く出回るこの時期、各店頭では普段、まれにしか見ることのない逸品が販売されています。北海道の多くの食材も人気が高く、安心・安全な道産原料を使用した加工品は1ランク上の取り扱いとなっています。表示問題等、色々な問題が報じられている中、道産食材の地位は新たな脚光を浴びています。

カネヒロニュース「つり情報」
 11月下旬から道東の各河川は下流域から凍り始めており、12月の1週目までが今シーズン最後のチャンスとなりそうです。西別川だけは例外で魚の反応さえあれば年中、釣りが可能な河川として有名です。この時期、湿原を流れる河川の上流域の支流では産卵を終えたアキサケの卵を狙って多くのアメマスが集結します。イクラを餌にした釣りで、面白い様に釣る事が可能です。一度、ポイントを見つけてしまえば、毎年、例外なく同じ場所に溜まります。冬季は氷上のアメマス、ニジマス等の釣りが北海道の各湖沼で可能となり、年々、その釣り人口は増加している様です。
 海岸では、コマイ・チカ・アブラコ等、冬の北の海の代表的な魚が釣れ、通年、釣りを楽しむ事ができます。コマイは一夜干しや煮付け等にチカはフライ等の食材として人気があります。
 道東の冬山ではエゾシカ猟が最盛期を迎えています。今や北海道では農作物の害獣となるほどその生息数は増加し、根室でも牧草などの被害が跡を絶ちません。北海道は捕獲数の緩和や猟期の延長などハンターの有効利用と共に道の援助金を出して捕獲したエゾシカを買い取り、食肉として流通させる施設を各地域に設け、また、養鹿施設の設置を各地進めており、罠で捕獲したエゾシカを一時管理して、安定供給させる等の取り組みがなされています。また、それに伴い、エゾシカを資源と見なした大学4年制の専門学科が開講されるまでとなっており、先の見えない様々な試みが行われています。
2007.12.3


カネヒロニュース/11月号
 木々の葉は完全に紅葉となり、落ち葉が日々増して北海道は冬の到来を感じさせる季節を迎えています。
 今年は例年になく道東沖にサンマが長く居座り、11月現在厚岸沖から釧路沖の漁場で漁が行われています。10月上旬にいったんは小型魚中心の組成になったものの、新たな魚群が次々と入れ替わり中型魚中心の漁獲が続いています。例年だと三陸産の鮮サンマが主体なので、北海道産の鮮サンマがこの時期、首都圏に出回るのは稀な事です。
 11月10日までには全ての船がサンマ漁を切り揚げ、冬のマダラ漁が解禁されます。
 北海道の秋期漁を代表するアキサケ定置網漁も漁模様は一段落し、後期群の銀毛で比較的大型魚が中心の水揚げと変わります。この魚が来遊するとアキサケ漁はほぼ終漁期を迎える事となり、魚卵の生産もピークを過ぎます。11月下旬まで漁は続けられますが、今年は比較的安定した水揚げ量と浜高により、漁業者にとっては良い年となっており、秋期漁の締めくくりは幾分、早まる事と予想されています。

カネヒロニュース「つり情報」
 北海道の野生動物は冬の到来に備えて活発に活動しており、自然界の食物連鎖を目の当たりにする機会が多くなる季節を迎えています。
 サケ、マス科魚類の生息を育んでいる道東の湿原を流れる河川では、今シーズン最後のイトウ釣りの時期となり、休日には多くの釣り人が湿原へと足を運びます。今年、好釣果が報じられている風蓮川や別寒辺牛川では80センチ〜40センチまでのイトウがコンスタントに釣り上げられています。下流域がメインのポイントとなっており、ルアー、フライともに釣果が期待できます。また、今年はニジマスの釣果も好調で例年より暖かな年となった事が影響しているようです。
 釣果が好調な反面、ヒグマの出没も頻繁で、足跡や糞などの痕跡が多くの釣り人達により発見されています。根室では別当賀の山林を中心に活発に活動しており、警戒が呼びかけられています。
 北海道では例年より1週間早く、エゾシカ猟が解禁されており、山林では銃声が響いています。10月25日の解禁にあわせて本州の多くのハンターが訪れ、遠方では九州方面からのハンター達が地元のガイドを利用しての猟を行っており、多くのエゾシカを捕獲しています。10年前は阿寒など一部の地域のみでしか解禁されていなかったエゾシカ猟ですが、現在、個体数の増加で道東ほぼ全域が可猟区となっています。11月下旬には完全に木々の葉が落ち、冬山での本格的なシーズンを迎えます。
2007.11.2

カネヒロニュース/10月号
 北海道の屋根、大雪山では初冠雪が観測されるなど季節は刻々と移り変わり昼夜の気温の差が大きくなり、本格的な秋を迎えています。
 道東沖のサンマ棒受け網漁は南下のサンマを追う形となり、襟裳沖から霧多布沖を中心とした漁場で操業しています。組成については例年と比較して、小型魚が中心となる時期が早く、旬の時期とは思えない展開となっています。10月末まで続けられる漁は小型魚中心の水揚げが予想され、10年連続サンマ水揚げ日本一が懸かる根室・花咲港は事実上、終盤戦に突入していると言って良いでしょう。
 9月から解禁されている秋鮭定置網漁は道東全域で不振が続いており、関係者を悩ませています。そのため、浜値は無理をしての高値傾向で、三陸や地方への送りのための原魚確保が浜値高に拍車をかけています。今年の秋鮭は魚体が小さく、銀毛の割合も3割程度に留まっており、良質の物が多くありません。今後は水温の低下に伴い、中・後期群が来遊し、11月上旬頃まで来遊が続きます。年末の贈答用として利用されるイクラや筋子の生産が各社で本格化しており、北海道は実りの秋・旬の味に満ち溢れています。

カネヒロニュース「つり情報」
 道東の各河川ではカラフトマスの遡上がピークを迎えており、知床半島ではカラフトマスのひしめく姿が見られます。この遡上は海と山の生態系を図るバロメーターとされており、北海道の豊かな自然が育む光景と言えるでしょう。
 海岸では秋鮭釣りが最盛期を迎えており、秋の到来が多くの釣り人で賑わっています。遊魚船による沖釣りや河川におけるライセンス制での釣りなど漁業以外での地元に及ぼす経済効果は、年々増加しており資源の有効利用に力が注がれています。釣期は10月中旬から下旬頃までで北海道のダイナミックな釣りが堪能できます。
 河川では秋のイトウ釣りが本格化しています。水温が下がり始めるこの時期、豪快な捕食行動が見られ、入釣のタイミングが良ければかなりの確率でイトウを釣り上げる事が出来るでしょう。イトウで有名な道内の各水域では、釣り人の姿が絶えず、北海道の秋を満喫できる最高の時期を迎えています。
2007.10.1

カネヒロニュース/9月号
 8月の根室は例年にない猛暑となり、いつもの年ならば秋風を感じる8月下旬でも依然として暖かい気候が続いています。
 8月中旬以降、サンマ棒受け網漁は大型船の参入により本格化しています。しかし、漁獲規制等の水揚げ制限により浜値は安定せず、浜値高の消費地安が続いています。9月以降は漁獲量が無制限となり、安定した水揚げが期待できます。魚体、脂の乗り共に最も良い時期を迎え、サンマの街、根室はサンマ祭り等のイベントで賑わいます。
 根室管内のアキサケ定置網漁も解禁を迎え、各港では銀鱗に輝くアキサケが水揚げされています。アキサケもサンマと同様、付加価値をつけるためのブランド化が各地で進んでいます。
 また、輸出向けによる原魚確保により、2、3年前から高値傾向で取引きされ、10年前のアキサケのイメージとは異なり、資源の有効利用を意識した取り扱いとなっています。
 北海道の秋は旬の食材で満ちあふれ、各消費地では北海道をとりあげた物産展競争が行われています。

カネヒロニュース「つり情報」
 大地を覆っていた植物が色合いを変えるこの時期、多くのカモが北海道に飛来し、秋の湿原での釣りがシーズンを迎えます。
 秋、サケ科魚類は産卵の時期を控え、シロザケ、カラフトマス、サクラマスと同様にアメマスも大群で上流域へと遡上します。魚群が見えていても釣れないのがこの時期の特徴で春が産卵期のニジマスやイトウをターゲットとした釣りが主となります。中流から下流域がポイントとなり、大場所狙いが高い確率で釣果に結び付きます。イトウが生息している北海道の各河川では、河川が凍り付く時期まで多くのアングラーが湿原へと足を運びます。
 アキサケの来遊が本格化する9月、道内各地でアキサケ釣りが始まります。近年、遊魚船による沖での船釣りが人気を集めています。1人、1万円と高額な遊漁金額ですが、銀毛のアキサケがターゲットで好釣果が期待できる事が人気のひけつとなっています。ライセンス制による河川での釣りも例年同様に続けられ、アキサケの有効的な経済効果が期待されています。10月中旬頃までが釣期で本州からも多くの釣人がサケを求めて北海道へ訪れます。
2007.9.4

カネヒロニュース/8月号
 7月以降、北海道周辺海域ではカタクチイワシ、マグロ、シイラ等暖水系魚類の姿が頻繁に確認され、ロシア沿岸では南方系のホオジロザメが捕獲されるなど海水温上昇による珍事が報じられています。
 5月中旬に解禁され、ロシア200海里内で操業を行ってきたサケ、マス流し網漁は各船、最後の航海を終えて続々と道東各港に帰港しており、8月2日の水揚げをもって本年度のサケ、マス漁は幕を閉じます。今漁期は大型船が拿捕される事件があり、今後、取り巻く環境はより一層厳しさを増すことになりそうです。
 根室市の各水産関係者は8月から本格化するサンマ棒受け網漁を取り巻く水産庁をはじめとした各提案に対しての会議が頻繁に行われています。国の漁獲管理理論と産地の関係者との概念には根本的な差異があり、地元経済に与える影響を懸念した産地側はその対応に苦慮しています。
 7月28日からは10t未満船によるロシア200海里内でのサンマ棒受け網漁が解禁され、火付け役となります。しかし、北上サンマは日毎に漁場が大きく変化するため隻数がまとまる19t船団の出漁までは不安定な水揚げが続きます。根室一大祭りの金比羅神社大例祭を終えた8月中旬以降、本格的な水揚げが始まります。
 前浜の小定置ではカラフトマスの漁模様が好調で、今年はカラフトマスの当たり年となっています。例年、8月下旬頃にはアキサケの水揚げも始まり、根室は1年で最もにぎやかな忙しい季節を迎えます。

カネヒロニュース「つり情報」
 北海道の短い夏が広大な大地を緑に染め、手つかずの大自然が釣魚を育んでいます。
 今年の道東地方は例年に比べて春から夏にかけての降水量が多く、真夏の河川としては良い状況となっています。ヤマメ、オショロコマをターゲットとした渓流釣りでは好釣果が報じられており、飛び交う昆虫に反応する果敢な捕食活動が見られます。サビが出始める8月末までが釣期で、9月以降は産卵を控えた大切な季節を迎えます。
 海岸をにぎわせていた海アメマスは一段落し、カラフトマスの来遊が本格化します。既に7月下旬には道東、道北の沿岸で初釣果が報じられており、例年に比べて一足早いシーズンインとなっています。昨年は絶不調となったカラフトマス釣りですが、今年の来遊数は多いとされており、大きな期待が寄せられてます。最も好釣果が期待できる知床半島周辺沿岸には多くの熱狂的な釣り人が集結し、初夏の風物詩となっています。しかし、トラブルも多く、法に基づいたマナーが問われる所です。
 釣果は早朝に集中しており、日の出後2時間までが高確率で大きな群に遭遇する事が出来るでしょう。ルアー、フライ、餌釣りといった色々な釣り方で狙うことができるのも人気を集める要因となっているようです。白銀に輝く魚体を求めて釣り人はこの時期、東奔西走を繰り返します。
2007.8.1

カネヒロニュース/7月号
 北海道でも初夏を迎え、旬の野菜や果物が多く出回る季節となりました。道東の旬の素材、トキシラズやベニザケ等は7月下旬頃まで水揚げが続きます。
 日本200海里内サケ、マス流し網漁は終盤を迎えており、7月上旬で終漁となります。今年は例年になくトキシラズの魚体が小さくまた、漁模様も比較的良かった事で安値の展開となりました。
 ロシア200海里内でのベニザケに関しては1区での操業は6月中旬までに終漁しており、現在、3A区を主した海域で操業中です。7月下旬にはほとんどの船が帰港し、本年度の春鮭鱒漁は終漁します。
 7月8日からは道東沖のサンマ刺し網漁が解禁されます。年々、旬の先取り感がある魚ですが、スーパー等の加熱気味の販売が加わり、初漁時は非常に高値で取り扱われる高級魚となります。7月22日には10t未満船によるサンマ棒受け網漁も解禁となり、道東沖でのサンマ漁の火付け役となります。8月上旬には19t船、中旬には大型船も加わり、本格的な水揚げが始まります。

カネヒロニュース「つり情報」
 7月1日、道東ではヤマメ釣りが解禁され、渓流釣りの本格的なシーズンを迎えています。山岳部では6月頃まで残雪があり、上流域では水温が10℃以下で非常に冷たい水の流れにヤマメやオショロコマが悠然と生息しています。野趣に満ちあふれた河川としては、知床半島の付け根部分を流れる忠類川、植別川、崎無異川、薫別川等があります。どの河川も非常に魚影が濃く、安定した釣果が得られますがヒグマの生息域のど真ん中であるため、十二分な注意が必要です。
 海釣りでは道東一帯の砂浜や漁港でアメマス、クロソイ、ガヤ等が釣れ始めています。アメマスにはジグやプラグを使用し、クロソイ、ガヤにはワームを使用してのルアー釣りで釣果が期待できます。アメマスを除き、漁港での夜釣りが主体でオホーツク海に面した根室港では連日連夜、釣人の姿が絶えません。8月下旬までは釣果が続き、その後、カラフトマスの来遊も始まります。
2007.7.2

カネヒロニュース/6月号
PH
07.5.28 撮影

PH
07.5.23 撮影
根室の「千島桜」今が満開です。

 日本200海里内サケ、マス流し網漁解禁から早、2ヶ月が過ぎようとしています。水揚げは完全にカラフトマス中心となり、トキシラズの水揚げは全体の2割程度に留まっています。そのため、ここにきてトキシラズの浜値が幾分もち直してはいるものの、カラフトマスの浜値が低迷しているため漁業者にとっては厳しい展開となっています。
 5月中旬に出漁し、ロシア200海里内で操業している19t船や大型船が5月末から続々と花咲港に入港しており、千島海域周辺で漁獲したトキシラズやベニザケの水揚げを行っています。ベニザケに関しては例年並の魚体であるものの、トキシラズについては小型魚が半分以上を占めており、水揚げがまとまれば底値扱いになる可能性が大きくなっています。6月中にはカムチャッカ半島周辺海域で操業している大型船が道東三港に入港し、ベニザケを主体とした水揚げが浜を活気づけます。
 日本最東端の街で毎年、当たり前のように行われている営みは今後、どのような経緯をたどっていくのか。不安定な情勢の中、北洋サケ、マス漁はその歴史を重ね続けています。

カネヒロニュース「つり情報」
 釧路、根室管内の5月の月間降水量が記録的に多かったため、河畔林が少ない道東の各河川ではめまぐるしく増水するケースがあり、不安定なコンディションが続きました。しかしながら今年のサクラマスの遡上数が多く、各河川では異常な増水時を除き、コンスタントな釣果があったようです。
 6月の湿原では色々な草花が咲き乱れ、北国の短い初夏を彩っています。サケ、マスの稚魚もほとんどが河口域へと下り、その姿を見ることが少なくなりました。草木が繁茂し、虫も大量発生するこの時期、道東の湿原でのイトウ釣りは今春、最後のチャンスとなります。ほとんどの親魚が産卵を終え、中、下流域へと移動しているため、タイミングによっては思わぬ大物を狙える事ができます。
 北海道の各湖沼では密放流され、定着しているブラウントラウトが気候の良くなる6月から8月にかけてルアーに良く反応し、各地で釣果が報じられます。しかし、漁業者にとっては害魚的外来魚として扱われているため、駆除等の措置をとられている所もあります。また、ニジマスの成魚放流が行われる時期でもあり、旅行がてら道内の各湖沼に立ち寄る際は挑戦してみる価値がありそうです。
2007.6.1

カネヒロニュース/5月号
 北海道にもようやく桜前線が到達し、遅い春が北の大地を彩っています。
 4月15日に解禁された日本200海里内サケ、マス流し網漁は前半、高浜値を意識した速い周期での漁が展開されています。水揚げされたトキシラズは小型魚が中心で2k前後の魚は全体の3割程度しかなく、1.4k前後の魚が大部分を占めています。そのため、魚体の大きさで浜値が1k当たり倍以上の格差を生じ、品薄の大型魚は高値傾向で推移しています。また、今年はカラフトマスの水揚げが例年より早く、漁場によっては既にトキシラズの水揚げよりカラフトマスの方が多い水揚げとなっています。
 ロシア200海里内で操業する19t船、大型船については5月中旬解禁見通しとなっており、道東を拠点とした水揚げが7月まで続きます。
 お知らせとして、今春も5月3日から5月8日の1週間ではありますが、(株)カネヒロが東京池袋東武百貨店における北海道物産展に出店する運びとなりました。旬のトキシラズを中心に多数のオリジナル商品を取り扱い、皆様のご来店をお待ちしております。

カネヒロニュース「つり情報」
 早春のアメマス釣りから1ヶ月、牧草地は緑に染まり、湿原の草花が春の息吹を感じさせる今日この頃。道東の湿原を流れる河川では春のベストシーズンを迎えています。
 4月の各河川の釣果は好調のようで、特に厚岸を流れる別寒辺牛川では30-50cmのアメマスが大爆釣。スプーンをメインとしたルアー釣りでの釣果がほとんどでした。
 5月は風蓮川のイトウ、別当賀川、標津川のサクラマス、西別川、阿寒川のニジマス等、各河川でターゲットを絞った釣りが展開されます。また、北海道には多くの湖沼が点在し、道東においては阿寒湖、屈斜路湖等で壮大なスケールでの釣りがシーズンを迎えます。近年は内水面における漁業権の管理に力が注がれ、安定した放流数により生息数が維持されています。主な魚種はイトウ、サクラマス、ニジマス等で自然繁殖したアメマスも春の湖沼をにぎわせます。
 6月下旬までは最高のコンディションで釣りが楽しめ、海釣りを含めた各フィールドでは北海道の魅力を最大限に味わう事ができるでしょう。
2007.5.7

 平成19年4月26日(木)〜5月8日(火)の期間池袋東武百貨店 本館 10階催事場において催されます「初夏の大北海道展」に出展致します。
 今回の物産展は、昨今話題の「夕張市」にスポットを当てた催しとなっております。
 弊社は、5月3日(木)〜8日(火)までの6日間の出展となり、根室より派遣の弊社社員が販売にあたらせていただきます。鮭、ほっけ、たら子等おいしい水産加工品を取り揃えておりますので、お近くにお越しの際にはお立ち寄りいただければ幸いです。

カネヒロニュース/4月号
 気候の変化のみならず、日照時間が冬季間に比べ約2時間も長くなり、北の大地、北海道にも早春の息吹が次々と芽生え始めています。
 3月中旬にロシア側とのサケ、マス漁業交渉が妥結し、海あけ、初漁となる道東沖、日本200海里内での小型サケ、マス流し網漁が4月15日解禁予定となっています。
 根室市では根室、歯舞、落石の3漁協に所属している小型船32隻が出漁の予定です。又、全道での出漁体制は87隻程度になる見通しと発表されています。昨年の北洋産のトキシラズやロシア産の冷凍トキシラズが底値で取り扱われている状況下で新物として水揚げされる道東産のトキシラズの価格形成は低迷すると予想され、漁場、漁獲量、漁獲される魚体の目廻り等が大きなカギを握ります。
 その他、根室前浜では道内産として高値で取り扱われているニシンや大型のホタテ等が水揚げされ、また、オホーツク海では春の毛ガニ漁も解禁されて、本格的な沿岸漁業の始動とともに日本最東端の地にも春が訪れます。

カネヒロニュース「つり情報」
 道東の各河川は3月下旬に氷が落ち、国道付近から入釣できるポイントではこの時を待ちわびた大勢の太公望で賑わいをみせています。
 4月中のターゲットはアメマス、イトウ、ヤマメに限られていますが、水流が上昇するにつれてニジマスやサクラマスの遡上が始まり、本格的なシーズンを迎えます。
 今年は水量が少なく、上流域にもほとんど積雪がないため、しばらくはこの様な状態が続くと予想されます。故に魚の警戒心も日々強くなり、アメマス等の釣果がまとまるのは4月中旬頃までと思われます。
 釣りのスタイルはポイントによって様々で上流域や支流域ではイクラ等を使用した餌釣りでヤマメを狙う者が大半です。中流域では主にスプーンやプラグ等のルアーを使用した釣りで効率良くポイント移動する事により釣果増が期待できます。下流域ではフライや大型のミノー等を使用して同じ場所でじっくりと粘り、魚の回遊状況に合わせた釣りが行われています。下流域の最大の魅力は開放的なポイントでのキャスティングと大型魚の期待が持てる点にあります。
 4月下旬にはサケ、マス稚魚の放流が各河川で行われ、それを狙った釣魚が河川を目まぐるしく移動し、ポイントも日毎に変化します。
2007.4.2

カネヒロニュース/3月号
 冬漁のマダラ漁は、大型船の延縄漁と底引き、刺し網漁が引き続き行われており、根室の前浜での貴重な水揚げとなっています。根室の水産加工業は1年で最も暇な時期を迎えており、漁師街は意気消沈しています。
 その様な中、今年の春に放流が予定されているサケ、マスの稚魚はすくすく成長しており、19年度の根室地区サケ、マスふ化放流計画が今月中に決定されます。報道では現状の放流数を維持する見通しとなっています。昨年は極端に秋の遡上が少なかったカラフトマスですが、当たり年の今年はその遡上に関係者の注目が集まります。
 例年、来月の中旬には解禁される日本200海里内サケ、マス流し網漁に関してのロシア側との協議が控えており、今シーズンを大きく左右する海開け漁となります。その多くの船団が根室市の3漁協に所属する事で以西トキシラズ水揚げ基地となっていましたが、今年はどのような条件での操業が強いられるか大きな不安となっています。年々、下火となっているサケ、マス流し網漁に今のところ明るい展望はありません。
 輸入物との差別化は勿論の事、生産者と販売者の連携した生産、販売戦略が今後の生き残りにつながる道として模索されています。

カネヒロニュース「つり情報」
 2月中も例年にない暖冬が続き、北の大地のフィールドでは1ヶ月早い展開を見せています。
 道東の湿原を流れる河川は上、中流域にて釣りが可能で多くの釣り人が足を運んでいます。釧路川ではルアーでのアメマス釣りが年中行われており、この時期は道東屈指の有名ポイントとなっています。川底を徹底的に探れば必ずアメマスの反応があり、30cm前後を中心に数釣りが楽しめます。
 厚岸の別寒辺牛川ではイトウをターゲットとした釣りが盛んに行われており、この時期、普段立ち入る事のできないポイントまでスノーモービルを駆使して入釣する強者もいるようです。餌が少ないこの時期、イトウが潜んでいるポイントに当たれば、以外と簡単に釣る事ができるのが大きな魅力です。最近はミノーを使用したルアー釣りがほとんどとなっています。
 根室の別当賀川の支流域ではイワナ、ヤマメが果敢に餌のイクラに反応を示し、少し早い春が訪れを告げています。3月の中頃には完全に河川が開けると予想され、半月早い幕開けが期待されています。
2007.3.1

カネヒロニュース/2月号
 流氷の影響が少ない今年の根室前浜では各冬漁が行われ、激寒の海から色々な水産物が水揚げされています。
 年明けから関係者を驚かせたオオマイの大量水揚げが1月下旬にも再来し、地元加工業者の取り扱い量を大きく越え、道内各地へと送られています。産卵期を迎えた魚群で多くの卵が採取され、醤油漬け等に加工されます。
 前浜漁業者にとって冬季間の貴重な収入源となる氷下待ち網漁がようやく本格化し、チカを中心とした漁獲がまとまりをみせています。
 ウニ漁も安定した水揚げが続き、市内の小売店では例年の2割安で取り扱われるなど、庶民の台所事情は明るい話も飛び交っています。
 マダラ漁についてはロシア水域内で操業していた小型船は1月末で終漁しており、各船は春のサケ、マス漁まで休漁となります。2月末まで大型船が操業しており、刺し網漁等を含めた水揚げが続きます。
 羅臼の安全操業でのスケソウ刺し網漁はロシア水域内での拿捕事件やロシアトロール船による漁具被害等を理由に操業を中止しています。2月からは前浜での操業へと転換されます。刺し網漁での水揚げは2月現在、昨年比を大きく下回っており、魚の城下町とも言われた羅臼を取り巻く色々な環境が変貌しつつ、時代の流れに流されています。

カネヒロニュース「つり情報」
 内水面は1月下旬頃からようやく本格的に結氷し始め、氷上のワカサギ釣りが賑わいをみせています。
 根室では風蓮湖周辺や別当賀川、長節湖などが主な釣場として挙げられます。今年は安定した釣果が報じられており、釣り人を楽しませています。天候も安定した今シーズンはテントなしでも十分楽しむ事が出来る日も少なくありません。
 釣り上げたワカサギは天ぷらをはじめ、フライ、南蛮漬け、一夜干し、甘露煮や色々な創作料理で活躍し、癖のないその味は年齢を問わず人気があります。
 アメマス、ニジマス、サクラマス等が生息する道内の湖沼では、氷上の穴釣りのシーズンを迎えています。未開発の部分が多い釣りでポイント、仕掛け、餌等各人がそれぞれ工夫を凝らした釣りとなっており、夏場とはひと味違った醍醐味を味わう事ができます。
 2月以降のシーズンは気候に大きく左右され、氷が緩む日は例年より早いと予想されています。
2007.2.6

カネヒロニュース/1月号
PH
07.1.16 撮影
1月に入ってから連日の寒さで結氷した根室港
(オホーツク海に面しています)

 2007年、根室の年明けは例年になく穏やかで4年ぶりに日本最東端の納沙布岬からの初日の出を拝むことができました。
 根室での庶民の景気回復は報道で報じられているような明るい話とはほど遠く、北国の厳しい環境が追い打ちをかけています。冬期間の出稼ぎ労働者の状況も都会の景気動向に比例し、多くの漁業者が根室を離れて就業しています。
 根室を支える漁業はロシア側との交渉での漁業協力費や漁獲数量の規制など日本側の思考とギャップがあるものの、打ち出された条件内での限られた操業に漁業者は全力を注いでいます。
 本年度は1月5日から20隻の底延縄漁船がマダラを主とした漁を展開しています。都会では考えられないような厳寒の荒海での操業が根室の冬を支える大きな原動力となっています。1航海を約1週間とし順次、根室、花咲港に水揚げします。

カネヒロニュース「つり情報」
 河川の中、下流域ではほとんどが結氷しているものの12月中旬から下旬にかけての冷え込みが弱かったため、1月上旬になっても河川の上流域は結氷せず、普段の流れを保っています。
 根室の別当賀や落石の山ではそういった流れにアメマスが集結し、ちょっとした穴場ポイントが形成されています。エゾシカ猟を行っている人でなければ、この時期足を踏み入れる事のないような場所なのでアメマスは悠然とその姿を見せながら泳いでいます。20cm前後の小型魚が中心ですが、イクラ等の餌釣りで簡単に釣果が得られます。たかがアメマスですが釣魚が少ないこの時期、貴重な存在となっています。
 また、例年にない事として1月になっても産卵を終えたアキサケの泳ぐ姿が一部で見受けられています。昨年は低気圧の影響で多くの定置網が破損し大量のアキサケが遡上したこともありますが、気候の変化が少なからず影響しているかは定かなところでありません。
 氷上のワカサギ釣りは汽水域や内水面での結氷が例年に比べて遅れており、阿寒湖では1月5日以降の解禁となっています。網走湖では年末から解禁され、冬の風物詩として報道されています。根室では風蓮川河口周辺でのポイントで釣りが行われており、数十匹の釣果が報じられています。既にワカサギ釣りで死者も出ており、結氷の状況の確認が必要な場所では注意が呼びかけられています。
2007.1.9

2007年 新春
明けましておめでとうございます
本年もカネヒロのホームページへのアクセス、誠にありがとうございます。
皆様には新年を迎えてますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
私どもカネヒロは従業員一同、根室の海でとれる新鮮な素材を安全・安心な食品として皆様の食卓へお届けできるよう、これからも精一杯努めてまいります。

本年もご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2007,1,9

【2006年】

カネヒロニュース/12月号
 唯一、降雪を記録していなかった釧路・根室地方にも冬の便りが届き、北海道は本格的な冬を迎えています。
 道東を賑わした秋漁は全て終漁し、冬のマダラ漁へと切り換わっています。例年、この時期話題となるサンマの水揚げ集計ですが、今年も根室の花咲港は他港を大きく引き離すサンマ水揚げ量を記録し、9年連続日本一という結果で幕を閉じています。
 アキサケ定置網漁は、低気圧の影響で定置網が破損した事で漁獲が前年割れした地域も少なくないようですが、取り扱い金額がおおむね増加している漁協が殆どで、漁業者にとっては魚価高に救われた年となりました。
 12月の根室の前浜ではめっきり水揚げ量が減少し、各水産会社は年末の贈答用製品の製造に力を注いでいます。各社が知恵と工夫を凝らした製品づくりを展開し、首都圏のデパートやスーパーでは多種、多様な水産加工食品が販売されています。世界各国から集まる食品と差別化を図るため、北海道では道産原料表示等に力を入れ、安心、安全な原材料を消費者にアピールしています。

カネヒロニュース「つり情報」
 湿原の河川での釣りでアメマス等の釣果があった11月下旬ですが、12月下旬には河川は氷に閉ざされてしまいシーズンオフを迎えます。
 斜里、網走等のオホーツク沿岸で話題となっているサンマの大量死ですが、隣接する各港ではサンマの大群が11月下旬に押し寄せ、サビキ釣りで面白いような釣果がありました。ジャミサンマが中心で、昆布巻きや煮付けなどに利用されているようです。海水温が7℃以下では生存できないとされているサンマは、死滅回遊へと追い込まれていきます。
 根室の浜では北海道の冬を代表するコマイやチカ等の釣果があるのみで、1月中旬頃から幕開けする氷上ワカサギ釣りまではレジャー的な釣りは難しいでしょう。
2006.12.4


カネヒロニュース/11月号
 道内各地で雪虫が観測され、その1週間後には降雪が観測されると言う俗説の通り、10月下旬に道北の平野部や道内各地の山間部で降雪を記録し、北海道では既に冬の便りが届いています。
 超大型の低気圧による大時化(おおしけ)の被害を受けた道東のアキサケ定置網漁は総被害額が数十億とも報じられ、漁模様が好転しかけた直後の被害で関係者は今年の操業や取り組みをあきらめる場面もでてきています。秋の繁忙期でのこの出来事は北海道の経済に少なからず影響を及ぼしています。
 道東を賑わせたサンマ棒受け網漁も11月には小型船の大半は漁を切り上げ、冬季のマダラ漁に備えています。
 前浜では約半月遅れていた釣りイカ漁の漁模様が良くなり、釧路沖を主漁場とした漁が2週間程続いています。鮮度が良好な物が多く、高値で取り引きされています。 また、この時期、釧路、白糠、鵡川等で風物詩となっているシシャモ漁が解禁されており、新物シシャモが流通されています。今年は良型が多く、漁模様も良いようで鵡川を中心とした産地では、アキサケと同様にそのブランド標証等に力を注がれています。

カネヒロニュース「つり情報」
 道東に襲来した低気圧はアキサケ釣りファンにとって、好都合な出来事となっています。多くの定置網が大打撃を受けたためにアキサケの群は高い確率で河川に辿り着き、遡上しています。そのため、10月下旬頃から規制の設定されていない小河川の河口では多くの釣り人が早期、夕方にかけて懸命に竿を振っています。河川に隣接した漁港でも多くのアキサケの群が回遊し、多くの釣り人を楽しませています。海水温が日々、下がりだしているため最終の後期群の到来がピークを迎えており、11月上旬までが釣期といって良いでしょう。
 その他、道内各地で既に冬の代表的な魚のコマイやチカ等の数釣りが展開されており、本格的な冬の訪れが刻々と迫っています。
2006.11.1

カネヒロニュース/10月号
 北海道の屋根、大雪山系では既に初冠雪を記録しており、日々、秋の深まりが感じられます。
 8月中旬から本格操業されている道東沖のサンマ棒受け網漁は9月中旬以降の豊漁で魚価も低迷し、漁獲制限を行って水揚げを調整しています。10月現在、主な漁場は釧路沖となり、本格的な南下が進んでいます。魚体も大型魚が少なくなる中、小型魚中心の組成となっていきます。今後は三陸方面への水揚げが中心となってゆき、11月まで操業されます。
 道東各地のアキサケ定置網漁は横這いの水揚げではあるものの、10月に入り海水温も下がり始めているため、比較的鮮度の良い魚が水揚げされています。10月以降は魚卵の歩留まりも良くなるため、イクラ等の生産がピークを迎えます。
 北海道では、農作物等も収穫時期を迎えており、旬の食材が豊富で豊潤の秋を迎えています。

カネヒロニュース「つり情報」
 今年の沿岸でのアキサケ、カラフトマス釣りは不振続きで釣期も遅れている模様です。しかし、大きな群が来遊する事なく、終漁になると予想されています。
 湿原の河川では秋のベストシーズンを迎えており、イトウ釣りが道東、道北の原野で繰り広げられています。この時期は台風を除き、天候が比較的良く水量も安定し、好条件が期待できます。春とは異なり、ウグイ等も活発に捕食しているため、アピール度の高い大型のミノ一等が有効とされています。ポイントは中、下流域に絞られるため、カヌー等を利用した釣りが、好釣果を生み出します。
 11月中旬までがシーズンで幻の魚を追って、熱狂的な釣り人は湿原へと足を運びます。
2006.10.3

カネヒロニュース/9月号
 例年にない猛暑となった北海道も9月の声を聞くと朝、晩の風はすっかり秋らしくなり、季節の変り目を告げています。
 秋漁の代表となるアキサケの定置網漁が北海道各地で解禁されており、前浜は活気に満ち、水揚げ量も前年を上回る数量となっています。8月以降の天候で根室の沿岸水温は20℃まで上昇しており、鮮度保持が大きなカギとなっています。9月は比較的、銀毛の割合が多く、オスの需要が高まります。9月中旬以降になると卵の成熟が進み、筋子、イクラの生産が本格的になります。
 道東沖のサンマ棒受け網漁は大型船の参入により、三陸各地の水揚げも始まっています。今年の特長は漁場が遠く、魚群が比較的薄いため、日々、漁場、組成の変化があり、買い受け人はその情報収集に神経を尖らせています。
 漁師街の根室では盛漁期の9月にカニ祭りやサンマ祭りといった根室特産の海産物を取り上げてのイベントが開催され、根室の秋を盛り上げています。

カネヒロニュース「つり情報」
 北海道沿岸ではサケ、マスの遡上時期を迎えており、規制のない河口部や海岸などは多くの釣人で賑わっています。今年はカラフトマスの来遊率が低く、不漁の年となっています。2年に1度の周期で繰り返されていると言われており、その当たり年となっています。現在の所、沿岸水温が高く早期の遡上は少ないと予想されています。
 9月中旬から下旬にかけてが来遊のピークとみられており、道東の忠類川や茶路川等ライセンス制で釣りの行える河川では年々、人気を集めており、本州からも多くの釣人が訪れます。
 湿原の河川では気温の下がり始める9月下旬頃から秋のイトウ釣りのシーズンを迎えます。根室管内の風蓮川ではここ数年コンスタントな釣果が報じられており、下流域での大物狙いに期待が寄せられます。その頃にはシベリアで繁殖を終えたカモ類が多く飛来し、道東の原野は本格的な秋を迎えます。
2006.9.4

カネヒロニュース/8月号
 根室の主幹産業でもある北洋サケ、マス漁が終漁し、関係者は一息つくのもつかの間。8月中旬に解禁されるサンマ棒受け網漁の準備に追われる日々が続きます。7月下旬には5t未満船によるサンマ棒受け網漁が既に解禁されていますが、漁模様は今のところ良くありません。反面、刺し網によるサンマ漁は比較的好漁が続いており、170gを中心とした魚体のサンマを水揚げしています。昨年と同様に魚体には虫食いの跡が多く残っているサンマが目立ち、販売をより困難にさせています。価格は比較的高値で推移しており、消費地では旬を先取りした販売競争が加熱しているようです。棒受け網漁が本格化する8月中旬まで刺し網漁は続けられます。
 前浜の小定置でははしりのアキサケ、マス漁も行われ、北海道では1年で最も食材の豊富な時を迎えます。8月いっぱいまでは生フィレー、生筋子、生白子等の形で消費地に流通します。
 根室では8月中旬に行われる金比羅神社例大祭以降、本格的な繁忙期を迎え、早朝から水揚げされる大量の魚介類に関係者は東奔西走する日々が続きます。

カネヒロニュース「つり情報」
 夏本番を迎え、夜でもかなり暖かい日などは根室港でクロゾイやガヤといったソイ類のルアーフィッシングが盛んに行われています。ミノーやワームを使用し、岸壁の際を丁寧に探ると20cm前後の型を中心に数十匹の釣果が期待できます。根室では比較的新しい釣りで、一部のマニアの中には連日通っている釣り人も少なくないようです。
 8月中旬からは、カラフトマスが来遊し、海岸や岸壁は多くの釣り人で賑わいます。例年、マナーの悪さが指摘される釣りで法的に取り締まる場面も年々、多くなっているようです。
 渓流ではヤマメ、オショロコマの最盛期を迎えており、秘境と称される知床周辺の河川では面白いような釣果が期待できます。この時期はフライフィッシングが有効で河川の至る所でけなげな捕食反応が見られます。8月下旬にはかなりサビの入った魚体が見受けられるようになり、10月頃には産卵行動をとるようになります。オショロコマは夏の短い釣期にだけしかお目にかかれない秘境の魚で本州方面からの釣り人も多く見受けられ、北海道の夏を堪能されているようです。
2006.8.1

カネヒロニュース/7月号
 6月まで日照不足が深刻な問題となっていた北海道ですが、ようやく夏らしい日差しが北の大地を夏の風景へと変化させています。
 4月中旬、5月中旬に解禁された日本200海里内、ロシア200海里内サケ、マス流し網漁は共に最終漁期の月を迎え、連日あわただしく水揚げが続いています。
 道東沿岸の海水温がようやく10℃となり日本200海里内で操業している以西船は、カラフトマスを主体とした水揚げとなっています。今年のマスはこの時期になっても1kgを下回る目廻りと小型でまた、水揚げ数量がまとまらなかったために浜値の方も例年より高値で推移しています。7月中旬までには全船が終漁するため、残り少ないチャンスに全力を尽くしています。
 ロシア200海里内で操業している道鮭連船は操業水域を変え、トキシラズの水揚げに加え、ベニザケの水揚げ数量も多くなっています。大型船は、6月下旬までに1区のベニザケの水揚げがほぼ終了しており、今後、7月中旬頃には3a区のベニザケの水揚げが予定されています。
 7月9日からは道東沿岸でサンマ刺し網漁が一斉に解禁され今後3ヶ月、根室市が最も活気づく季節を迎えます。

カネヒロニュース「つり情報」
 北海道もようやくレジャーに適した気候となり、海、湖沼、河川などでは思い思いのスタイルの釣りが楽しめる時期を迎えています。
 道東沿岸の遊漁船ではクロガシラカレイやホッケ、ソイなどを対象魚とした船釣りがこの時期盛んに行われており、休日には多くの人で賑わっています。標津沖や羅臼沖などが主な釣り場となっています。
 湖沼ではニジマスをメインとしたルアー、フライフィッシングが最盛期を迎えており、道内だけでなく本州からも多くの釣り人が訪れ、日本で数少ない雄大なフィールドでの釣りが絶賛されているようです。特に夏の阿寒湖、屈斜路湖等は人気の高い釣り場で盛んに放流事業が行われています。
 河川では上流域のヤマメ、オショロコマ等の渓流魚の釣りが解禁され、約1ヶ月の短い釣期の中、渓流の女王と称されるヤマメを追って普段立ち入ることのない区域まで足をのばすことが多くなります。もちろん、ヒグマとの遭遇の確率も高くなり、出没情報や足跡、糞等のチェックが重要となってきます。知床半島の付け根の各河川では至る所で好釣果が期待でき、1度は足を運ぶ価値があると言えるでしょう。
 自然遺産が注目を浴びる北海道での釣りは釣果だけを目的とするのではなく、その環境やその場での雰囲気がいかに比類なき物なのかを感じ取りながら釣りを楽しめれば、より一層充実した釣行となる事でしょう。
2006.7.3

カネヒロニュース/6月号
 5月下旬にようやく開花した桜も6月早々にはその姿を消し、道東の花咲港、厚岸港、釧路港といった主要3港ではロシア海域で操業している大型船や19t船によるサケ、マスの水揚げが本格化しています。
 1航海目は南千島を中心とした漁場で捕獲された鮮トキシラズを中心とした水揚げとなっています。2キロ前後の中型魚が6割程度と比較的小型魚が目立つ組成で魚の質も並程度の物が大半です。今後はベニサケの水揚げもまとまりを見せ、7月以降までの水揚げが予定されています。
 道東の日本200海里内で操業している小型船の水揚げは伸び悩み、高値を続けています。6月中旬頃からはトキシラズのみならず、カラフトマスの水揚げも本格化し、浜は活気に満ちあふれます。
 今後の道東周辺海域における海水温の推移が大きなカギをにぎっており、残り1月間の短い漁期に期待を寄せています。

カネヒロニュース「つり情報」
 遅れていた道東の春は6月の声を聞くまでには例年並になりつつあり、本格的な緑の息吹も感じられる様になっています。
 サクラマスのフレッシュランも一段落し、下流域に集中していた釣り人の姿もまばらになってきました。これからは湿原で蚊が大量発生する季節で非常に釣りづらくなるものの、6月中旬まではアメマス、イトウ、サクラマス、ニジマス、ヤマメといった多様な魚種を狙うことができる季節です。
 特に、水温が上昇する6月はニジマスの釣果が比較的よく、マニアックなフライフィッシャーマンは1年で最も多く姿を見せます。道東では阿寒川を始め、漁業権の存在する河川では多くのニジマスが放流されており、比較的容易に釣果を得る事ができます。また、最近多くの釣り人でにぎわう屈斜路湖にも漁業権の設定が検討されており、北海道でも管理された内水面が増加しています。
 こういった自然に対して向けられる視線が年々、規模拡大しており、北海道でも自然は財産という観念が徐々に浸透しつつあります。
2006.6.1

カネヒロニュース/5月号
 根室にも早春を思わせる日が多くなり、緑の息吹が所々で見られるようになりました。
 例年通り、4月15日に解禁された日本200海里内でのサケ、マス流し網漁は漁場の水温が低く、4月中の水揚げは不漁が続いていましたが、5月に入り漁模様が好転してきました。漁獲されるトキシラズは2k前後の物が中心で比較的小型魚が多くめだっています。脂ののりもこれから良くなってくることでしょう。浜値も順調に下げてきており、5月の連休明けには相場が落ち着くと予想されています。
 今後はロシア海域で操業される中、大型船の交渉に注目が集まり、年々、状況が厳しくなる根室の基幹産業である北洋サケ、マス漁の存続に期待が寄せられます。

カネヒロニュース「つり情報」
 根室の湿原に多くのオオハクチョウやカモ類がシベリアでの繁殖にむけて羽を休めています。また、タンチョウヅルも卵を抱き始め、多くの写真家がその姿をカメラに収めています。
 河川の状況は雪解けの泥水が多く流れ込み、釣りにならない所も何カ所かあるものの、5月の上旬までには完全に落ち着きを見せることでしょう。
 今まで下流域に溜まっていたアメマスはサケ稚魚放流が始まってから徐々に中流域へと移動し始め、広範囲に魚が広まったことにより、大釣りの可能性は低くなっています。
 イトウは、ちょうど産卵期にあたることから最上流の淵で運良く、その姿を確認することができるかもしれません。中、小型のイトウはこの時期、下流域に多く集まり、1年を通じて最も釣りやすく多くの釣り人で賑わいます。
 水温が上昇する5月中旬から下旬にかけてがベストシーズンで北の原野も春本番を迎えます。
2006.5.8

カネヒロニュース/4月号
 本州では桜の開花が報じられている中、北海道でも雪解けが進み、春の息吹が至る所で見受けられます。
 春の海開けを告げる日本200海里内サケ、マス流し網漁は3月末にロシアとの交渉が妥結し、道東沖の太平洋水域での漁獲枠、漁業協力費等は昨年並みとなっています。これにより、4月15日の解禁に向け、関係者はその漁模様に期待をよせています。初水揚げは4月20日以降と予想されており、漁獲される魚体の大きさや、質に注目が集まります。
 前浜では流氷が運んできた栄養素を十分に吸収した毛ガニやホタテ漁が解禁されており、北海の味覚が本州方面へ出荷されています。激寒の海を賑わせたロシア水域内でのマダラ漁も3月末をもって終了し、5月に解禁される見込みの北洋サケ、マス漁の出漁に備えています。

カネヒロニュース「つり情報」
 3月下旬には道東のほぼ全ての河川で氷が落ち、待ちに待った早春のアメマス釣りがシーズンインしています。現在雪解けの濁りの影響は少なく、タイミングさえあえば数釣りができる状況となっています。しかし、どの河川も水温が低く、ルアー釣りでの釣果よりもフライでの釣果の方が良い傾向にあります。また、釣り場は圧倒的に下流域が主となり、多くの釣り人で賑わいます。サケ、マス稚魚放流が本格的に始まるまでが数釣りのチャンスといえます。川岸の残雪が解ける頃には河川に濁りが入って釣りづらくなりますが、4月下旬頃からは河川も落ちつき、水温も幾分上昇するためにイトウやニジマスといった魚種も本格的に活動し始めます。
 年々、環境の悪化が進み、生活環境が脅かされている道東域のサケ、マス類ですが依然、その姿を絶やすことなく、その生命を受け継いでいます。
2006.4.4

カネヒロニュース/3月号
 今年、北海道で最も早く流水が接岸した根室では現在、砕け氷が残る程度で、前浜ではウニ漁が盛んに行われています。年明けから本格的な操業が行われていたロシア200海里内でのマダラ延縄漁も終盤戦に突入し、根室の浜は一年で最も静まり返った季節を迎えています。
 冬季の羅臼でのスケソウ漁も3月以降は卵の成熟が進み、水子が大半を占めるようになります。魚そのものの価値は下げている中、知床の世界遺産登録に便乗した、スケソウ漁見学体験ツアーと称した実際の漁模様を流氷などと共に観光資源化した企画が行われており、話題を呼んでいます。
 来月の中旬頃には例年、日本200海里内でのサケ、マス流し網漁が解禁され、春の訪れを告げる魚で知られるトキシラズの水揚げが始まります。年々、出漁船が減少し衰退の一歩をたどっている漁ですが、根室にとっては絶やす事のできない重要な漁でその存続とロシア側の規制の緩和が求められています。これから頻繁にロシア側との交渉会議が開催され、本年度の漁獲枠等が決議されます。関係者は今後の展開に注目しています。

カネヒロニュース「つり情報」
 日々、日中の日差しが柔らかくなり、雪解けが至る所で進んでいます。地肌を覗かせた牧草畑では既に緑の新芽が見受けられ、シカの群れがそれらをついばんでいます。
 河川の氷も上流域から徐々に流れ始め、下流域を除けばほとんど釣りができる状態です。この時期、餌釣りによる上流域でのアメマス、ヤマメと下流域でのルアー、フライによる溜まりアメマスがメインの釣りとなり、春を待ちわびた多くの釣り人で賑わいます。
 3月上旬ではまだまだ川岸の残雪が多く、スノーシューやスキーを利用しての釣りとなります。ちょっとした深みや溜まりに餌を投入すると果敢に反応してきますが、冬季間、極限まで絞り込まれた魚体は痩せており、サビがでたものがほとんどです。しかし、数釣りができるのが魅力で年配者には根強い人気があります。
 3月下旬から4月上旬までには河口付近の氷も姿を消し、本格的なアメマスのシーズンを迎えます。早時期は水温が低いのでルアーフィッシングよりもウェットフライを使用したフライフィッシングの方が魚の反応が良く、シビアな釣りが展開されます。今年の冬は降雪量が多かったために、シーズン中の河川水量は多くなる事が予想され、好条件の釣りが期待されています。
2006.3.1

カネヒロニュース/2月号
PH
06.2.15 撮影
流氷に閉された根室港

 記録的な大雪から早1ヶ月、根室では一年で最も冷え込む季節を迎え、冬の漁も本格化しています。流氷は1月下旬、北海道のオホーツク海に到達し斜里、網走、紋別といった地域では、観光資源の来遊にひときわにぎやかさを増しています。年末、高値で推移したマダラ相場も年明け以降、鮮魚としての動きが鈍く浜値は半値近くに下げています。特に東京築地市場では一時、浜値を下まわる売りの状況で、その売れ行き不振さが浮き彫りにされています。
 道東、羅臼でのスケソウ刺網漁は1月、比較的漁模様は良く、コンスタントな水揚げが続きました。時化、流氷の動き等に左右される漁で短かい水揚げ期間に関係者は活発に取り組みを進めており、前浜産原卵のたら子製造はピークを迎えています。現在の所、卵の成熟は遅れているとの事ですが、3月頃まで漁は続き、成熟が進むこれからは明太子原料となる水子が大半を占めるようになります。
 既に初夏の話ですが全さんまを中心とした漁業界では、既に今年のさんま棒受網漁の展望が活発に議論されており、選別機の撤廃、小型船の出漁漁期を遅らせる等、漁価暴落になり得る要因の改善策が具体化されようとしています。

カネヒロニュース「つり情報」
 道内の山間地域では早朝の気温が-20度を超える日が多く、野生動物にとって最も厳しい季節を迎えています。この時期、根室の前浜では砕氷が結氷し、その下にチカやコマイが集結する事が知られています。釣り人はこのチャンスをだまって見過ごす事なく、休日になれば、ワカサギ釣りのスタイルと同様に釣り糸を垂れています。釣果は目に見栄るものでキロ単位の大漁が見込めます。しかし危険も多く、湖の動きが少ない時間帯等を選んで釣りをしないと大きな事故につながる可能性もある事をお忘れなく。
 また昨年ラムサール条約の登録地に認定された根室管内風蓮湖には、イギリスを代表する国際的な野鳥観測団体らが訪問し、地元では大きな課題となっています。この時期、タンチョウをはじめ、ワシ等の猛禽類が多く飛来する事が知られており、今後、保護区等が大幅に増やされ、国際的な観点での保護活動が展開される事でしょう。エゾシカ猟が終了したこの時期根室の原野や山林は静けさを取り戻し、野生動物は本来の自然の姿を醸し出しています。
 来月の中旬頃には春の気配を感じる日々が多くなり、早春の河川の釣り情報をお届けする事ができる事でしょう。
2006.2.2

2006年 新春
明けましておめでとうございます
本年もカネヒロのホームページへのアクセス、誠にありがとうございます。
皆様には新年を迎えてますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

本年は、遠方の皆様にも直接当社の商品をお届けできるよう平成18年1月13日(金)よりYAHOO!Shopping内に「魚屋カネヒロヤフー店」をオープンいたしました。
YAHOO!Shopping内の魚屋カネヒロヤフー店に直接アクセスしていただくか、カネヒロのホームページのトップページにある魚屋カネヒロヤフー店のバナーをクリックしてお越しください。

また、平成18年1月19日(木)から24日(火)まで池袋東武百貨店本館10階催事場に於いて催されます「食の大北海道展」に出展し、根室より派遣の弊社社員が販売にあたらせていただきますので、お近くにお越しの際にはお立ち寄りいただければ幸いです。

私どもカネヒロは従業員一同、根室の海でとれる新鮮な素材を安全・安心な食品として皆様の食卓へお届けできるよう、これからも精一杯努めてまいります。

本年もご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2006,1,10

カネヒロニュース/1月号
PH
06.1.19 朝撮影
厳しい寒さのために結氷した根室港

 2006年の年明けは、日本各地で記録的な積雪を観測し、根室でも比較的多くの積雪が冬景色を醸し出しています。
 その様な中、根室、花咲港では1月5日、今年の初セリが行われ、冬の味覚として代表的なマダラを中心とした水揚げで幕開けされています。今年は取扱高が高値で推移する1月に漁期を前倒しするなど、色々な面で有利な展開となっており、漁業関係者は期待を膨らませています。
 年々、前浜の水揚げを秋漁に頼る割合が大きくなっている近年、厳寒期の水揚げは水産加工業者にとって通年稼働の大きな原動力であり、そのセリにはより一層の熱い争いが見受けられます。特に、鮮魚、鮮フィレ一等でマダラを扱う業者は原魚確保が優先となり、中身のない扱いになりがちです。
 反面、秋漁の原魚や輸入原魚で仕事をつなぐ水産加工業者では、各社独自の加工技術で色々な製品を生産し、消費地へ出荷しています。この時期の稼働で中身のある仕事ができれば一年をつなげる上で大きな戦力となるのですが、各社独自のブランドも供給過剰、低価格競争が一段と激しくなっている消費地の水産加工食品事情では、理想通りの展開とはほど遠く、頭痛の種となっています。
 価格、数量共に不安定な前浜の水揚げに加え、低価格競争に打ち勝つ要因は絶対的な安定供給と長年培ってきた信頼の屋号が大きく生きてきます。一企業の役割がより細分化されつつある現在、何かひとつを見い出す道が求められています。

カネヒロニュース「つり情報」
 道内各地の河川や湖沼は氷の世界に閉ざされ、氷上のワカサギ釣りのシーズンを迎えています。年々、人気が高まり冬のレジャーとして確立され、それに便乗するように各道具もより一層グレードアップし、釣り具メーカー等は販売シェアを拡げています。
 釣り場の方も女性や子供の姿が多く見られ、昨年の阿寒湖の死亡事故の例などが各釣り場でもあり得る事を大きく揚げた看板も増加しており、より一層の安全体制が求められています。
 年明けは天候が悪かった事もあり、際だったワカサギの釣果は報告されていませんが、道内各地で釣果は年々、低迷しています。釣り人の増加と環境悪化がその要因とされているようですが、漁業権の存在する河川や湖沼では、資源管理の一環として毎年、放流事業が行われています。その様な場所ではある程度、安定した釣果が望めるはずです。自然産卵に頼る場所では、その環境を保持する事が第一とされ、ゴミ等を持ち帰るなどのマナーもその内のひとつでしょう。
 2月中旬までが釣期の氷上のワカサギ釣りはこれからが最盛期。この様なレジャーの中にも、子供達の教育の場とした一面を大切にしたいものです。
2006.1.10

【2005年】

カネヒロニュース/12月号
 11月下旬から本格的な冬の到来を感じさせる気候となり、根室前浜の水揚げも冬の魚へと移行しています。底建て網漁や小型定置では、コマイやハタハタが漁獲され、生干コマイ等の生産がピークを迎えています。
 ロシア200海里水域内ではマダラを中心とするはえなわ漁が最盛期を迎え、小型船から大型船まで順次入港しています。サンマ漁を早期に切り上げたため例年より約1ヶ月早い操業となっており、今や最高級食材となったタチなど需要層も高まり、12月下旬まで手応えのある漁に期待されています。
 今年度のサンマ漁は大豊漁、大暴落の結果で終了し、8年連続サンマ水揚げ量日本一となった根室、花咲港では5万トン台、価格は昨年の半値で1kg当り71.9円と発表されています。道東地域の地元漁業者は近年、表サンマ、裏サケ、マスでサンマ漁への依存度が高くなり過ぎており、さらに自然の摂理に反する生産調整も加わって適正な魚価が維持できなくなる要因が多面的になっています。今後は業界ぐるみでより適正な魚価に対する話し合いが展開されるのは必須となるでしょう。

いつもカネヒロの商品をご利用いただきましてありがとうございます。
当社では、池袋東武百貨店で催されます「食の大北海道展」に出展予定です。
店頭では、根室から派遣の弊社社員が販売にあたりますのでお近くにお越しの際にお立ち寄りいただければ幸いです。
期間 第二週 1/19(木)〜24(火)
会場 池袋東武百貨店 本館10階 催事場
2005.12.9

カネヒロニュース「つり情報」
 今年は11月下旬までの釣期となった湿原でのイトウ釣りですがさすがに12月に入ると河川岸の土壌は凍結し始め、数週間後には氷の世界となることでしょう。この時期、上流域で溜まりアメマスが淀みに群れ、サイトフィッシングが可能な場所もありますがこれは道東の極一部の限られた場所のみで、来年の3月下旬までその姿を見ることは稀になる事でしょう。
 年々、淡水魚の生息環境が問われている北海道ですが釧路川、標津川等、下流域の一部を直線化した河川を再び蛇行した河川へ戻そうといった動きが試みられています。莫大な資金が必要となる工事ですが知床の世界遺産、道内各地のラムサール登録候補等の動きが活発化し、北海道の自然遺産が重要視され始められている事が大きな要因となっています。人々により良い生活条件として開拓が行われた行政事業が時代の流れによって再復元されるとは誰もが考えられなかった事であろうし、信じがたい話です。行政の目先の仕事が今後、大きな社会問題に発展する場面が多くなり、開発という事業はこの先、より一層の慎重さを求められます。現在の北海道における動植物の生息環境が今後、どのように変化していくのかは北海道の社会問題の一つとして大きく揚げられる事でしょう。
2005.12.2


カネヒロニュース/11月号
 10月まで比較的暖かかった気候も11月の声を聞くと北海道に初雪をもたらし、確実に秋は深まりを増しています。秋漁の前浜での水揚げはアキサケの後期群を残すのみとなっており、サンマは既に南下し、完全に三陸中心の水揚げに変わっています。
 11月以降は年末商戦のための筋子、いくら、数の子、新巻鮭等の贈答品の生産がピークを迎え、各水産加工業者はその製造に追われています。海外各国からの輸入水産物を使用した加工製品が大部分を占める現在、価格競争が優先し各産地が本来求めてきた本物の味が一部に追いやられている状況が続いています。故に消費地に出回る商品の絶対量がその時代の味覚を作り上げています。各消費地から遠距離で流通面等において不利な点にある北海道では地元産地で収穫、漁獲された素材を主原料として地元企業が知恵を絞り、多数のオリジナル商品を開発、販売しています。そのような本物の味として北海道産の食材、加工品を世間に送り出すバイヤー達で創作された北海道物産展などは多大な人気を集めています。各ニーズを追求しつつ、その産地での特産物の有利点を活用してこそ産地の意味が生きています。根室カネヒロではそういった本物の味を追求した商品にこだわり続けています。

カネヒロニュース「つり情報」
 今シーズン最終となる湿原でのイトウ釣りの時期が到来しました。イトウで有名な道東の各河川では各ポイントで釣り人の姿があり、最後のチャンスにかけています。中流域から下流域でのポイントが主で特に下流域では中型魚がコンスタントに釣り上げられています。根室の風蓮川では50センチ代が中心で潮の条件が良ければ高確率の釣りとなります。また、アメマスは産卵を終え、果敢にルアーに反応します。ヒットルアーは場所によりスプーン、プラグ使い分ければよいでしょう。日々寒さが増し、12月中旬頃までには河川も氷の世界に閉ざされる事でしょう。
 河口沿岸一帯アキサケ釣りも依然釣果が聞かれ、多くの釣り人で賑わっています。朝、夕の一時の釣りですがアキサケの魅力にとりつかれた釣り人は熱心に竿を振っています。11月中旬頃まで釣果が期待でき、北海道でのダイナミックな釣りが展開されます。
2005.11.2

カネヒロニュース/10月号
 秋風が冷たさを増す10月、根室の前浜では秋漁が本格化しており、サンマ、アキサケ、イカ等の魚種が大量に水揚げされています。特にサンマは、9月末から10月にかけて連日、北海道、三陸を合わせ3,000t以上の水揚げがあり各消費地への過剰供給と組成が中型魚中心となったことで浜値は暴落しています。この状態が継続すれば、早々にサンマ漁を切り上げる船も出てくると予想されていますが、各会議で水揚げの調整がなされることでしょう。魚群は既に南下を始めており、10月上旬現在の魚群の先端は釧路沖まで達しています。
 アキサケ漁は昨年の状況より良いものの、根室、歯舞、落石の3港では水揚げが低迷しています。魚体の方も中型魚が中心で全体の目廻りが小さくなっています。これから水温も下がり中、後期群の来遊が注目されますが、前期集中型の放流事業が展開されているので期待薄とされています。10月以降は卵の成熟が進み、筋子、いくら等の生産が最盛期を迎え、伝統的なアキサケの山漬けの生産も行われます。

カネヒロニュース「つり情報」
 道東の湿原にはカモ類を中心とした渡り鳥が多数飛来し、秋の風景に移り変わっています。この時期、秋のイトウを狙うことができ、釣り人の姿も見え始めています。中流域にポイントが形成される秋は深みや倒木等の障害物を徹底的に探ることが要求されます。魚の活性が高ければ何らかの反応があることでしょう。今の所、それほど釣果は聞かれませんが、11月下旬まで狙うことができます。今年はヒグマの目撃が頻繁で死亡事故等も起きており、細心の注意が必要です。特にこの時期はヒグマの行動が活発になっています。道東河川では風蓮川、別当賀川、別寒辺牛川等でヒグマの足跡が確認されています。
 また、河口やその周辺の海岸線ではアキサケ釣りが最盛期を迎えています。サンマ、紅イカを使用した投げ釣りやタコベイトを装着した大型スプーンでの釣りが主流です。北海道の秋の釣りとして人気が高く、遊漁船での沖釣りも盛んに行われています。
2005.10.3

カネヒロニュース/9月号
 9月の声を聞き、北海道でもようやく秋らしい気配が感じられる様になりました。サンマ棒受け網漁は8月中旬の大型船参入により最盛期を迎えています。しかし、解禁当初から大型魚のみの水揚げが続き、道東、三陸を含めた水揚げ量が2500tを越えると直ちに積み荷制限や休漁措置がとられています。この人為的側面によってサンマ漁を取り巻く環境は常に変化し、その対応に追われています。漁業者側、加工者側、市場側、消費地側の色々な要因が絡み合い、特に加工者側にとっては安定した水揚げを強く要望しています。9月下旬には根室の代表的なイベントとなりつつあるサンマ祭りも開催され、漁業の街が最も活気に満ち溢れます。
 また、北海道を代表するアキサケ定置網漁も解禁されており、銀鱗を輝かせたアキサケの水揚げが始まっています。今年は中型魚が中心で浜値も比較的高値でのスタートとなっています。水温が低下し始める9月中旬頃からいくら、すじこ等の生産が始まり、本格的な秋を迎えます。11月末頃までが主な漁期で今後の漁展開が期待されています。

カネヒロニュース「つり情報」
 道東、道北では8月下旬頃からカラフトマスが来遊し始めており、河口規制のない小河川の河口では多くの釣り人で賑わいを見せています。今年はカラフトマスが不漁の年で2年周期とされています。しかし、釣果の方は群れに当たれば10匹程度は期待できます。主に赤やピンクのタコベイトを装着したスプーンが多用され、サンマや紅イカの餌を付けると効果的といわれています。9月中旬頃には、アキサケの釣果も聞かれ始め、海岸線には多くの釣り竿が立ち並びます。
 河川ではサクラマスの産卵がピークを迎えており、黒とピンクに染まった親魚の姿が上流、中流域で確認することができます。ニジマスの生息する河川や湖沼では最も良い季節を迎えており、大型魚がキャッチされる可能性が高くなります。秋のイトウに関しては、寒さが増す10月が良いとされており、河川を覆う草木が枯れ始める頃から釣り人の姿が見え始めます。この時期、道東ではシベリアからの渡り鳥が多く姿を見せ、白鳥や鴨が湖面を賑わせています。すでに北海道では一足早い秋の風景が展開されています。
2005.9.1

カネヒロニュース/8月号
 7月下旬をもって終了した今年の北洋サケ、マス漁は19t船の豊漁に恵まれた年となり、大型船にとっては今後の取り組みに大きな課題を残した結果となりました。
 8月現在、根室、花咲港での主な水揚げは10t未満船による棒受け網漁、刺し網漁によって漁獲されるサンマが市場をにぎわせています。7月下旬に解禁された10t未満船の棒受け網漁は台風等の時化により思い通りの漁ができず、さい先の悪い初漁となりました。操業現場もかなり遠く、鮮度の良いものはなかなかないものの、魚体の方は特大サイズのみの組成となっています。これからの漁模様においても見通しが暗く、安定した水揚げが期待されています。19t、40t未満船が解禁となる8月上旬が本格的な水揚げのスタートとなり、8月下旬の大型船参入により三陸方面にまでサンマの水揚げが行われます。
 刺し網漁におけるサンマの水揚げは初漁ほどの勢いはないものの船数が多いこともあり、コンスタントな水揚げが続いています。価格の方も維持しており、8月中旬までは操業が継続されると予想されています。
 また、小定置によるアキサケ、カラフトマス漁もしだいに水揚げが増えています。本定置が解禁される9月までの前期集中型の水揚げが予想されており、好漁が期待されています。実りの秋に一足早く、根室にも本格的な秋漁の季節が訪れています。

カネヒロニュース「つり情報」
 今年は春先の降雪が多かったため、山岳には7月でもかなりの残雪があり、なかなか河川が落ち着かない状態でしたが、知床半島の付け根を流れる各河川ではしだいに夏の渓相となり、本格的なシーズンを迎えています。
 今年の特長としてヤマメの大型魚が多く釣れており、例年にない年となっています。6月に河川水が比較的多かったため、上流域までサクラマスの遡上が可能であった事が要因として挙げられます。実際、大きな淵では婚姻色に染まった遡上魚が溜まっており、それに大型の残留型ヤマメがついています。ルアー等に良く反応し、大場所の一発勝負が期待されます。
 沿岸ではカラフトマスの接岸が始まっており、オホーツク海を中心とした小河川の河口付近でこれから釣果が期待されます。北海道ならではのダイナミックな釣りで道外からの釣り客も少なくありません。9月にはアキサケの遡上も始まり、その光景は秋の北海道を代表するものとなります。
2005.8.2

カネヒロニュース/7月号
 5月下旬以降、ロシア200海里内で操業していた大型船が6月下旬頃から続々と花咲港、厚岸港、釧路港に帰港し、ベニザケを主体とした水揚げが最盛期を迎えています。しかし、昨年の高値のベニザケが思うように動かず、又、塩干物への客離れなどの影響により今年の浜値は比較的安価で推移しています。そのため、船主側にとっては厳しい操業となり、採算割れは免れない状況となっています。根室市の主幹産業である北洋サケ、マス漁がこの様な状態であり、根室市の経済に多大な影響を与えることでしょう。
 また、7月8日からはサンマ刺し網漁が解禁されます。今年の調査では沿岸回遊群が非常に多く、広範囲で組成の方も大型魚が中心というデータが発表されており、沿岸刺し網漁は豊漁と予想されています。しかし、沖合回遊群においては大型魚が中心でありますが回遊群が例年に比べ少ないとされており、道東沖の海水温は例年より低い状況でこれからの道東沖の海水温の変移が注目されます。7月下旬には10t未満船のサンマ棒受網漁が解禁となり、8月中旬以降、19t船、大型船と順次解禁され、根室、花咲港は1年で最も賑やかな時を迎えます。

カネヒロニュース「つり情報」
 6月中旬以降は北海道でも暑い日が続き、初夏を思わせる気候で草木の緑も日々、濃くなっています。それに伴って、野生動物の活動も活発になり、根室では5,6月にかけて2度のヒグマ目撃情報がありました。しかも、国道44号線を横断したところまで確認されており、釣りなどの入林の際には注意が必要です。
 この時期、道東の渓流を彩る代表的な魚、オショロコマ、ヤマメが最盛期を迎えています。約1ヶ月半という短い盛夏にしか味わうことのできない釣りに渓流ファンは夢中になります。ドライフライを使用したフライフィッシングや各餌でのミャク釣りが主流です。今年は山岳地域の雪解けが遅れていたため、水量が多く、水温も低めの状況です。早朝よりも水温が上昇し始める時間帯の方が魚の反応はよくなり、釣果も上がります。ここ数年、ヤマメの種苗放流が各河川で行われており、比較的身近な魚となりつつあります。
 釣り上げた魚でおこなう河原での天ぷらは非常に美味であり、山岳の旬の味を楽しむことができます。
2005.7.4

HACCPの認定を取得しました
平成13年6月27日、株式会社カネヒロ 鮭フレーク工場は、厚生労働省管轄対米HACCP水産食品加工施設として北海道から認定を受けました。
これからも消費者の皆様に、安全安心な食品を提供する産地加工業者の使命を果たすために、従業員一丸となって、徹底した品質管理・衛生意識の向上に努めてまいります。







日本列島最後の根室の「千島桜」今が満開です。
撮影日 2005.6.3

カネヒロニュース/6月号
 5月下旬、根室でもようやく桜が開花し、遅い春を迎えています。この時期、道東の太平洋側では海水温との関係で非常に濃い霧が発生し、気温も低い状態が続きます。昔からの言い伝えで濃い霧の天候が続けばカラフトマスの漁模様が良くなると言われ、事実、5月下旬からカラフトマスの漁獲でほぼ満船での帰港が記録されています。逆に価格の高いトキシラズの漁獲量は少なくなり、大量のカラフトマスとの混獲によって鮮度の良いものが少なくなっています。今後、日本200海里内で操業している以西船は7月上旬までマスの水揚げに期待を寄せています。
 また、ロシア200海里内で操業する19トン船、大型船は5月下旬にそれぞれ出漁しており、19トン船は現在、操業中で6月の2週目あたりに初水揚げが予想されています。根室の基幹産業である春鮭鱒の出漁に関係者はひとまず胸をなで下ろし、これからの漁展開が注目されています。漁期は7月下旬まで続き、根室の浜は活気を取り戻します。

カネヒロニュース「つり情報」
 道東の原野を流れる各河川ではようやく春らしい景色が広がり、本格的な釣りシーズンを迎えています。5月中旬頃からほとんどの河川でアメマス、イトウ、サクラマス等の釣果が報道され、特にこれからはサクラマスの遡上がピークに入ります。この時期の水は非常にきれいで魚の警戒心が強く、慎重なアプローチが必要です。身を隠す倒木等があれば必ずといって良いほど魚が付いており、絶好のポイントといえるでしょう。ミノーやスプーンなどのルアーフィッシングが主流です。
 例年、6月下旬からシーズンを迎える源流域のヤマメ、オショロコマ釣りは林道が冬季の積雪で覆われている所も少なくなく、シーズンインは遅れることが予想されます。また知床半島周辺が今年の7月に世界遺産に登録されれば、その場への立ち入りも制限され、貴重な釣り場も消滅してしまいます。北の楽園、道東にも自然保護の手が伸び、政治的な圧力も加えられ、少しずつその姿を変えようとしています。
2005.6.1

カネヒロニュース/5月号
 ゴールデンウィークは終わりましたが寒い日が続いています。
 今年の根室地方の桜の開花は20日過ぎから月末と予想されており北国の遅い春が待ち遠しく感じられます。
 日本200海里内のトキサケ漁は不漁が続いており浜には活気がなく、漁の好転を期待する地元の声も元気がありません。
 北洋漁業の基地、根室は地元への水揚げがあってはじめて成り立つ、水産加工の街ですが、近年は冬から初夏にかけての漁が不振のため、秋漁のサンマ、秋サケに比重がかかり、9〜11月の短期集中型の水揚げとなり、今時期のさみしさはそのまま街の活力不足を招き、経済も不振を極めています。
 水揚げ量は少ないものの、この時期のトキサケは脂ののりも良く、焼きざましになっても硬くならず焼いてもフライでも用途も広く、本当においしい鮭です。皆さんも天然のトキサケをぜひご賞味ください。
 連絡をいただければいつでも直送致します。
2005.5.9

カネヒロニュース/4月号
 北海道でも日々、春めいた陽気が感じられ、長い冬も終わりを告げようとしています。
 3月下旬にロシアとの間で妥結した政府間交渉により本年度の日本200海里内サケ、マス流し網漁の概要が具体化されています。漁獲可能量は3,560tとされ、これは前年比の3%減の数字となっています。魚種別の内訳はカラフトマスが3,230t、シロサケが330tになっています。漁業協力費は1キロ当たり149円70銭と前年並みとなり、近年、魚価低迷から依然厳しい操業経営の状態で漁獲の大半を占めるカラフトマスの魚価が大きく影響してきます。根室地区では40隻の出漁が予定されており、4月中旬の出漁に向けて準備が行われています。これから先、漁場となる道東沖の海水温の変位が漁に大きく影響するため、その動向に注目が集まると共に漁獲される魚の質も注目されています。
 弊社は今年の1月に続き、4月28日から5月10日に池袋の東武百貨店で開催される北海道物産展に出展することになりました。新物のトキシラズをはじめ、加工品各種の出品を予定していますのでご来店の際は是非、カネヒロの商品をご利用ください。

カネヒロニュース「つり情報」
 3月下旬の降雪により河川林は深い雪に覆われ、かんじきを利用しての釣りが強いられる状況です。4月1日現在、根室の原野を流れる河川の本流はほとんど氷に閉ざされたままで、例年より遅れています。もう1週間もすれば氷も落ち、河川としての姿を現す事でしょう。
 支流域においては春一番のイワナ、ヤマメの餌釣りが可能でこの時期、餌に飢えている魚は果敢に反応してきます。ちょっとした淵に集結しているため、ポイントが見つかれば簡単に釣果が得られます。ヤマメは特に珍重され、春一番の味覚として山菜等と天ぷらや甘露煮にして食されます。
 4月中旬から本格的にシーズンインするイトウ釣りは今後の河川水の水量と濁りに大きく左右されます。開発により年々、濁りが出やすくなっている状況で入釣のタイミングがポイントとなってきます。例年、この時期に大型のイトウが各河川にて釣り上げられており、1年を通じて最も釣果が期待できます。また、アメマス等も果敢にルアーを追い、原野の河川での営みが始まります。
2005.4.1

カネヒロニュース/3月号
PH
根室流氷接岸 05.2.27
(2月28日撮影)

 2月下旬、根室のオホーツク沿岸にも流氷が姿を見せ、オホーツク一面が氷の世界となっています。風向きによって流氷が移動するため、限られた時間の風景に多くのカメラマンがシャッターをきっています。
 例年、4月中旬に解禁される日本200海里内のサケ、マス漁についての漁業交渉を前にその関係者たちは要望書の提出等を行い、既に春鮭鱒に向けての活動を開始しています。年々、操業状況が厳しくなる中、漁業協力費の軽減が一番の課題となっています。また、ロシア200海里内での操業については複雑な交渉契約による許可証発行の遅れが指摘された上で、今冬マダラ漁でロシア側に拿捕された大型船の件もあり、先行きが不安な年になるのは必至の状況です。
 年明けから操業されているマダラ、スケソウダラ漁も終盤を迎えており、特にたらこの原料となるスケソウダラの卵巣の成熟が進み、3月以降、辛子明太子の主原料となる水子が中心となってきます。また、釧路港で水揚げされる北転船のスケソウダラ漁がこの時期ピークを迎え、大量のスケソウダラが釧路を中心とした加工業者によって取り扱われています。

カネヒロニュース「つり情報」
 本州では春一番を記録しましたが、北海道では春の息吹はまだ感じられないものの、日中の日差しが幾分柔らかくなっています。3月上旬はある一部の河川以外、氷に閉ざされた河川がほとんどでシーズンオフの状態です。しかし、道東ではこの時期、広範囲で釣りができる唯一の河川といって過言ではないのが西別川です。摩周湖の湧き水が水源とされている西別川は比較的水温変動が少なく、結氷する範囲も下流域を中心とした所のみで地鴨の越冬地としても格好の河川に挙げられています。
 10年前までは複数のトラウトが生息する日本では類を見ない河川として全国から注目を浴びていた西別川ですが、現在はその面影すらないのが現状です。上流域の開発が悪影響を及ぼしているのは明白で、特にこの河川で有名なニジマスの生息数の減少と小型化が顕著に現れています。しかし、この河川には保護水域が設定されており、それが唯一この河川を支え、トラウトを育んでいるといってもいいでしょう。早春にはアメマスを中心とした釣果が望め、多くの釣り人が早春の原野に足を運びます。
 3月下旬になればほとんどの河川の氷が解け、雪解け水が落ち着く4月中旬頃からは本格的な春のイトウ釣りのシーズンを迎えます。
2005.3.1

カネヒロニュース/2月号
 年明け1月5日の初セリから早1ヶ月が過ぎようとしています。北海道の内陸部では最低気温が-30℃を記録し寒さが一段と増す中、近海ではマダラ、スケソウダラ、ウニ等を中心とした海産物が水揚げされています。また、オホーツク海では1月下旬に流氷初日を迎え、本格的な冬景色に一変しています。
 この時期、最盛期を迎える国後島周辺のロシア主張領海内で安全操業が行われる羅臼漁協のスケソウダラ刺し網漁は、前年に比べて好漁の水揚げが続いています。しかし、ここ数年、この時期操業されていなかった4,000t級のロシアトロールが姿を見せ、羅臼漁協は漁業被害や今後の漁模様に不安を抱いています。スケソウ御殿とまでいわれた豪邸が建ち並び、スケソウダラ漁を取り巻く多くの雇用で多数の人々がこの時期、羅臼に集結した時代が歴史の1ページに埋もれています。
 根室の沿岸漁業活動では例年、ニシン、コマイ、カレイ、ハタハタ等の種苗生産や人工ふ化放流事業が行われており、自然の力に加え人為的な面でも資源増大につながるよう、取り組みを行っています。種苗は気候が落ち着く3月下旬から4月上旬に放流されます。
 (株)カネヒロが1月5日から1月18日の13日間、東京池袋の東武百貨店にて行われた北海道物産展に初出展し、約1,000名近いお客様に弊社の商品をご購入頂きました。誠に有り難うございました。

カネヒロニュース「つり情報」
 河川や湖面の氷の厚さが30cm以上になり、各地で最盛期を迎えているワカサギ釣り。道東では今年、厚岸の別寒辺牛川下流が好調で、竿頭は500尾前後の釣果が期待できます。しかし、レジャーに付き物の事故が阿寒湖で発生しており、最低限のルールを守り楽しい釣りにしたいものです。
 また、この時期釣魚が減少するため、手軽な唯一の釣りとして岸壁のチカ釣りが根室港や花咲港で賑わいを見せています。特に花咲港では20cmを越える大チカが狙うことができ、魅力のひとつとなっています。釣り上げたチカはフライや一夜干し等でおいしく食べる事ができます。
 今冬、北海道内水面漁業界で注目を集めている思考として、国内においてその生息域の南限が北海道で日本全国唯一の生息域として有名な然別湖ではミヤベイワナ(オショロコマ)のキャッチアンドリリースを前提としたスポーツフィッシング化を計画しています。昨年までは資源調査を兼ねた応募方式の管理された遊漁でかなりの人気がありました。山間地域の観光収入資源に結び付けた改善事業として大きな期待がもたれていますが資源の維持や再放流での生存率等の問題などが課題となっています。これに準じて、オショロコマが多く生息する知床半島でも自然保護だけでなく、雑魚扱いされているオショロコマの利用価値等の提案がおのずと掲げられるはずです。
2005.2.2

HACCPの認定を取得しました
平成13年6月27日、株式会社カネヒロ 鮭フレーク工場は、厚生労働省管轄対米HACCP水産食品加工施設として北海道から認定を受けました。
これからも消費者の皆様に、安全安心な食品を提供する産地加工業者の使命を果たすために、従業員一丸となって、徹底した品質管理・衛生意識の向上に努めてまいります。
2005.2.2


カネヒロニュース/1月号
 発達した低気圧が日本列島を覆ったため、各地で雪の舞う年明けとなりました。
 昨年の最終セリは12月28日、根室各4港で行われ、沖合底引き漁船、前浜刺し網漁船が水揚げしたマダラ、スケソウダラ、メンメ、ババガレイ、ホッケや潜水ウニなどが上場されました。年明けは1月5日が初セリで北千島を操業中心とする大型底はえなわ漁船、前浜刺し網漁船によって漁獲されるマダラなどの上場が予定されており、加工業界の冬季の原魚確保という大きな期待を担っています。
 根室管内サケ、マス増殖事業協会が管理する各ふ化場では昨年秋以降に採卵、受精させた受精卵が次々とふ化し、アキサケとカラフトマスの稚魚が続々誕生しています。河川の氷が完全にとける4月下旬には5cm程に成長し、5月上旬頃各河川に放流されます。今年、根室市の放流尾数は2,090万尾が計画されており、4、5年後に根室沿岸に回帰します。昨年、アキサケの水揚げ量が極端に少なかった根室では今秋の豊漁に期待を寄せています。

カネヒロニュース「つり情報」
 道東の内水面はほとんどが氷に閉ざされ、長い冬の到来を迎えています。この時期、最盛期を迎えるのが氷上でのワカサギ釣り。普段、釣りをしない人でも果敢に挑戦する人達が増えています。氷に穴をあけてテントを張り、暖をとりながら釣り糸を垂れるといった独特なスタイルの釣りが魅力です。ここ数年、冬のレジャーとしてかなりの人気があり、それに伴ってテント、ウェアー、コンロなどワカサギ釣りに必要な道具の商戦が激しくなり、釣魚が少ないこの時期、釣り具メーカーにとって大きな経済効果を生みだしています。
 内水面漁業組合が管理している水域では盛んにワカサギの放流が行われ、遊漁者から遊漁料を徴収して運営資金に充てています。何かと低収入の内水面漁業組合にとって冬期の収入源は乏しく、阿寒湖や網走湖ではマスコミを利用した観光資源として期待を寄せています。
 釣り上げたワカサギの最もポピュラーな食べ方は天ぷらですが甘露煮、柳川鍋、一夜干し等色々な料理方法で食す事ができ、特に氷上の釣り場で食べるワカサギのみそ汁はなんともいえない味わいです。釣期は氷が緩む2月下旬までで色鮮やかなテントが氷上を彩ります。
2005.1.11


2005年 新春
明けましておめでとうございます
本年もカネヒロのホームページへのアクセス、誠にありがとうございます。
皆様には新年を迎えてますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

私どもカネヒロは従業員一同、根室の海でとれる新鮮な素材を安全・安心な食品として皆様の食卓へお届けできるよう、これからも精一杯努めてまいります。

本年もご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2005,1,6

【2004年】

カネヒロニュース/12月号
 今年も残すところ後1ヶ月となり、何かと慌ただしい師走を迎えました。北海道では寒さも増し、本格的な冬の到来を感じさせます。
 11月末に終了したアキサケの定置網漁は羅臼を除き、例年にない大不漁の年となり、昨年の約半分の水揚げに留まる漁協も少なくありませんでした。最後まで魚価高が継続し、水産加工業者にとっては厳しい結果となりました。アキサケだけでなく、今年は春鮭鱒、サンマ等においても魚価高だったため、原魚代に大きく足を引っ張られる形となりました。
 12月からはロシア200海里内四島周辺水域での小型船によるマダラ延縄漁が解禁され、本格的な冬漁が展開されます。また、たらこの主原料となるスケソウダラ漁も各地ではじまり、北海道の冬の味覚が勢揃いします。

カネヒロニュース「つり情報」
 12月1日現在、根室周辺の各河川は結氷しておらず釣りは可能ですが水温低下によって魚の活性も低下し、かなり難しい釣りとなることでしょう。しかし、エゾシカ猟などで訪れる山林を流れる上流域の支流では例年、イクラを餌にした釣りでアメマスが面白いように釣ることができます。小型魚中心ですが数十匹の釣果は見込めます。小さな溜まりにアメマスが姿を見せて群泳しており、まさに釣り堀の状態です。しかし、自然河川なので入釣のタイミングが大きく釣果に左右されます。いくら寒くても早朝から午前中までが良く、午後になればさっぱりということも珍しくありません。このポイント形成の要因はアキサケやアメマスが産卵した卵を狙って魚が集結したものであり、時期的に限られたものです。
 12月下旬には完全に氷の世界に閉ざされ、氷上のワカサギ釣りの季節を迎えます。
2004.12.1


カネヒロニュース/11月号
 北海道の一部では初雪が観測されたものの、依然として比較的暖かい気候が続いています。
 今年の道東沖サンマ棒受け網漁は道東沖の海水温が高く推移したために長期間ロシア海域での操業が継続し、花咲港への水揚げは好調な結果で水揚げ金額も24時間休漁体制による漁獲制限や積み荷制限によって魚価高を招き、結果的には魚価を維持した形になりました。反面、加工業者にとっては中身のない仕事となり、来季に大きな課題を残した年となりました。また、10月下旬には知床沖オホーツク海域に漁場が形成され、根室港に4年ぶりの水揚げがありました。組成率は40〜50%前後で魚体の良いサンマが主体です。11月上旬には各船サンマ漁を切り上げ、マダラ漁への準備に追われます。
 アキサケの定置網漁は依然、不振で11月末の漁期まで水揚げが保たれない状況です。根室での水揚げは散々な結果で沿岸の水滞形成が悪影響を及ぼしました。好調な水揚げを維持していた羅臼でも魚群が切れ、漁模様は一変しています。定置網への魚群の来遊が終了すると北海道に本格的な冬が訪れます。

カネヒロニュース「つり情報」
 紅葉の落ち葉もかなり少なくなり、原野の河川は静けさを取り戻しています。イトウ狙いにとってはラストチャンスの11月。寒さも増し、魚の活性も低くなってくるためかなり難しい釣りが余儀なくされます。釣り人の気力が釣果を左右する結果となるでしょう。この時期のイトウは越冬を控え、目の前の獲物には必ず反応すると言われ、コンスタントにポイントを移動することが釣果につながります。
 北海道で賑わいを見せていたアキサケ釣りも遡上魚群が切れ各地、釣期は終了しています。沿岸ではニシン、チカ、コマイといった北の魚が主役となり、釣り上げた魚を一夜干しにして食する季節になりました。
 山林ではエゾシカ猟、湖沼ではカモ猟が解禁されており、本州から熱狂的なハンターが道東に訪れています。年々、農業被害が拡大しているため、道東ではエゾシカ猟の期間延長や捕獲頭数が増加しています。雪が舞い降りる12月に最盛期を迎えます。
2004.11.1

カネヒロニュース/10月号
 道内各地で紅葉が色付き、各種味覚祭等のイベントが開催されまさに実りの秋を迎えています。
 8月下旬から本格的に操業が行われている道東沖のサンマ棒受け網漁は今年の道東沖の海水温度が例年に比べて高く推移したためにロシア海域での操業が比較的長く続いていましたが、10月に入りようやく魚群の南下が本格化しています。魚体も中型魚が中心となり、漁も終盤戦に突入しています。
 9月解禁されているアキサケの定置網漁は10月までの1ヶ月間、特に根室では漁模様が思わしくない状況です。魚群は3年魚の中型魚が中心で鮮度等良質のものが少なく、加工業者は道内各地からアキサケを買い付けるなどして原魚確保に追われています。11月下旬までの漁ですが、海水温度が落ち着く10月中旬頃の漁模様に期待が寄せられています。

カネヒロニュース「つり情報」
 湿原にはシベリアから白鳥やカモ類が飛来し、道東に本格的な秋が訪れています。この時期、原野の河川では秋のイトウ釣りのシーズンに入りますが、今年は夏の猛暑と少雨の影響で河川の水が減水しているため、期待薄の状況です。大場所での粘りが釣果に結びつく近道でしょう。またアメマスはこの時期、産卵を控えており中、大型魚のほとんどが上流域へと遡上しています。そのため釣果は希に聞かれる程度です。今後の水位回復が期待される所でしょう。
 道内の河川の河口ではアキサケの遡上が最盛期を迎え、多くの釣果が報道されています。特に道北方面での釣果が良好で10尾程度の釣果が期待されるそうです。年々、密漁の取り締まりが強化されており、マナーの厳守が問われています。
2004.10.4

カネヒロニュース/9月号
 猛暑が続いていた道東も朝晩の風が冷たくなり、秋の気配が感じられます。道東沖のサンマ棒受け網漁は8月20日に解禁された大型船の参入により最盛期を迎えています。しかし昨年同様、大型のサンマが集中的に水揚げされ一時的に価格が急落したために漁獲制限や水揚げ後24時間の休漁といった措置をとり対応しています。一方で買受人側にとっては不利な状況に追い込まれ、希望価格で取り扱えないのが現状です。春鮭鱒が不振の中、サンマは根室にとってなくてはならない魚で根室経済を考えた場合、盛漁期における経済活動の阻害にあたるとして各関係者が連日会議を繰り広げています。庶民の魚として代表的なサンマが東日本を大きく動かしています。
 根室沿岸アキサケ定置網漁は8月26日から解禁されており翌日の27日に初水揚げされています。4,5年魚とみられる4kgを超える大型魚が中心で9月以降、本格的な水揚げが始まります。ここ数年、銀毛を目的とした前期集中型の稚魚放流が行われており、漁期前半の水揚げに期待が寄せられています。

カネヒロニュース「つり情報」
 北海道の河川ではカラフトマスやアキサケの遡上がピークを迎えています。日高の元浦川では今年もライセンス制による内水面でのアキサケ釣りが解禁されています。年々、市場価値が下がるアキサケの有効利用と地域に及ぼす経済効果、観光化の度合いを模索する目的で行われています。ルアー、フライフィッシングのみの釣りで釣果は全体で1日50尾程度ですが国内においてアキサケ釣りが内水面で解禁されている点については一度、挑戦してみる価値はありそうです。
 また朝、夕の気温が下がり始め、原野の河川の中流域ではイトウを狙える季節になりました。秋のイトウはコンディションが良く、良型が期待できます。しかし、この時期の河川は水位が低く春の遡上時期とは異なり一定の決まったポイントに定着しているため、根気よく粘る事が釣果につながります。道東で有望な河川として風蓮川、別寒辺牛川、釧路川、斜里川などが挙げられ、水面が凍る11月下旬まで狙う事ができます。
2004.9.1

カネヒロニュース/8月号
 今年の北海道は例年にない猛暑で北の果て根室でも30度を越える気温を記録し、夏本番を迎えています。
 根室の花咲港や厚岸、釧路の3港では東カムチャッカ海域で操業していた北洋サケ、マスの大型船が続々と帰港、水揚げを始めており、本年度の北洋サケ、マス漁も大詰めを迎えています。出漁当初からロシア側との民間交渉が難航を極め、1ヶ月出漁が遅れた分漁獲されたベニサケは遡上を控えた魚が目立ち質的に良い魚が少なく、また、様々な要素が絡み合い価格形成は厳しい状況下に置かれ赤字必至となっています。さらに追い打ちをかけた漁期終盤での19t船の拿捕により、来季に不安を残したまま本年度の北洋サケ、マス漁は幕を閉じようとしています。
 7月上旬に解禁された道東沖サンマ流し網漁では7月末現在、約1,500tを水揚げしており好漁の状況で価格はその日の水揚げ量に左右されますが、比較的高値で推移しています。前浜の水温が18度前後でその水帯に漁場が形成されており水揚げに時間がかからず鮮度の良い魚が多く見られます。8月以降、随時サンマ棒受け網漁が解禁され、サンマ水揚げ日本一の根室花咲港は活気に満ちあふれます。

カネヒロニュース「つり情報」
 8月の声を聞くと道東を中心とした各河川ではカラフトマスの遡上が始まります。その遡上魚を狙って河口付近の海岸には多くの釣り人が集まります。シーズン当初は知床半島の各河川の河口が良く、本州からの遠征隊も多数見られます。北海道では非常に人気のある釣りで紅イカを使用した浮き釣りやルアー、フライなど多様な釣法で狙う事ができます。早朝と夕方の満潮時が最適で群れに当たれば大釣りの可能性もあります。50ー60cm程度が中心サイズで鼻の先が曲がり、背の盛り上がったセッパリマスと呼ばれるものが多く見られます。釣り上げた魚はフライや漁師料理のちゃんちゃん焼きなどで食す事ができます。
 9月になると北海道を代表する魚アキサケの遡上も始まり、より多くの釣り人が河口に集結します。比較的大きな河川では河口両側に釣り規制区域が設けられており、法律で釣りが禁止されているため注意が必要です。秋の気配が深まる10月までが釣期で北海道でしか味わえないダイナミックな釣りを楽しむ事ができます。
2004.8.2

カネヒロニュース/7月号
 朝晩海霧(ガス)のかかる日が多く、典型的な今頃の根室の天候となり、野山の緑があざやかです。
 春鮭鱒の漁の方は、日本200海里内の水温の上昇でマスが主体の水揚げが続き、トキサケは卵の成熟が進み、脂肪分が少なくなって終漁の様相となっています。
 6月16日に例年より1ヶ月遅れて出漁したロシア200海里内の操業はカムチャッカ沖での大型船は高価なベニザケの漁獲を目ざして現在操業中で中旬頃の水揚げとなりそうです。
 19型船の操業は千島列島の北側と南側でトキサケ中心の水揚げで現在2航海目で漁模様は順調ですが、出漁が遅れた分、卵の成熟が進み脂肪分が少なくなっているため価格は下げています。
 根室、釧路、厚岸等の港を基地とした道東の北洋鮭鱒漁業はこの2年間例年よりも1ヶ月遅れの出漁となっているため、脂肪ののった価値のあるトキサケ、ベニザケの水揚げが望めない、厳しい条件での操業となっています。
 このことは、地域の漁業、水産加工業のみならず、経済の活性化のために、ロシア海域への出漁は何としても5月中旬に行えるようにしなければ、その存在基盤さえも失うことになりかねません。

カネヒロニュース「つり情報」
 山頂の残雪も6月上旬に姿を消し、源流域でのオショロコマ、ヤマメ釣りのシーズンを迎えています。知床半島の付け根部分を流れ、サケ釣りでその名を全国に知らしめた忠類川、その隣を流れる崎無異川、植別川などが道東屈指の渓流釣りポイントとして挙げられます。川伝いに林道があり比較的容易に入釣ができる事でも人気があります。
 7月でも水温が10度前後と低く、早朝よりも太陽が完全に昇ってからの方が釣果は良いようです。また、水生昆虫の羽化とも密接に関係しており、虫の飛んでいる時間帯が魚の活性も高くなります。色々な釣り方で狙うことができますが、ドライフライを使用したフライフィッシングが最も魅力的です。釣れるサイズは20cm前後が中心で3番から4番のフライロッドが最適です。
 オショロコマの釣果は無限でそのモラルが各人に問われます。しかし、ほとんどの釣り人はヤマメ狙いであり、オショロコマの生息は維持されています。日本では北海道の道東周辺がその生息域の南限とされており、学術的には非常に貴重な魚です。8月の末までが釣期で北海道の短い夏を彩ります。
2004.7.1

カネヒロニュース/6月号
 例年、サケ・マスの水揚げがある6月は道東特有の霧が発生し非常に寒い日が多いのですが、今年は20度前後の初夏を思わせる気候に恵まれています。
 5月下旬まで順調に進んでいたロシア200海里水域内におけるサケ、マス流し網漁の民間交渉は6月に入り一転して、ロシア側からの入漁料引き上げ要求により19t船の出漁が6月上旬現在、依然として闇に包まれています。日々、出漁の情報が色々と飛び交っていますが具体的な妥結には至っていない状況です。既に花咲港には大型船が集結しておりその動向を見守っています。また、貝殻島周辺水域のコンブ漁が1週間遅れでようやく解禁され、関係者は胸をなで下ろし、332隻が一斉に出漁しています。
 4月下旬以降、好漁が続いている日本200海里水域内サケ、マス流し網漁は6月に入り、カラフトマスを中心とした水揚げに変わっています。トキシラズは大型魚が多くアキサケ系の魚がかなり目立っており、既に6月上旬で終期の魚が来遊してきています。今年は時期的にみても非常に早い展開となっています。

カネヒロニュース「つり情報」
 桜の開花以降、日照時間が長かったため草木の繁茂が激しく既に6月上旬で湿原はジャングル状態。川通しの釣りは困難を極め、カヌー等を使用した釣りがメインとなってきます。
 この時期、水温の上昇と共にニジマスの活性が高くなり、春のアメマスと代わってメインターゲットとなります。ここ数年道内の河川でニジマスの放流事業が盛んに行われており、確実に数を増やしている魚種です。特にその釣り味と魚体の美しさが道内の釣り人に人気があります。北海道の広い範囲で自然産卵が確認されており、道内の河川に定着してかなり大型に成長します。ニンフ等を使用したフライフィッシングでの釣りに人気があり、独自のフライで楽しむ事ができます。
 この時期、遡上のピークを迎えているサクラマスについては今年の遡上数が極端に少なく、きわだった釣果は報告されていません。その原因として海水温が大きく関係していると考えられています。また、標津川等で毎年問題になっている密漁対策も今年はマスコミ等を利用し、取り締まりも一段と厳しく、現行犯も少なくないようです。
2004.6.8

カネヒロニュース/5月号
 日本200海里水域内におけるサケ・マス流し網漁が解禁されてから1ヶ月が過ぎようとしています。今年は道東沿岸の海水温がトキシラズの回遊水温帯の5度前後と高く、豊漁ムードで展開されています。そのため、水揚げの回転が速く比較的鮮度の良い魚が多く見られます。今年の魚は初水揚げから脂ののりが良く、質のいいものが多いのも特徴です。しかし、例年最も良いとされる5月中旬にはかなり成熟の進んでいるものも見られ質の低下が早まっています。
 浜値の方は昨年よりも落ち着きを見せていますが、売値が伴わず加工業者にとっては難しい取り組みとなっています。5月下旬以降に出漁を控えている19t船ロシア200海里水域内での操業による水揚げでの価格動向にこれからの注目が集まります。その後、大型船の参入により北洋サケ・マス漁は本格化します。

カネヒロニュース「つり情報」
 湿原には福寿草(フクジュソウ)が咲き乱れ、道東に春の訪れを告げています。この時期、幻の魚とされるイトウを狙って釣行する人が増え、多くの人々は思い思いの湿原に入っています。  今年の釣果は好調で道東の有名河川では多くの情報が流れています。風蓮川ではメーターオーバーを筆頭に50cm台のものまでいれれば10尾以上の釣果が聞かれています。また同じ道東の別寒辺牛川では80cm台が釣り上げられています。ともにルアー釣りの釣果で大型のスプーンやミノーが効果的です。好調の背景には水量が多い事と河口に設置される止めを入れる時期が遅くなり、比較的多くのイトウが海から遡上していると考えられます。  春の道東の湿原でのイトウ釣りは6月いっぱいまでで、多くの山菜と共に広大な原野を彩っています。
2004.5.12

カネヒロニュース/4月号
4月1日各企業は年度初めを迎え、また新入社員が緊張した面持ちで入社式に臨んでいる事と思います。株式会社カネヒロは本年度、株式会社設立50周年という大きな節目の年を迎え厳しさを増す水産経済界の中、さらなる飛躍が期待されています。
 北海道の春の味覚として代表的なトキシラズの漁獲枠等を定める日本200海里水域内での太平洋小型サケ、マス流し網漁の操業条件が4月1日、ロシアとのサケ、マス交渉で合意されています。その内訳として漁獲可能量はトキシラズが330t、カラフトマスが3300tとなっています。ロシア側に支払われる漁業協力費はキロ当たり149円70銭で30銭引き下げられたとはいえ依然厳しい内容となっています。今年の出漁隻数は85隻とされており、根室市では根室、歯舞、落石の3港から35隻の出漁が予定されています。年々、衰退の一歩をたどっている道東のサケ、マス漁ですが海外養殖のギンザケやトラウト等の食に対する安全性が懸念されている中、天然資源としての価値観を消費者にアピールし魚価や消費を高め、道東のサケ、マスのブランド化等、美味のサケという位置付けが少なからずこの業界に影響を与えることができるでしょう。

カネヒロニュース「つり情報」
本州各地では桜の開花が報じられている中、道東地方では雪が降り、一度消え去った流氷が知床半島に戻ってくるなど本格的な春の訪れはまだまだ先の様です。
  3月下旬に氷が落ちた各河川では気の早い釣り人が多数訪れ、早春のアメマス釣りが開幕しています。今年は冬の降雪量が多かったため、河川の水量も多く特に上、中流域では、多くのポイントをつくり出しています。この様な状況は4年ぶりで非常に期待の持てるシーズンとなりそうです。
 ルアーやフライ等での釣果はぼちぼちときかれていますが現在、水温が2〜3度と低く気温が上昇する日中からの釣りが狙い目となります。一時、サケ、マス稚魚の害魚としてしか扱われていなっかたアメマスですが、マスコミ等の影響やアプローチの手軽さなどから今では北海道の河川での釣魚人気No.1となっております。春のシーズンは湿地帯の草木が繁茂する6月までで水温が上昇するにつれ、イトウ、ニジマス、サクラマス等が狙える様になります。
2004.4.5

カネヒロニュース/3月号
 2月下旬、根室半島のオホーツク沿岸は流氷で覆われ流氷着岸が観測されたものの数日で沖に流され、今はその姿を見る事ができません。
 年明けから操業が行われている羅臼のスケソウダラ漁は自社が辛子明太子の主原料として最も力を注いでいる仕事でありますが、卵巣の成熟がかなり進んでおり辛子明太子の原料となる水子でもかなり卵質が落ちてきています。終盤を迎えているといってよいでしょう。
 根室市では根室の漁業に不可欠な関係のロシアとの間で各魚種における資源管理のセッションが盛んに行われており、将来における資源状態の改善策が主な論点となっています。密漁という一番の問題点がいかに監視体制のもとに組み込めるかが今後の課題となってくるでしょう。また、5月以降に操業が始まるロシア200海里内におけるサケ、マス流し網漁においても19t船団を主体とする道鮭連が組織体制をかえ、(株)道鮭連となりより一層の団結と対ロシアとの交渉への対策として新たな動きを見せています。

カネヒロニュース「つり情報」
 朝、晩の冷え込みは続いているものの、日中の日差しは幾分やわらかくなり春の陽気を思わせる日も多くなってきました。そのため、内水面を覆い隠していた氷は解け始めワカサギなどの氷上釣りはかなり危険な状態で今シーズンの釣期は終了したといってよいでしょう。
 河川の支流域ではいち早く氷が解け、川開きします。そういったポイントでは3月中旬頃からヤマメの新子釣りが始まります。川幅1〜2m程度のちょっとした深みにヤマメやイワナが溜まっています。この時期、餌となる水生昆虫が極めて少ないため餌への反応はすこぶる良いはずです。釣り方はミャク釣りが一般的で餌は主にイクラを使用します。10cm程度のヤマメが主体で数釣りが期待できます。釣ったヤマメは天ぷらや甘露煮等にして食されます。激寒の冬を乗り切った魚体は極限まで絞られ淡泊な味ですが春の味覚として人気があります。しかし、今年の冬根室の別当賀川周辺ではヒグマの足跡が発見され、冬眠していないことが明らかになっています。深追いしないことが賢明と思われます。
2004.3.5

カネヒロニュース/2月号
PH
2月20日撮影(根室流氷接岸)

 この時期、話題となるオホーツク海の流氷は2月の1週目現在、北海道には接岸しておらず網走沖5km付近の所まで砕け氷が姿を見せています。漁業関係者にとってみれば厄介者の流氷ですが、これをうまく観光に結び付けている網走、紋別、斜里といった地域は流氷の接岸に大きな期待を寄せています。北海道では冬季の仕事が減少するのが通常でこの時期、貴重な収入源となっています。船上観光の他、流氷下でのダイビングや流氷上の散策など専門のガイドを育成し、流氷の経済効果の可能性を拡げています。
 前浜ではウニやケガニといった北海道の特産品が水揚げされている他、晩秋に人工授精されたアキサケの卵の孵化がピークを迎えています。温度管理された孵化魚槽で親からもらった栄養分を抱え元気に泳ぎ始めています。2ヶ月間蓄養され、4月下旬までに全ての稚魚が放流されます。主に4年後北海道沿岸に回帰することでしょう。アキサケだけでなくウニ、カレイ類、ソイ類等の種苗生産が行われており、来季の漁期を前に地道な増養殖活動が行われています。

カネヒロニュース「つり情報」
 根室に限らず北海道内ではワカサギの氷上釣りが最盛期を迎えています。週末には数百単位のテントが立ち並び、冬のレジャーの代表格になっています。各漁協の放流活動により資源が維持されており、場所によっては入漁料を値上げしてより一層の資源管理を行う所も出始めています。
 その様な中、根室には貴重な自然孵化が行われている沼が存在します。ワカサギのサイズは7cm止まりの小型ですが資源が枯れること無く、毎年当たり前の様に釣りが行われています。このサイズでも既に成熟しており、釣れてくる雌の腹には黄色の卵が詰まっています。普段、足を運ぶことのない所ですが街から近いこともあり、家族連れの姿が見受けられます。今の時代、このような沼が存在する北海道の器の大きさに改めて感心させられます。氷が緩む2月末までが釣期で季節感あふれる釣りを楽しむ事ができます。
2004.2.6

カネヒロニュース/1月号
 2004年、根室では本土最東端の納沙布岬からの初日の出を拝むことができ、比較的穏やかな年明けとなりました。年明け後街景色は雪化粧に染まり、冬らしさを一層醸し出しています。
 根室の風蓮湖など結氷した汽水湖ではコマイ、チカ、ニシン、ワカサギなどを漁獲する「氷下待ち網漁」が最盛期を迎えています。この漁は結氷した前浜や汽水域に網を仕掛ける漁で冬期間の風物詩となっています。しかし、今年は暖冬のせいか氷の厚さが薄く、そのため網を仕掛ける範囲も狭くなり漁獲量も不振が続いています。今後の本格的な結氷が期待されています。
 北海道各地では冬の主漁となるマダラ、スケソウダラ漁が本格化しており、各産地では厳寒の海からの水揚げで活気にあふれています。スケソウダラで一時代を築いた羅臼でも北方四島周辺のロシア主張領海内で操業する「安全操業」でのスケソウ刺し網漁での水揚げが始まっています。また、前浜海域での刺し網漁も始まっており助子、明太子等を扱う水産加工業者では本格的な生産期を迎えています。

カネヒロニュース「つり情報」
 1月、北海道では全てのものがしばれに襲われ・・・という時代があったと聞いた事がありますが、時代と共に快適性が求められ随分過ごしやすくなったと誰もが感じる所でしょう。
 釣りの世界だけでなく、アウトドアー全体においても道具やウェアーの技術開発により新たな世界が広まりつつあります。本州では考えられない様な遊漁船が道東でブームを起こしています。厳寒の大海原での船釣りで釣魚はソウハチ、ホッケ等を対象としています。外気温は-10℃、釧路港や白糠港を拠点とし、午前6時出港。ポイントまでは沖に約1時間走ります。水深は80m前後で本格的な道具が必要となります。餌はイカの切り身、仕掛けは胴付き仕掛け、おもりは150号を使用します。釣果はもちろんクーラー釣りという魅力的なものです。マダラの漁が不振のため、この時期貴重な釣りとして人気があります。今年、初めて体験しましたが寒さはそれほど気になりません。しかし、太平洋独特のうねりはオホーツクの風波とは異なり、かなりの揺れをもたらします。また、船板はしばれて非常に滑りやすいので安全対策が必要となります。釣期は流氷が入る2月上旬まで楽しむことができます。
2004.1.13

【2003年】

カネヒロニュース/12月号
 11月末に終了したアキサケ漁は根室管内においては豊漁だったものの、水揚げ金額はサンマ漁と同様に魚価安の結果でした。漁業において魚価安は死活問題であり、今年の価格問題を受け生産調整などの需要と供給のバランス維持が改めて来季の漁業調整に大きな課題を残しました。また、来年のサンマ漁において、道連合海区漁業調整委員会は今年の約15%減の漁獲基本計画を立てるなど、価格対策を検討し始めている様です。
 現在、前浜で水揚げされている北海道の冬の代表的な魚であるマダラは延縄、底曳網漁等、微々たる漁獲枠の中での操業で実際、先の見えない水揚げが続いています。そのため浜値も比較的高値で推移し、各社は原魚確保に追われています。たらこの加工に用いられるスケソウダラの水揚げもこれからが最盛期を迎えます。輸入物が主力の中、貴重な前浜原卵にこだわる業者は北海道内を東奔西走し、本格的な冬の訪れを迎えます。

カネヒロニュース「つり情報」
 12月に入ってからも比較的暖かで穏やかな天候が続いており、11月末現在、道内での降雪量も過去2番目に少ないという状況です。
 エゾシカ猟の途中、山間部の林道付近を流れる支流で竿を出してみるものの、魚の反応はほとんどなく11月にあれほどいたアメマスは中、下流に下った様子で本格的な冬ごもりが始まっています。
 この時期、根室、花咲港では北海道でも珍しい巨大チカが釣れることで有名です。通常15cm前後が標準サイズとされていますが、花咲港のチカは20〜30cmと桁外れに大きく、釣りファンは連日、寒風の中竿を出しています。ロシア海域のものが回遊してきているという説がありますがその原因は明らかにされていません。釣り方はサビキ釣りで10本前後針の付いたものを使用しています。
 12月末には湖沼、河川共、完全に氷結し冬のレジャーの代表格、ワカサギ釣りがシーズンに入りますが過去2年の不漁続きで今年の釣果もあまり期待できないと予想されています。
2003.12.3


カネヒロニュース/11月号
 浜風が1日ごとに冷たくなり、北海道各地で初霜や初氷が観測され、冬の到来が間近にせまっています。今年もサンマ水揚げ量日本一となる根室花咲港には11月1日現在もサンマの水揚げが続いています。”豊漁で価格暴落のサンマ漁”という結果になりましたが、地域経済の面においては不安をかかえながらも秋期の漁が無事終了し、来年につなげる活動目標等もかかげられる事でしょう。これからマダラ漁を行う漁船はサンマ漁を切り上げ、冬の漁の準備に取りかかります。
 サンマと共に豊漁の年となったアキサケの定置網漁は10月下旬以降、水揚げが少なくなり、価格面に関しては上げの傾向にあるものの、例年に比べ安値で取引きされています。太平洋側で水揚げされているアキサケは、銀毛が大型魚でメジカ系のきれいな魚となり、完全に終期の群れが来遊しています。以後2週間が来遊のめどとされており、それ以降は完全に水揚げがなくなると予想されています。11月末までが漁期で各社、ギフト等年末商戦で使用されるいくら、すじ子等の魚卵製品の製造に最後の追い込みをかけています。

カネヒロニュース「つり情報」
 紅葉もピークを過ぎ、山間部の支流で行われていたアキサケ、アメマス等の産卵も終了し、河川を取り巻く空間は穏やかに時間が流れています。
 この時期、河川が氷結するまでのラストチャンスとして中流域でのイトウやアメマス等を狙う釣人がいる程度でほとんど釣果が聞かれません。しかも河川には大量の落葉が流れているため、非常に釣りづらくなっています。上流域では産卵された卵を狙って小型のイワナやヤマメが集まっており、越冬のための脂肪を蓄えています。氷上のワカサギ釣りが始まるまでは防波堤でのコマイ釣りがある程度です。
 北海道では、カモ類やエゾシカ等のハンティングが解禁されており、野山には銃声が響き、いよいよ本格的な冬が訪れます。
2003.11.4

カネヒロニュース/10月号
 根室の街を賑わした”根室サンマ祭り”も終了し、本格的な秋を迎えています。9月末現在、昨年の約3割増と好調な水揚げを続けている道東沖のサンマ棒受け網漁は終盤を迎えようとしています。漁場は釧路からえりもを中心とし、漁獲されるサンマも中型魚・小型魚が多く、南下のスピードが速まっています。前浜で漁獲されるサンマはさらに小型魚の割合が増加しています。
 8月末から安定した漁を続けているアキサケの定置網漁は、これから水温の低下と共に魚卵の質も良くなってきます。しかし、ここ5年程前から銀毛の漁獲を目的とした前期集中型の稚魚放流を行っているため、10月以降の漁獲量は減少傾向と予想されています。漁獲されるアキサケの魚体も若干、小さくなっており、第2陣の魚群が到来したと思われます。漁は11月末まで続き、イクラ等の製造が本格化します。

カネヒロニュース「つり情報」
 昼夜の気温差が大きくなり、山々は紅葉で色づき始めています。また、シベリアなどからはカモや白鳥が北海道に飛来し、野鳥の飛来地で有名な風蓮湖には多数のカモ類が見受けられます。
 道東ではカラフトマスの遡上が一段落し、賑わいをみせていた海岸は息を潜めています。アキサケの遡上もピークを過ぎ、秋の原野でのイトウ釣りのシーズンを迎えています。
 今年の春は風蓮川で比較的多くのイトウが釣り上げられているため、釣りファンの期待を集めています。ここ数年、アキサケの豊漁と魚価低迷のため、河口付近の捕獲場でアキサケの遡上を妨げる”止め”を入れる期間が短くなったため、降海するイトウが増加し、人為的抑制による生息環境が緩和されていると考えられています。しかし、水質等においては年々悪化の状態が続いており、河畔林の減少により、土砂が河川に流れ込み水深も年々浅くなっている状況です。
 道東で細々と生息しているネイティブなイトウは、こういった河川に与える総合的な影響に今後が左右されています。
2003.10.1

カネヒロニュース/9月号
8月下旬以降、大型船の参入により道東沖のサンマ棒受け網漁は最盛期を迎えており連日、道東の各港で水揚げされています。漁獲されるサンマの組成は食用向けの大型魚が中心で供給過剰の状況となっています。浜値もシーズン当初からキロ当たり100円を下回り、安値で取引きされています。その背景には、昨年の本冷や一汐サンマの在庫過多、大型魚中心の水揚げなどが挙げられます。そのため、9月1日から7日までの期間水揚げ後24時間の休漁を行うことが決定しています。今後の水揚げ量や漁場形成などは9月上旬の海水温度によって左右されると言われています。道東沖では8月下旬までの海水温度は例年より低く推移しています。
アキサケの定置網漁は9月に入り、道内各地で解禁されており水揚げが始まっています。今年のアキサケ漁は豊漁が期待されており、魚体も4キロを越える大型魚が中心となっています。オスメスの割合は6対4となっており今のところ、オスの水揚げが多くなっています。これから秋の深まりと共に筋子やいくらの製造が本格化し北海道の秋の味覚が食卓に届けられます。

カネヒロニュース「つり情報」
北海道の山々では早くも紅葉が見え始め、秋の到来が感じられます。オショロコマやヤマメで賑わいを見せた渓流域は10月の産卵期に備えて最上流域にその姿を潜め始めており、渓流釣りのシーズンは終了の時期を迎えています。
この時期、道東の各河川のサケ、マスの遡上がピークを迎えており、中、下流域では禁漁になっている所も少なくありません。そんななかで唯一釣りのできる上流域では、ニジマスの釣果が聞かれます。秋のニジマスはコンディションが良く、人気のある魚です。しかし、河川林は繁茂している状態で徒歩での入釣は容易でなく、カヌーを利用した釣りが効率的です。主にルアーを使用した釣りがメインとなります。
忠類川に代表されるライセンス制度を取り入れている河川では、サケ、マスの調査捕獲が始まっています。一時のブームはなくなりましたが、公的に河川でサケ、マスを釣ることのできる貴重な試みです。捕獲状況は1人あたり2〜3尾程度と報告されています。10月末まで行われ、本州からも多数の釣りファンが北海道を訪れます。
2003.9.1


カネヒロニュース/8月号
6月上旬から操業が行われていたロシア200海里水域内でのサケ、マス漁は釧路市場での1隻を最後に本年度の漁は終漁しました。操業条件をめぐって難航したロシア側との民間交渉の結果、出漁の遅れや一部、大型船団体の出漁を断念する事態もありましたが、ベニサケ等全般的な魚価高に支えられ、大型船、19トン船共に漁獲割当量をほぼ消化しました。買受人側では産地高の消費地安の結果となり、今後、安定した対ロシア交渉と数量の確保が大きな課題となってくるでしょう。
7月8日に解禁された道東太平洋におけるさんま流し網漁は7月中旬以降、豊漁が続いています。魚体のサイズは160〜150グラムが中心組成となっており、7月下旬には浜値も値くずれが生じ始め、コンブ漁を兼業する船は、切り換えの時期を迎えています。
さんま棒受け網漁は7月19日に5トン未満船、7月26日に10トン未満船がそれぞれ解禁となっています。解禁当初はジャミさんまが主体でしたが、10トン未満船の参入により、流し網漁と同等サイズのさんまが水揚げされています。8月に入ってからはロシア海域での操業が可能で、今後、さんま漁は船型に応じて、順次解禁され、本格的な盛漁期を迎えます。

カネヒロニュース「つり情報」
今年の北海道は例年にない冷夏で夏とは思えない気候が続いています。そのため、山間部の源流では、水温が低く、水生昆虫のう化率も低下し、ヤマメやオショロコマ等の釣果が良くありません。釣れる魚のサイズも小型魚が中心で8月以降の天候回復は期待を寄せています。
道北のオホーツク海や知床半島周辺の沿岸ではカラフトマスの釣果がきかれ始めました。この時期の魚は銀毛がほとんどで日の出と共にポイントとなる沿岸や河口付近には大勢の釣人が押し寄せます。ルアー、フライ、紅染イカを使用した流し浮釣り等、色々な釣り方で狙う事ができるのも人気の要因です。
北海道では春のサクラマスと共にカラフトマスも密漁問題をかかえている魚で魚体から筋子を取り出し、魚体はその場で放置する場面が幾度となく見受けられます。
具体的な解決策がないまま、毎年この時期を迎えており、沿岸漁業権及び漁業法の質の改善が急がれています。
2003.8.4

カネヒロニュース/7月号
6月上旬に出漁したロシア200海里内サケ、マス漁の大型船が6月末から7月上旬にかけて花咲港に帰港し、ベニザケを主体とした水揚げを行っています。操業水域は1区(東カムチャッカ)で1船当り約50トンのベニザケが漁獲されています。出漁船数の減少から水揚げ数量が減少し、1区のベニザケの初セリではキロ当り2,000円を上回る高値で取扱われています。例年と比較して出漁時期が遅れた分、魚の質は全体的に並のものがほとんどで2航海目の魚はさらに質が落ちると予想されます。そのためベニザケを取り扱う業者は7月上旬に水揚げされる魚に期待を寄せています。また、道鮭連の船団は2区、2A区でのトキシラズを主体とした操業を終え、3Aでのベニザケを主体とした操業を行っています。高値で推移したトキシラズに続き、ベニザケにも期待が寄せられています。
日本200海里内操業の以西船は7月上旬に漁期を終え、7月中旬以降の棒受けサンマ漁に向けて準備が行われます。7月上旬から道東各地で刺網サンマ漁が行われ、道東に初夏の味覚が水揚げされます。

カネヒロニュース「つり情報」
道東のヤマメ釣りが7月1日に解禁され、渓流ファンには待望の季節が訪れました。しかし、山岳地域の雪解けが遅かった分、知床半島周辺の各河川の水温は5℃前後と低く、この時期としては非常に珍しい状況になっています。そのため水量の多い中流域には魚が付いておらず、源流域やその支流域に多くの魚が集まっています。“エルクヘヤーカディス”と呼ばれるシカの毛を使用したドライフライの釣りでオショロコマを主体に2割程度のヤマメが混じる釣果が期待できます。最近では放流されたニジマスもかなり釣れるようになり、在米種のオショロコマの生息域に影響を与えています。主な釣場となる源流域ではヒグマの生息域でもあり、無理な深追いや単独での釣行はなるべく控えた方が無難です。
今年の状況では、7月下旬から8月上旬頃が最盛期と予想され、比較的長期間夏山での釣りが可能となるでしょう。
2003.7.1

カネヒロニュース/6月号
本土、最東端の根室にもようやく桜が咲きみだれ、本格的な北国の遅い春を迎えています。
5月から操業を続けている日本200海里内、サケ・マス流し網漁は依然不漁続きで、浜値は例年の倍にまで跳ね上がっています。これにより、前浜トキシラズの取り扱いが困難になり、取り組みを断念する業者も少なくありません。一方、同時に水揚げされる、カラフトマスはマス年で漁模様が比較的良く、安値で取り引きされています。水揚げされている魚は大型魚が多く、セッパリと呼ばれる背が盛り上がっている魚体も見られるようになり、漁も最盛期を迎えています。
入漁料等でロシア側と交渉を続けてきた、ロシア200海里内のサケ・マス流し網漁は、全鮭連のみがその内容を受け入れ、6月上旬には出漁可能で、単価の高いベニザケを漁獲する漁場へ出漁します。日鮭連もこれに続き、出漁を予定しています。また、19トン船団の道鮭連も最後まで粘り強い交渉を続けており、採算ラインの操業を目指し、ロシア側と協議しています。根室を代表する北洋サケ・マス漁業がこの様な状況で衰退して行けば、地元の地域経済は大打撃を受けることになります。

カネヒロニュース「つり情報」
根釧原野は、緑が色づき始め、山々も春らしい景色になってきました。6月、最も日の出が早い根室では午前の3:30頃には日の出を迎え、釣人には長時間竿を振る事ができる、最高のシーズンを迎えています。
北海道の各河川では、サクラマスの遡上がピークを迎えており、河川での捕獲が禁止の魚が公然と密漁されています。道東で特に有名な標津川では、マスコミ、報道等を利用し、密漁対策に取り組んでいます。実際に、現場で撮影しての報道で現行犯という例も少なくないようです。この様な動きの中、道北の湧別川では、サクラマスをライセンス制によって解禁する案が市で具体化されようとしていますが、遡上する資源量の把握が難しく、また、漁業者との対立もあり、困難を極めています。サクラマスという魚をめぐって、北海道では法の改正が求められています。
5月中旬から下旬にかけて、幻の魚とされるイトウが根室の風蓮川で比較的多くの釣果がありました。実際に釣り上げたイトウは、67cm、37cmの2尾、その他知人等の報告も含めると10数尾のチャンスがありました。最大で80cm級どまりですが、近年にない状況です。風蓮川のイトウは比較的泥臭くなく、身はオレンジ色、ルイベ等で食べると美味とされていますが、資源保護のため、リリースが求められています。
2003.6.3

カネヒロニュース/5月号
 日本最東端の根室もようやく暖かな風を感じる様になり本格的な春の気配が訪れています。4月下旬、道東の広尾や釧路から出漁し操業を開始した日本200海里水域内サケ・マス流し網漁は1航海目を終え、北海道に春の香りを初水揚げしています。
 水揚げされたトキシラズは魚体が小さく、2キロを下回るものが中心で漁模様も不漁でのスタートをきっています。浜値の方は、漁獲が少ない分、高値で取引きされており、キロ当たり1,300円前後と紅鮭並みの価格となっています。2〜3航海目までには、浜値が落ちつきを見せ始めると予想されています。
 根室の花咲、歯舞、落石各港からは5月1日に出漁しており、ゴールデンウィーク明けの初水揚げを予定していましたが、前浜の海水温が低く不漁で漁場も比較的遠いため、1航海の周期が長くなっており、5月6日現在根室には初水揚げのたよりは届いていません。5月10日頃までには根室でも新物トキシラズに、おめにかかれることでしょう。また5月中旬から下旬にかけては、ロシア200海里水域内で操業する19トン船の出漁が控えており、今後の水揚げ状況が期待されています。

カネヒロニュース「つり情報」
 4月中旬に氷が落ちた各河川には、連日釣人が訪れ春の原野でアメマス、ヤマメ、イトウなどの釣りを楽しんでいます。根室近辺で有名な河川として挙げられる風蓮川や別当賀川等は、例年に比べ水量が多く、若干の濁りも入っていますが釣りには大きな影響はない状況です。しかし水温の方が2〜3度と低く、早朝の釣りよりも完全に太陽が昇ってからの方が良い釣果が聞かれています。アメマスは30センチ前後を中心にコンスタントな釣果があり、時折50センチクラスも混じります。道東では5月から禁漁になりましたが、各河川の支流におけるヤマメ釣りが好調でかなりの釣果がありました。7月には再び解禁となり夏の渓流を楽しませてくれる事でしょう。幻とされるイトウは年々釣果が聞かれなくなっています。仲間内では今年の春、40センチクラスが1尾風蓮川にて釣り上げられたのみで大きな話題は浮上していません。ちなみにスプーンによるルアー釣りでの釣果でした。例年では5月上旬に遡上するサクラマスも水温が低いためかまとまった遡上時期が遅れており、5月下旬頃の大量遡上が期待されています。
 河川と同様に野山の様子も例年に比べ緑が少なく、山菜等の時期も1週間以上遅れている状況です。根室の野山では5月上旬にはギョウジャニンニクのみが採取されている程度で、日本で一番遅いサクラの開花が予想されている5月下旬頃にはコゴミやタラの芽といった代表的な山菜も採取できる事でしょう。
2003.5.6

カネヒロニュース/4月号
PH
4月3日撮影

 道内各地で海明けが報じられており、長い冬にも終止符が打たれようとしています。オホーツク海に面した根室の前浜には数百mにわたり流氷の砕け氷が残っているものの、ほとんどが姿を消しつつあります。
 3月下旬から日本200海里水域内におけるサケ・マス漁の操業条件を決める会議がロシア側と行われています。昨年の操業では5月1日解禁を前倒しの4月15日解禁となり、一部の船団が出漁しました。この小型サケ・マス漁は、漁獲不振や価格形成など厳しい環境から今年は昨年を上回る休漁が予測されています。
昨年の漁獲可能量は4,100トンで魚種別ではカラフトマスが3,740トン、シロサケが360トンという内訳で合意されましたが現在の所、操業において、最も課題となる漁業協力費及び漁獲割当量など、具体的な発表はされておらず、今後の動向が注目されています。

カネヒロニュース「つり情報」
 ようやく日中の気温が氷点下という事がなくなり春らしい日ざしを感じる様になりました。今年は例年より川開きが遅く、4月1日現在、根室の各河川は一部の水面が顔を見せているのみでほとんどが氷に閉ざされています。川岸には腰の位置まで積雪があり、スキーやかんじき等の使用なしでは移動が困難な状況です。本格的なシーズンインは4月中旬と考えた方が良いでしょう。
 それでも、各河川の支流域では、比較的釣りが可能でヤマメの新子釣りが楽しめます。1年魚が中心でイクラ等の餌を使用したミャク釣りが主流です。
この新子釣りは、サクラマスの資源保護として懸念されていますが天ぷら等の食材として珍重され、早春の味覚として人気があります。ポイントに当たれば数百匹前後の釣果がありますが資源保全のため釣人の節度が問われます。また4月中旬から下旬にかけて、サケ・マス稚魚の放流が行われ、アメマスの大群が押し寄せる時期となり釣りファンにとっては、本格的な春の到来となります。
2003.4.2

カネヒロニュース/3月号
PH
3月20日撮影

 2月中旬から根室に接岸している流氷は、3月に入ってからも依然として姿を消す気配がなく、厳しい寒さが続いています。そんな中で、前浜では限られた魚種が水揚げされている程度で年間を通してもっとも水揚げ量が少ない時期になっています。現在、主として行われている漁にはマダラを中心とした前浜での刺網漁、風蓮湖や温根沼や周辺前浜で氷に穴をあけ、網を仕掛ける氷下待ち網漁、それに納沙布岬までの半島の汽水湖で氷を割り、腰まで海に入ってくま手を使用し捕獲するアサリの手掘り漁など北の海ならではの独特な漁が行われています。主に鮮魚、一夜干乾物として利用されるコマイは冬期根室沿岸に来遊し重要な水産資源とされています。今年から市の対策でコマイの資源増大を目的とした人工採卵による孵化放流事業に着手しており、前浜資源の管理、増大に取り組んでいます。
 また5月から7月にかけて行われるロシア200海里水域内サケ・マス漁の操業条件についてロシア側との政府間交渉が三月下旬に予定されており、それに共ない民間交渉の検討委員会が既に動き始めている状況で根室にも春の訪れは間近にせまっています。

カネヒロニュース「つり情報」
 河川等内水面の結氷だけでなく前浜までもが流氷に閉ざされ、水面を見る事ができないこの時期、氷に穴をあけて釣糸を垂れる氷上釣りの釣魚としてワカサギの他にチカ・コマイ・アメマス・ニジマス・サクラマスなどが挙げられます。その内の一種、コマイが遠浅の前浜での穴釣りで釣果が聞かれています。潮込み時を狙い、釣果は良い人で数キロ単位期待できます。
釣り方はワカサギと同様でエサはイソメ等が使用されています。
 河川の釣りは、毎年3月中旬から下旬にかけて氷が落ち濁りが出始める1週間以内の期間、比較的多くアメマス等の釣果がきかれます。今年の冬は降雪量が多かったため、雪どけの河川の水量は多いと推測され、多くのポイントが形成される可能性があります。隣町の中標津では既に春の到来を告げる福寿草の黄色い花が開花しており、春の足音は北海道でも一番春の訪れの遅い根室地方にもとどいている様です。
2003.3.5

「凍る海・オホーツク」
北海道大学低温科学研究所
流氷研究施設長 青田 昌秋
 青い海原がわずか数カ月の間に白い大陸に変わる。凍る海は、地球上で最もドラマティックな自然の変化を見せてくれます。荒れ狂いながら凍っていく初冬の氷海、静粛の氷野、紺青の海に純白の流氷群、海明け・ ・ ・ ・。厳しさ、静けさ、明るさと移り変わる氷海の姿、これが流氷の世界です。
 流氷は私たち人類といかなる関わりをもつのでしょうか。人びとと流氷の身近な関わりと地球規模でみた流氷の役割について考えてみましょう。

1.流氷の功罪
 我国の周りで凍るのはオホーツク海だけです。冬になると北海道のオホーツク海沿岸は凍り始めます。沖合いの発達した流氷も押し寄せて、漁もできなくなります。小さな漁船は陸に揚げられて海明けの春を待ちます。大きな漁船は日本海や太平洋に出稼ぎにいきます。流氷は漁民から仕事を奪ってしまうのです。
 流氷は船舶の航行を妨げます。流氷に激突されて漁船が沈没したこともあります。沿岸では、重なりあった流氷が海底をこすってコンブやウニ、ツブ貝を全滅させたり、ホタテの養殖施設を破壊してしまうこともあります。流氷は漁民にとってはとんでもない邪魔ものなのです。
 悪い面ばかりではありません。海が凍ると波は消えてしまいます。流氷が波のエネルギーを吸収するからです。流氷は自然の浮き防波堤となって波浪による海岸の破壊を防いでくれます。
 波しぶきが付着すると樹木も野菜も枯れてしまいます。鉄塔やアンテナを腐食させたりします。塩害です。流氷は風波を抑えて、畑や森林を塩害から守っているのです。
 コンブなどの有益な海草を育てるためには、海の雑草とり?磯掃除?が大切です。流氷がやってこない日本海や太平洋の漁民は、この磯掃除に大変苦労します。オホーツク海では、幸い流氷が磯掃除の大役をやってくれます。
 流氷は漁民から冬の仕事を奪いますが、反面、これが無計画な乱獲からオホーツク海の水産資源を守ってきたとも言えるのです。
 オホーツク海の浜辺の人びとは、このように功罪両面をもつ流氷とともに暮らしているのです。

2.流氷と地球環境
 身近な流氷の功罪から視角を地球規模に広げてみましょう。地球表面の70%は海です。その海の約10%が凍る海です。流氷は地球の環境とどのように関わっているのでしょうか。

 流氷と大気の流れ 青い海は、降り注ぐ太陽エネルギーのほとんどを吸収し温まり、これに接した気温も上昇します。もし海が凍り白い氷野に変わると、太陽エネルギーの80%を宇宙空間に反射してしまい極地の寒気が強まります。流氷は太陽熱の反射板なのです。
 極地の寒気がいかに厳しくても、流氷の下には常に気温よりもはるかに暖かい海水があります。流氷の隙間、すなわち、開水面では大量の熱が海洋から大気に流れて寒気を和らげます。しかし流氷が海を覆うと、海水から大気への熱の流れが妨げられ、寒気は厳しさを増していきます。
 流氷は断熱材でできた海のフタなのです。
 夏になると、太陽の光は強くなり流氷は溶け始めます。しかし太陽熱は流氷を溶かすためだけに費やされ(融解熱)、海水を温めるには至りません。海水が冷たいままなので気温も上がりません。
 流氷は極地を寒冷に保つ役割をしているのです。
 極地で生まれた冷たい空気は、赤道へ運ばれ熱帯の暑さを和らげます。一方、熱帯の温かい空気は極に向かって流れ、寒気を和らげてくれるのです。これが大気の大循環です。大気を循環させるベルトコンベアの駆動力は、赤道(熱源)と極地(冷源)の温度差から生まれます。流氷は局地を寒冷に保ち、大気の大きな流れ、気候の形成に深く関わっているのです。

 流氷と海洋の循環 カン入りのオレンジジュースを冷蔵庫で冷やしすぎたことはありませんか。凍らない部分は濃縮ジュースになっています。ジュースのなかの真水の部分だけが凍ったからです。海水が凍るときも同じで、流氷から濃い塩水が排斥されます。この濃い海水はブライン(濃縮塩細胞)と呼ばれます。ブラインは、塩分が濃く、かつ、冷たいので密度が大きく、海中深く沈んで深層水となります。
 南極大陸の周りや北極海のグリーンランド沖で生まれた深層水は赤道の方向に向かって移動します。これが深層流です。深層流は冷たい水(マイナスの熱)と塩分を極地から赤道へ運び、これに代わって、熱帯の温かい表層の海水が極地へ向かいます。
 海水の動きは、大気の動きに比べゆるやかですが、大量の熱を含むことができるので気候形成に大きな影響を与えます。

3.海の資源を育てる凍る海
 植物プランクトンは光合成によって増殖します。海の生物の餌のもとは、珪藻類を中心とする植物プランクトンで、この量の多少が海洋の生産力を決定します。
 流氷を切り出してみると、しばしば茶褐色をした着色層と呼ばれる部分が見られます。これは氷の中に珪藻類(アイス・アルジー)が住んでいるためです。アイス・アルジーは、春になると爆発的に増殖し豊かな海を作り出すのです。
 この植物プランクトンを餌にして、小さなエビ、アミなどの動物プランクトンが生きています。さらに小魚、カニ、貝類がこれらのプランクトン類を餌にし、小さい魚類は大きな回遊魚の餌になります。こうして海の食物連鎖が作られていきます。
 氷の下は、植物プランクトンのいい住みかなのです。世界のすべての好漁場が凍る海に隣接していることに見られるように、凍る海は人類の海洋水産資源にも大きな関わりをもっているのです。
 流氷は、地球の気候形成、食物資源に関わっているのです。
 流氷、それは海からの素晴らしい贈りものです。



青田教授がパブジーンで流氷の情報を提供中です。パブジーンはインターネットの雑誌です。
インターネットのhttp://www.pubzine.com/を開きIDナンバー1515で「流氷−海からの素晴らしい贈りもの」をぜひご一読ください。
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筆者紹介
青田 昌秋(あおた まさあき)氏
昭和13年9月22日  長崎県生れ(60歳)
昭和38年北海道大学理学部地球物理学科卒業
昭和40年北海道大学理学部物理学科学士卒業
昭和50年北海道大学低温科学研究所助教授
昭和58年北海道大学低温科学研究所教授・流氷研究施設長(現在に至る)

授賞関係
昭和50年NHK放送文化協力賞受賞
昭和52年産経新聞オーシャンスカラシップ受賞
平成8年北海道新聞 文化賞(科学技術部門)受賞

著 書
「海洋大辞典」東京堂(共著)
「気候気象学辞典」二宮書店(共著)
「雪の話、氷の話」丸善書店(共著)
「白い海、凍る海」東海大学出版会(単著)
「雪氷水文現象」古今書院(共著)


カネヒロニュース/2月号
PH
2月14日
海面が全て流氷に埋めつくされました。

 今年の根室の冬は例年に比べ、降雪量が多く、雪かきをする機会も多くなっています。この時期、話題の流氷ですが、現在、紋別や網走といった流氷観光で有名なオホーツク海沿岸には接岸しており、既に知床半島を南下し、根室海峡まで姿を見せています。1月下旬には根室でも流氷初日を迎えており、厳寒期のまっただ中といった状況です。
 冬漁の中心となるスケソウタラ漁は最高級の原卵を期待できるはえ縄漁が1月末で終了しており、2月以降は刺し網漁やロシア200海里内の北転船による底曳網漁が操業されています。これからは卵巣の成熟が進み、からし明太子の原料に適した水子になります。前浜では3月末頃まで、北転船は4月頃までが漁期となっており、限られた原料の確保に取扱い業者は水揚げに期待を寄せています。また1月末には道東の水産業の大黒柱的存在で北洋さけ・ます船団を束ねていた“全鮭連”の解散など根室の漁業を取り巻く環境は厳しさを増しています。

カネヒロニュース「つり情報」
 北海道の2月は、1年を通して、釣魚として数えあげられる魚種が最も少なく、道内の釣りを紹介している釣り番組さえ、お手上げの状況です。
 この時期、ルアーやフライを使用して釣りができるのは、河口に隣接する海岸や漁港でのアメマス釣りのみで道南の日本海側では“海アメ”と称されブームとなっています。その魅力は、大海原でのロングキャストにあり、回遊に当たれば比較的コンスタントに釣果が得られるようです。
 道東の太平洋側では現在の所、安定して釣果が得られるポイントの開拓があまり進んでおらず、釧路の極一部の釣人が、釣具店と共に積極的にポイント開拓を行っています。その結果、根室周辺にも数ヶ所、海アメ釣りができるポイントが発掘され、熱狂的なマニアが厳寒の海辺で竿を振る姿が見られます。主に使用されるルアーは28g〜35g程度のメタルジグで、10ft前後のスピニングタックルがメインとなります。
 北海道を代表する天然種のイワナ“アメマス”は1年を通じて釣魚として扱われるようになり、その時期時期の生態や摂餌行動等も研究され、北海道の釣りに新しい風を吹き込んでいます。
2003.2.7

カネヒロニュース/1月号
PH
1月10日撮影

 根室の2003年は、本土最東端の納沙布岬から初日の出を拝むことができ、穏やかな年明けとなりました。しかし、水産業界を取り巻く環境は依然厳しい状況です。今、話題の北朝鮮など世界情勢が揺らいでいる中、その北朝鮮と比較的国交が盛んなロシアの海域で日本漁船による安全操業が行われています。
 ロシア200海里内での大型船によるマダラ漁がようやく解禁され、根室・花咲港から各船が出港しており、数日後の水揚げが期待されています。また羅臼でもロシア200海里内におけるスケソウダラの操業が解禁されています。海外の大型トロール船による乱獲で年々資源が減少しているだけに前浜物としてのたら子の価格は高値に推移することが予想されています。海外からの冷凍卵が主流の現在、市場におけるたら子の価格帯は比較的安値の状況にあります。前浜物を扱う業者は価格競争に大きな課題を残すことは必至であり、味・品質等に重視した製品を生産することにより生き残りをかけています。

カネヒロニュース「つり情報」
 例年通り、昨年の12月下旬から河川や湖沼は結氷し始め、北海道における冬の釣りの代表である氷上のワカサギ釣りが道東の各地でシーズンインしています。道東で有名な網走湖や阿寒湖などでは、連日、良い釣果が伝えられている中、根室の代表的なワカサギ釣場としての風蓮湖では例年にない程の釣果不振が続いており、異例の年となっています。また、釣れれば殆どが大型でこれまた今までに例のないことです。漁協による放流は例年通り行われているようであり、主な原因としては、風蓮川中・下流域の水質汚染が挙げられています。冬期間は比較的水質は良くなるものの、年々放牧による牛のし尿・糞等が原因で富栄養化状態が進んでおり、風蓮湖を取り巻く環境は悪化し続けているようです。魚類だけでなく、水生植物等の成育にも影響していることが根室市の水産課による調査で明らかになっており、生態系に及んでいる悪影響は比較的大きいと考えられています。
2003.1.10

2003年 新春
明けましておめでとうございます
本年もカネヒロのホームページへのアクセス、誠にありがとうございます。
皆様には新年を迎えてますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

私どもカネヒロは従業員一同、根室の海でとれる新鮮な素材を安全・安心な食品として皆様の食卓へお届けできるよう、これからも精一杯努めてまいります。

本年もご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2003.1.10

【2002年】

カネヒロニュース/12月号
 秋鮭の定置網漁が終了し、根室の前浜では底曳網や刺網漁によるマダラやカレイ等の底物中心の魚が水揚げされています。その中でも特に今年は“ババガレイ”の水揚げ数量が多く、異例の年となっています。このカレイは非常に粘膜が多く、また脂ののりも良く、地元では甘辛く煮付けて食されています。一時漁獲量が減少し、資源が心配されていた魚種で比較的高級魚として扱われ続けていました。現在の小売りでの値段も例年の半値近くとあり、市民の食卓に多く姿を見せている様です。
 その他、北海道の味を代表する内の一つに挙げられるウニも潜水漁により水揚げされており、輸入物とは異なる鮮度の良さと濃厚な味が人気を集めています。また魚の城下町「羅臼」における釣イカ漁は解禁当初は不漁だったものの、11月以降漁模様が一変し、12月に入ってからも水揚げは好調で肉厚の鮮度の良いものが流通されています。

カネヒロニュース「つり情報」
 12月現在の所、根室の各河川は結氷しておらず、アメマス釣りを楽しむ人々や、幻のイトウを狙う人の姿が河川で見受けられます。しかしこの様な人々は極一部でこの時期岸壁でのコマイやチカ釣りに人気が集まります。
 特にチカ釣りにおいては寒風の下、百人近い人々が釣糸を垂らし、賑わいを見せています。釣果はバケツ一杯が期待でき、家族づれで楽しむことができます。フライや一夜干等での食材として利用できることもあり、この時期、数少ない釣魚として重宝されます。
 また12月1日からは、サケ・マス商業河川の捕獲規制が解除され、大河川の河口付近でもさけ釣りが可能になり、ラストランを狙って熱狂的なファンが訪れています。
 魚体の方は大型でブナ化の魚がほとんどを占めています。主としてスプーンを使用したルアー釣りで狙う人々に釣果があるそうです。12月末からは北海道を代表する氷上でのワカサギ釣りが始まり、本格的な冬の到来を彩ります。
2002.12.4


カネヒロニュース/11月号
 例年よりも気温の高い、暖かい日が続いた10月も末になってからは真冬並みの寒気が上空に居すわり11月に入ってからも寒い日が続いています。
 漁の方は、秋鮭の後期群の水揚げは少なく、時化の影響もあって低調な状態です。
 寒風が吹き始めるこの時期になると、根室の各家庭では漬け物用の大根干しが始まりますが、干してある大根の数も以前よりは少な目で家族構成の変化やどんな食品でも容易に手に入る時代の変化を感じさせます。干した大根を輪切りにして真中に切れ目を入れ塩鮭のうす切りをはさんで麹で漬ける「はさみ漬け」はこの地方の代表的な漬け物の一つです。又、今月末頃から各家庭ではお正月用の「鮭の飯寿(いず)し」を漬けます。10℃前後で約1ヶ月低温熟成した味は格別で、お正月にはなくてはならない家庭の味で、この地方の気象条件とも相まっておいしい「鮭の飯寿し」ができあがります。
根室地方は「鮭の飯寿し」が一般的ですが、北海道各地ではほっけ(ほっけ)・鰰(はたはた)・鰈(かれい)・鰊(にしん)などその地方の特徴を生かした地方色豊かな「飯寿し」が作られています。
 寒風が吹き始めるこの時季、山漬けした塩のきいた秋鮭を軽く塩出しして寒風の中で3日間位陰干しにした「秋鮭山漬け寒風干し」は旨味が十分の塩鮭で、通をうならせる逸品です。

カネヒロニュース「つり情報」
 10月下旬頃から日々寒さが厳しくなり、北海道の内陸を中心に初雪が観測されていますが、依然として河川での釣果が報告されています。秋鮭の遡上が一段落し、捕獲規制のない小河川の河口では降海型のアメマスが釣れています。
 根室ではフレシマ海岸に流出している各小河川で良型のアメマスがストリーマー系のフライを使用したフライフィッシングで釣果をあげています。うまく回遊に当たれば50センチクラスを中心に5匹程度の釣果が期待できます。地元の釣人よりも他方面からの遠征組がほとんどを占めています。おそらくどこからかインターネットや雑誌等で情報が流れたのでしょう。
 11月下旬頃には河川が凍結し始め、今シーズンの河川での釣りはシーズンオフとなります。
 また11月1日からはエゾシカ猟が解禁され、道内はもちろん、東北方面からも多くのハンターが根室に訪れています。根室におけるエゾシカの生息数は最盛期だった5年前に比べ確実に減少しているといわれ、いざ出猟しても姿さえ見られないという事がたびたび起こるようになってきました。しかし、捕獲枠は昨年同様の1日3頭となっており、道東においては依然として有害鳥獣駆除的な扱いをされております。
2002.11.6

カネヒロニュース/10月号
 暖かかった9月とは一変、このところ秋風を感じる日々が次第に多くなり、秋の気配が増しています。根室を含む道東沖のさんま棒受網漁は9月以降も水揚げ数量は伸びず、依然として厳しい状況が続いています。
 さんまの魚体もかなり細くなって、9月頃に比べると2割程度大型魚の割合が減少しており、さんまの組成が著しく変化しています。このような状況下でさんまを主として仕事を行っている水産会社は依然高値の浜値で競りおとし、採算ラインぎりぎりもしくはそれ以下で取り扱っているのが現状で、早い時期にさんまから手を引き、秋鮭等の加工に切り換えている業者も少なくありません。
 最盛期を迎えている道東各地の秋鮭定置網漁については道東全体で1日1,000トン〜1,500トン程の水揚げがあり、好調を維持しています。根室に関しては9月に比べ、魚体がひと回り小さくなり、3キロ台の魚が中心になっています。魚卵の成熟の方は筋子・いくら等の製造に適した程度になっており、銀毛のメスは1キロ当たり300円前後の安定した浜値を維持しています。また全体に魚の質が低下しているため、ブナ化の割合が増加しており、特にオスのAブナ等は安値になっている傾向があります。道東の秋鮭定置網漁は11月末まで続けられ、北海道を代表する秋の味覚として各消費地に出回ることでしょう。

カネヒロニュース「つり情報」
 朝・晩の冷え込みが厳しくなるにつれ、紅葉が目立つようになり、北海道は秋本番を迎えています。原野を流れる河川の水温が10℃台前半に落ちつき始めており、秋のイトウ釣りシーズンに突入しています。根釧原野を流れる風蓮川では、10月に入ってから比較的多くの釣人がイトウをターゲットに入釣しています。この時期の釣場は主として中流域に集中しており、深みを中心としたポイントで釣果を得る可能性が高くなっています。
 道北の猿払川等ではフライフィッシングがよく紹介されていますが、風蓮川では主にミノーを使用したルアーフィッシングでイトウを狙う人が多く、特にドジョウの動きを意識したラパラJに人気があります。使用するサイズは9cm〜11cmがメインで、時には大型魚を意識して、13cmを使用する事もあります。
 ルアーのカラーは視覚性の良い赤金・白・蛍光黄色等が多く使用されています。水面が凍結し始める12月上旬までが釣期で、“幻”を狙って道外からも熱狂的な釣人が北海道を訪れます。
2002.10.1

カネヒロニュース/9月号
 道東沖のさんま棒受け網漁は、8月20日からの大型船参入により本格化していますが漁模様が安定せず、水揚げも伸びていません。9月2日現在、1日1,000トンを超える水揚げがあったのは2日間のみで、昨年の1/3程度にとどまっています。さんまの組成は大型魚が中心で漁場も主に落石沖から釧路沖にかけての日本200海里内で操業している船がほとんどなので鮮度は抜群です。
 浜値は依然、高値を推移していますが、大都市の各市場の売り値が下がっているため、今後の価格設定の動向が注目されています。
 8月27日に解禁となった根室管内の秋鮭定置網漁は、好調なスタートを切っており、9月に入ってからは、根室・歯舞・落石3港合わせて300〜400トンの水揚げがあり、標津・野付・別海、羅臼等、根室管内全体では1日で約1,000トン位の水揚げとなっています。漁獲されている魚体は、4kgを超える大型魚が大部分を占めていますが、魚卵の方の成熟は遅れ気味と言われています。浜値の方は初日から安値で漁業者にとっては厳しい幕開けとなっています。

カネヒロニュース「つり情報」
 北海道の代表的な魚の1つに挙げられる秋鮭の遡上が各河川で始まっており、河口付近や河川水の影響を受ける砂浜等で盛んに秋鮭釣りが行われています。
 主流とされる釣り方はブッコミ釣りと呼ばれるさんまや紅イカ(イカを食紅で赤く染めたもの)を餌とした投げ釣りで、砂浜には数百本の釣竿が立ち並び、秋の風物詩になっています。潮回りにより釣果の方はムラがありますが、平均3〜5本位といった所です。今時期は銀毛が多く、特に人気があり、釣場所確保には泊まり込みになってしまいます。11月までが釣期で前浜は賑わいをみせています。
 河川の釣りは、草木が繁茂しているため、容易ではありませんが、コンディションの良いアメマスやニジマスの釣果が報告されています。水量が少ないこの時期、ちょっとした倒木に魚が付いている事が多く、ルアーによってかなりの確率で釣果を上げる事ができます。また、稀に婚姻色に変色したサクラマスが釣れる事があり、釣人を驚かせます。
 落葉が多くなり始める10月下旬までが釣期で、同時にアメマス、サクラマス等は産卵の時期に突入します。
2002.9.3

カネヒロニュース/8月号
 道東3港に水揚げされている大型船によるロシア200海里内サケ・マス漁も8月1日をもって全てが終了し、現在、前浜では刺網や棒受け網によって漁獲されるさんまが水揚げされています。
 今年の刺網さんま漁は解禁から漁模様が良く魚体は、中型魚中心の水揚げで幕が明けました。8月に入ってからも豊漁が続き、魚体も160グラム以上の大型魚が中心で浜値の方も高値を維持しており、大都市の各市場での売値がダイレクトに反響するこの時期、各買受人は日々頭を悩ませています。
 棒受け網によるさんま漁は、5トン未満、10トン未満船共に7月下旬から日本200海里内で操業しているものの、漁獲量は少なく、なかなか手が出せない状況です。8月1日からはロシア200海里内での操業が許可されており、これからが本番と言えるでしょう。さんま棒受け網漁の主力となる19トン船、大型船はそれぞれ、8月10日・20日の出漁が決まっており、秋のさんま漁が本格化します。

カネヒロニュース「つり情報」
 7月までの天候がうそのように、8月に入ってからの根室は暖かい日々が多く、ようやく夏を感じられるようになりました。渓流でのオショロコマ、ニジマス、ヤマメは最盛期となり、溜まりのみならず瀬を中心とした釣りが主でドライフライを使用した夏らしい釣りを楽しむ事ができます。
 8月に入ってから道東の各河川でカラフトマスの遡上が始まっています。各河川の河口域では、早朝から多くの釣り人で賑わっています。今年はカラフトマスの当たり年で、沿岸の定置網でもかなりの漁獲量があります。これから9月中旬頃までがシーズンでルアーやフライ、餌釣り等色々な釣り方で楽しむ事ができます。
 秋のカラフトマス釣りは北海道ではかなり人気のある釣りで、また、トラブルも多く発生しています。特に密漁が一番のトラブルの原因で、これは釣り人によるマナーに頼る事しかできません。また、メスの腹を出し、筋子だけをとって、ガラを釣り場に放置していくという事もされています。知床半島などでは環境保護団体がマスコミを使用して、これらの現状を報道し、警告しています。近々、法律によってカラフトマス釣りが自由にできなくなる日が来るかもしれません。
2002.8.2

カネヒロニュース/7月号
 5月中旬から始まったロシア200海里水域でのサケ・マス漁で、1区(東カムチャッカ)水域に出漁していた大型船が6月下旬から7月にかけて続々と釧路、厚岸、花咲港に入港しています。主力のベニザケの漁獲は1隻当たり約60トンで、水産庁の厳重なチェックの元、各港にも水揚げされています。今年のベニザケは比較的大型魚が多いものの、1航海にかかっている期間が長く、品質的にも良いとされるものが少ない状況です。浜値の方は前年に比べ、安価で取引きされており、この背景には、ベニザケが主流の関西での荷動きが鈍く、昨年の在庫品や、安い養殖サケの影響が指摘されており、“本ちゃん”ベニザケの価格形成が今後の大きな課題といえそうです。また漁業者にとっても今年のベニザケ漁獲枠は拡大したものの、ロシア側に支払う漁業協力費の引き上げもあり、さらに厳しい年になりそうです。
 また、根室の前浜で行われるサンマの刺網漁が7月中旬に解禁され、本格的な夏をむかえます。今年のサンマの漁獲予想は良いとされており、期待が高まっています。

カネヒロニュース「つり情報」
 今年の根室は7月に入ってからも寒い日が続き、早朝の気温が1桁台という日も少なくありません。しかし、その様な気候は渓魚にとって問題ないらしく、例年通り、源流域でのヤマメ、オショロコマの釣果が報告されています。主食となる水生昆虫の羽化の状況はその日の天候によっって左右されますが、川底の石裏に付着している水生昆虫の量から見れば、水質等に異変もなく、渓魚にとっての生息状況は悪くないはずです。
 オショロコマ釣りの代表的な河川は知床半島の各河川や忠類川・植別川等が道東で比較的規模の大きな事が知られています。釣れる数が多いので、エサ釣りよりもフライフィッシングの方が有利と思われます。使用フライは、主にドライフライのエルクエア・カディス等が有効で、サイズは12〜14番といった所がメインになっています。
 釣期は8月中旬頃までで、その日の河川の水量が、釣果に大きく左右され、雨の降った3日後位がベストコンディションと言えるでしょう。
2002.7.2

カネヒロニュース/6月号
 ロシア200海里でのサケ・マス流し網漁が本格化しており、花咲港、厚岸港、釧路港といった道東の3港では、水産庁の監視の下、厳密なチェックを受け、水揚げされています。現在主に水揚げされているものは“鮮トキ鮭”で、これは2区(南千島)海域で漁獲された魚です。19トン船は6月上旬ですでに2航海目を終え、2区先行の大型船については、1航海目を終了した所です。魚群は非常に濃いようで、各船安定した水揚げ量があります。19トン船では各船20トン前後、大型船では40トン前後の水揚げで、魚体は2キロ前後のものが中心で鮮度、質共に今ひとつのものが多く、トキ鮭に関しては今後2A区(南東サハリン)海域で行われる漁模様に期待が寄せられています。この海域で漁獲されるトキ鮭は魚体が大きく、脂ののりもよい高品質な魚が多いのが特徴で、今年の漁獲枠は1,200トンと発表されています。
 道東周辺海域で行われている日本200海里内、サケ・マス流し網漁も6月に入ってからは比較的魚体も大きくなり、魚の質もピークを迎えています。6月中旬までが良質のトキ鮭が水揚げされ、水産加工業者はこの半月が勝負処になります。また、根室、落石港の前浜の定置網によって漁獲される“建(たて)トキ”と呼ばれるトキ鮭の水揚げも昨年に比べて良く、高値で取引きされています。3〜2キロ程度のものが中心で、銀鱗が輝き、鮮度抜群の魚体は非常に魅力的です。

カネヒロニュース「つり情報」
 道東の各河川では5月下旬頃からサクラマスの遡上が始まっており、早朝から多くの釣人がシルバーメタリックの魚体を追い求めています。今年の遡上状況は、近年にない位良く、かなりの遡上が確認されています。特に標津川におけるサクラマスは大型魚が多く、また味が良いとされ、人気があります。主に7センチ程度のミノーや14グラム程度のスプーンでのルアー釣りが行われています。
北海道における河川でのサクラマスの捕獲は法律上禁止されており、密漁になってしまいます。これらの危険を犯してまでも追い続ける程、魅力のある魚なのでしょう。
 風蓮川では今年、下流域にあるサケ・マス捕獲場では魚の遡上を妨げ、捕獲する“とめ”を入れず、サクラマスは100%遡上した事になります。今後、資源にどのような影響が及ぶか注目されています。
 また北海道は春の山菜シーズンの最盛期を迎えていますが、今年は遭難事故が多発しており、死亡者も出ています。主に高齢者による単独入山が事故につながっているようです。あくまでもレジャーとしての域での行動が重要視されており、国有林などでは入林許可書等のチェック体制が厳しくなっています。
2002.6.5

カネヒロニュース/5月号
 観測史上で最も早い、記録的な桜の開花が北海道で観測され、本格的な春の到来を迎えています。根室でも平年より早く、5月14日頃が開花日とされています。
 4月中旬に出漁した日本200海里内サケ・マス流し網漁は、5月2日現在、既に2航海を終えています。1航海1週間というサイクルで“トキシラズ”を中心とした水揚げがあります。
根室の5船団に関しては、比較的水揚げは順調で、1隻当り4〜5トンの水揚げがあります。今年の“トキシラズ”は中・小型魚が中心で大きなものでも2キロ前後から下は1.5キロ前後までの魚で、今のところ、脂ののりもいまひとつといった感じです。
4月下旬には、根室・歯舞・落石の各港から残りの船団が出漁しており、これからの漁模様が期待されています。
 また、ロシア200海里内で行われる中・大型船によるサケ・マス流し網漁の漁獲枠も決定し、5月中旬に出漁が予定されています。全鮭連・道鮭連・北友水産の3連合体の形態も年々変化しており、水揚げに至るまでの経緯にも様々な問題があり、関係者はその動向に注目しています。

カネヒロニュース「つり情報」
 河川の雪解け水もすっかりおさまり、サケ・マスふ化場のある各河川では、サケ・マス稚魚の放流が行われています。3cm位に育った稚魚は、現在、河川の上流から下流までに下っている最中で至る所で稚魚の姿が見受けられます。
 その付近では必ずといって良い程、アメマスを確認する事ができ、この稚魚達を捕食しています。従ってアメマスの行動は、サケ・マス稚魚の行動に左右され、河川の上流から下流まで幅広く分布し、最も釣り易い時期とされています。しかし、飽食の状態にあるアメマスは、ルアーやフライへの反応は鈍く、圧倒的に早朝の釣りが有利になります。この他、ニジマスの釣果も期待できる釣場もあります。
 道東では、釧路川・別寒辺牛川・別当賀川・風蓮川・西別川・当幌川・春別川・標別川・斜里川・阿寒川等で春のアメマス釣りが盛んに行われており、ルアーはもちろん、最近ではフライを使用した釣りが主流になりつつあります。また、風蓮川でのイトウの釣果もあり、幻を狙っての釣りも期待できます。
 春の野山を飾る山菜の方も最盛期を迎えており、フキノトウ・ギョウジャニンニク・コゴミ・タラの芽・クレソン等を求めて、多くの人々が入山しています。例年に比べ成育は早く、5月上旬までには、全ての山菜を確認する事ができるでしょう。
2002.5.10

カネヒロニュース/4月号
 4月に入り、ようやく春を感じさせる日々が北海道にも訪れています。
 今年の日本200海里内日ロ(日本とロシア)さけ・ます漁業交渉が妥結し、根室では10トン未満の小型船33隻の出漁が予定されています。4月15日の解禁となっていますが、5月1日の出漁を予定する船主がほとんどのようです。全道の出漁予定船は103隻と前年比の2割減、根室では前年比の14隻減の状況です。漁獲枠は前年比の21%減の4,100トン、この内道内の小型船が対象となる操業水域の太平洋側では前年比26%減の3,450トンの発表となっています。さけ・ます漁をめぐる環境は2年連続の不漁、輸入水産物の増加による魚価低迷と漁業経費の増加など漁業者には厳しい状況下におかれています。
 今年は早い時期に流氷が姿を消し、さけ・ます漁を行う水滞が良い状況にあると予測されており、漁業者はかすかな期待を寄せています。

カネヒロニュース「つり情報」
 3月末にようやく姿を見せた原野の河川の中流域。4月に入ってからは、下流域から河口まで全ての氷が落ち、原野の河川での本格的な釣りシーズンの到来です。
 昨年の早春は河川の水が少なく、ほとんど釣りにならない所が多かったのですが、今年は早春らしい勢いのある流れが各ポイントを造り上げています。
 3月下旬の実釣では、別当賀川で48cm、46cmのアメマス2尾の釣果がありました。ヒットルアーはシャッド系のプラグです。このアメマスは河川残留型で魚体は黒ずみ、やせたものでした。
 これからの4月中旬から下旬にかけて、さけ・ます稚魚の放流が行われ、これらがアメマスの行動を決定づけます。ふ化場のある支流流出付近などに数百尾というアメマスの群れが集結し、釣人を熱くさせます。
2002.4.10

カネヒロニュース/3月号
 2月下旬から3月にかけて流氷は根室海峡を南下し、数日間ではありましたが根室に接岸しました。根室の前浜での水揚げは、この時期最も扱い数量が少なく、刺網によるマダラ、スケソウタラを主とした漁が続けられています。根室沿岸で漁獲される魚は既に産卵を終えたものが多く、卵巣の歩留りも2%台まで落ち込み、地元で言われる“ごんぼスケソウ”という価値の低いものです。白子(タチ)の方も“華が咲いた”と言われる状態のものが多く見られるようになり、マダラ、スケソウタラの漁期も終盤を迎えています。
 スケソウタラで有名な羅臼では、2月下旬から3月にかけて、漁模様が比較的安定してきています。卵巣の状態は水子と呼ばれる成熟が進んでいるものが中心ですが質の良いものが多く見られます。3月いっぱいが漁期で希少な前浜原料を主として扱っている加工業者は、原料確保に神経をとがらせています。

カネヒロニュース「つり情報」
 今年の根室は比較的降雪量が多く、3月下旬頃の氷が落ちてからの河川の水量は多くなると思われます。昨年は降雪量が少なく、水量が少なかったため、初期のアメマスの遡上が極端に少なかったのですが、今年はかなりの確率で期待できるでしょう。湧水付近の上流部では、既に河川の姿を見る事ができますが、魚影は確認できません。

 数年前までアメマスはサケ・マス稚魚を捕食する害魚というイメージが大きかったのですが、現在、釣り雑誌で特集が組まれる程、釣果としての価値観が見直され、雑誌、釣具等において、かなりの経済効果が得られています。10年前に流行した琵琶湖のブラックバスまでとはいかないものの、北海道ではかなりの人気魚になっています。
 しかし、北海道でも年々開発という波にのまれ、本当の自然の中で釣りができる場所は少なくなってきました。私が知る8年前の姿とは考えられない場所もたくさんあります。
 人間の利益だけでなく、いかにして本当の自然との共存がはかれるのか、今後の開発という言葉に異なった意味を持たせる必要がありそうです。

2002.3.5

カネヒロニュース/2月号
 この時期になると話題にあがる流氷ですが、現在ガリンコ号で有名な紋別市や網走市などのオホーツク海側ではすでに接岸しており、根室海峡を南下しているようですが、根室にはまだ接岸していません。
 流氷の影響を受けていない太平洋側の前浜では、マダラ漁、スケソウタラ漁、ウニ漁、毛ガニ漁などが主に行われています。この時期マダラの産卵が近いため、根室近海に魚群が見られ、刺網などでまとまった水揚げがあります。また、今年の毛ガニ漁においては資源量が心配されていましたが、現在のところ水揚げ数量では例年を上回っているようです。しかし浜値は昨年よりも安く、厳しい冬にさらに追い討ちをかけています。
 そんな中、1月下旬根室において、根室を代表する魚種「サンマ」についての研究会合が日本、米国、ロシアなど6ヵ国の海洋研究者でつくる「北太平洋海洋科学機関(PICES)パイセス」によって開かれました。
 主点は、北太平洋のサンマとニシンの資源量変化を予測するモデル計算式「NEMURO FISH」の作成で、気温や海水温、1立方メートル当たりのプランクトン量などのデータを用いて現在までの魚の増減を科学的に説明し、将来の魚の成長度まで推定でき、科学的な漁獲予想までもが可能になると考えられているそうです。これにより、根室の漁業関係者は、より効率的な漁業の展開が可能になることを期待しています。

カネヒロニュース「つり情報」
 最も釣果が少ない2月。そんな中最盛期を迎えている風蓮湖の氷上ワカサギ釣りですが、1月に比べるとかなり魚群が広範囲に散らばってしまい、釣果の方はさほど期待できない状況です。
 釣り上げられる魚体も例年に比べ小型魚が目立つようです。この原因としては、ワカサギの放流量に関係があるのではないかと考えられていますが、直接的な原因は不明です。
 また、市場に水揚げされるワカサギの数量も少ないようで、高値で取引きされています。
 今月いっぱいがワカサギの釣期で、氷が緩む3月には河川でのアメマス釣りも可能になります。

 また北海道のエゾシカ猟も1月いっぱいで終了し、根室では2月から銃器によるキタキツネの有害駆除が例年通り行われています。
 キタキツネの個体数は年々減少しており、エキノコックスの感染率もほとんどゼロに等しいほどとの報告があります。減少の原因には体の毛が抜け落ちる風土病が挙げられており、根室でもこのような個体が3年ほど前から頻繁に目撃され、現在では根室でキタキツネを見ることは希であります。
 3月中旬まで行われる有害駆除ですが、今のところ駆除としての捕獲はさほど期待されていないのが実状です。

2002.2.8

カネヒロニュース/1月号
 昨年の12月末に起ったロシアによる根室19トン マダラ延縄(はえなわ)漁船3隻の拿捕により、漁業関係者にとっては不安の年明けとなりました。

 今年の1月5日の初せりでは、根室花咲港に日本200海里内で操業しているマダラ底曳漁船による水揚げがありました。前浜のみの漁なので数量的にはまとまっても1,000函どまりといった所です。これから2月にかけて、ロシア200海里内での40トン級の大型船によるマダラ延縄漁が最盛期を迎えますが、ロシアとの漁獲枠の協定により、今年は大型船1隻当たり1航海のみの2,000函程と定められ、昨年に引き続きマダラ漁は厳しい状況下におかれており、ロシアで来月予定されている漁獲枠のオークション等新しい取り組みが注目されています。
 また前浜ではわずかながらウニ漁も行なわれています。ロシアからの輸入ウニにおされ、根室のウニ加工業者はほとんど輸入物を扱っているのが現状です。ロシア側はカニの輸出量が減少している現在、ウニの輸出に主点をおきかえており、日本の輸入量も年々増加しています。
 このように根室の漁業は世界各国からの輸入水産物にのみ込まれる状況下といってもおかしくないでしょう。いかに地場産業として成立させていくか、特に魚の取扱いを含め、ブランド化傾向を強めていくことが必至となってくるでしょう。


カネヒロニュース「つり情報」
 根室の年明けは比較的天候の良い日が続き、気温も例年に比べ暖かい日が続いています。北海道における冬の釣りのメインとして挙げられる氷上のワカサギ釣りがシーズンインしており、年々釣人の方も増加傾向にあって、レジャーとしての人気は不動のものとなっています。
 釣果の方はまずまずのようで良い人で100〜200尾程は期待できます。主な釣場となる風蓮湖周辺には3カ所のポイントがあり、場所によってはワカサギだけでなく、北海道ではポピュラーなチカというキュウリ魚科の魚が大漁となっています。魚体の外観はワカサギに似ていますが、味はワカサギに劣り地元では安価で取引きされています。本州方面の例えでいえば、ワカサギがウルメイワシ、チカがカタクチイワシといった所でしょうか・・・。
 この氷上での釣りは2月下旬まで行なわれ、これからが最盛期を迎えます。
2002.1.11

2002年 新春
明けましておめでとうございます
本年もカネヒロのホームページへのアクセス、誠にありがとうございます。
皆様には新年を迎えてますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

21世紀最初の年2001年は、我が社にとって、厚生労働省管轄対米HACCP水産食品加工施設として北海道から認定取得、さんま・秋鮭の豊漁と、うれしいニュースの続いた1年でした。

弊社従業員一同、根室の海でとれる新鮮な素材を安全・安心な食品として皆様の食卓へお届けできるよう、これからも精一杯努めてまいります。

本年もご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2002.1.7

【2001年】

カネヒロニュース/12月号
〈現在の根室湾の状況〉
▼12月22日現在: 今年の流氷は例年より早いようですが、根室からはまだ見受けられません。(根室湾外)
▼12月24日現在: はすの葉氷もだんだん大きくなってきています。(根室湾内)
 12月に入って、根室でも積雪が観測され本格的な冬の到来となりました。本年度の秋鮭定置網漁が11月末をもって終了し、根室管内の水揚げ量は記録的な大豊漁で幕を閉じました。特に羅臼では昨年比の倍近くの水揚げを記録し、秋鮭日本一の水揚げを誇る標津を上回るものでした。
 しかし、取扱い金額については魚価安のため昨年比を大きく下回っているようで漁業者にとっては豊漁貧乏の年となりました。
 一方秋鮭を扱う水産加工業者にとっては取り組みやすい年という結果になりました。

 また、寒さが厳しくなるにつれて旬を迎える真鱈漁は、ロシア200海里内で操業している19トン船釣鱈漁で、一航海4日ほどで1,000c/sの水揚げがあり、比較的漁に恵まれています。
 しかし、漁獲枠がないぶん、操業に苦労しているようです。
 たち、卵の成育は幾分遅れているようで、たちも赤いものが多く見られています。来年の漁獲枠は今の所未定で、今後の水揚げが予想できない状況です。


カネヒロニュース「つり情報」
 河川の中〜下流域はほとんど氷で閉ざされてしまい、山間の最上流域のみが河川の姿を見せています。秋鮭の自然産卵も終了したようで、最上流域ではホッチャレ(死骸)がいたる所で見られ、烏やしま梟の餌となっています。

 この時期、そんな流れの中で本州では考えられない光景が見られます。なんと岩魚がかなりの数で釣れるのです。水量が少ないので小型魚が中心ですが、いくらを使用した餌釣りで30〜50尾の釣果が期待されます。しかも魚体にはサビがでていない未成熟魚がほとんどで食材としても利用できます。何故このような所に岩魚が溜まっているのか。その理由としては、秋鮭が産卵した卵を狙っての摂餌行動が挙げられます。釣り上げる岩魚はどれも腹がパンパンで、時にはイクラを吐き出してしまう魚もあります。こういった北海道ならではの釣りがこれからの季節展開されます。

 11月から始まっている根室でのえぞ鹿猟は、今年、根室での主猟場である落石の国有林の約80%が国の天然記念物しま梟を保護する某氏による圧力で入林禁止とされ、実質的にえぞ鹿猟は閉め出されてしまいました。
 猟期、捕獲枠は増加させたものの、この現状ではと各関係者から疑問の声が挙っています。

2001.12.7


カネヒロニュース/11月号
 8月末からの連日の大漁で根室の街を沸かせていた道東沖のさんま魚群は、南下して北海道から姿を消し、本年度のさんま漁は終了しました。
 このさんまの豊漁で、かに漁船がさんま刺網漁に移行したため、根室の特産品である前浜の花咲がにの水揚げが低迷、漁期は9月末までに終了しています。水揚量はここ10年間で最低で、最盛期の10分の1程度にとどまりました。

 さんまと同様に豊漁の根室管内の秋鮭漁も、11月に入ってからは数量が減少している状況です。漁期は11月末までで、イクラ等の製造が行われます。
 街ぐるみでHACCP取得を推進している標津町では、北海道の秋鮭の消費拡大及びPRをねらって、いくらしょう油漬、とば、新巻鮭などの商品を航空定期便の通信販売カタログで売り込むといった、新たな販売経路の開発を試みています。
 また、観光船を運行し、実際の秋鮭漁の網起こしを間近で見学することができるツアーなどを実施しており、秋鮭を取り巻く世界に新たな経済効果を見出しています。

 根室でもHACCPに取り組む企業は増えており、根室ブランドの確立、そのPRが期待されています。

 11月以降に漁期を迎えるものとしては、四島周辺のたこ漁、寒さが厳しくなるにつれて旬を迎える真鱈漁などが主な漁となってきます。

[いくら一口メモ]
いくらは見映えのする大粒な物より、銀毛(ぎんけ)の若い鮭からとれる少し粒の小さ目の方がお薦めです。濃厚なこくのある味で皮も残らずおいしさは抜群です。産卵期に近づき成熟した大粒の物は卵の張りもあり姿、形は良いのですが味の濃厚さがうすれ水っぽく皮が硬くなります。


カネヒロニュース「つり情報」
 根室ではまだですが、札幌などでは初雪が降り、北海道は本格的な冬の始まりを迎えています。
 原野の河川では、あめ鱒の産卵が始まっており、また落ち葉が大量に流出している状況で、釣りにならない河川がほとんどです。
 また、11月下旬から12月上旬にかけて河川が結氷してしまい、本年度の川遊びは終了したと言ってもよいでしょう。

 北海道全域で11月1日からえぞ鹿猟が解禁され、本州からも大勢のハンターが道東を中心に訪れています。今年はライフル銃だけではなく、散弾銃にも銅弾使用が義務づけられています。また、1人1日おす・めす合わせて3頭までと、昨年 よりも枠が1頭増えており、えぞ鹿の有害問題の深刻化がうかがえます。
 猟期においても来年の2月までと例年に比べ1ヶ月の延長が決定しています。銅弾使用はハンターのモラル向上により効果が上がるもので、実際はいまだ鉛弾が使用されているのが現状です。
 鷲類だけではなく、国の天然記念物とされているしまふくろうがえぞ鹿の死骸を捕食していることが確認されているようで、今年度の法的取り締まりが強化されるのは間違いなさそうです。
 また、原野での鴨猟は寒さが厳しくなるにつれ、鴨の脂ののりも良くなり、最盛期を迎えています。鴨猟は湖面が結氷する12月上旬まで行うことができます。

2001.11.6

カネヒロニュース/10月号
 道東沖のさんま棒受け網漁は、9月以降も豊漁が続き根室はさんまで活気に満ちています。例年通り、さんま祭りも9月22、23日の2日間にわたって開催され、年々イベント等が充実しているようです。この豊漁のため、休漁体制もとられており、魚価の安定を保持しています。

 10月に入ってからは、冷たい秋風が吹き、朝晩はかなり肌寒くなってきました。さんまの漁場もロシア200海里内から釧路沖以西に移動し、さんまの南下が進んでいます。水揚げされるさんまの魚体も中〜小型魚が中心となり、根室の前浜付近での操業では、小型魚のみの水揚げでさんま漁も半ばを過ぎた状況です。

 また、道東各浜の秋さけ定置網漁も水揚げ量がのび、9月下旬頃から魚価も下がり、各水産加工場では、寝る間も惜しんでのいくら製造に取り組んでいます。そのため、今年の魚卵の価格は、昨年に比べ、安価で消費者にとっては買い求めやすくなる事でしょう。これから11月までの水揚げの動向が注目されています。

[いくら一口メモ]
いくらは見映えのする大粒な物より、銀毛(ぎんけ)の若い鮭からとれる少し粒の小さ目の方がお薦めです。濃厚なこくのある味で皮も残らずおいしさは抜群です。産卵期に近づき成熟した大粒の物は卵の張りもあり姿、形は良いのですが味の濃厚さがうすれ水っぽく皮が硬くなります。


カネヒロニュース「つり情報」
 道東の各河川では、カラフト鱒の遡上もピークを過ぎ、中〜上流域において、秋のあめ鱒釣りがシーズンを迎えています。また、いとうの狙える河川では、いとうの釣果を期待しての釣りが楽しめます。秋の釣りの特徴としては春と異なり、魚が群れで行動することは少なく、小さな各ポイントを細かく狙う事が釣果につながるでしょう。いとうに関しては、春に比べ数は少ないものの、大型魚の期待が持てます。チャンスがあれば是非トライしてみては…。

 海の方では、北海道ならではの秋さけ釣りも始まっています。砂浜からのぶっこみ釣りが主流で、餌はさんまや、赤くそめたいか等が使用されています。浜には、数百本の釣竿が並び、秋の風物詩になっています。釣果にはむらがありますが秋の釣りでは人気No.1で、多くの釣人で賑わっています。

 また10月から狩猟が解禁となり、鴨猟が各原野の河川で始まっています。白鳥と共にシベリアなどから北海道に南下してきた鴨は、脂肪ののりも良く、肉は食用として、羽根は毛針に用いる事ができます。
 このように秋の北海道は盛りだくさんのアウトドアライフを楽しむことができます。

2001.10.3

カネヒロニュース/9月号
 すっかり秋風に包まれた根室にさんまの季節がやってきました。
 8月中旬から出漁している大型船の参入により、さんまの水揚げが本格化しています。気象条件さえ良ければ連日1,000t以上の水揚げがあり、各関連産業もフル操業の状態で、根室の街は活気に満ちています。

 魚体も大型魚が中心で、そのため本州の各卸売市場には、鮮さんま、一汐さんまの上場が増加し、価格も下げの状況が続いています。9月に入ってからは浜値が底をつき、安価で取引きされています。
 また、花咲港に入港してもトラックが不足状態で港は船混みになり、約1日がかりのせりとなってしまっています。今後は三陸方面各港への水揚げが増加していくと見られています。

 また、道東の秋鮭定置網漁が8月末に解禁となっており、比較的漁模様が良く、大型魚が多く見られています。今年の水揚げ枠は昨年と比べると3割増加されており、今後の漁模様の展開が期待されています。

 根室名産の花咲がにも最盛期を迎えており、9月の1〜2日に根室かに祭りが開催されました。
 漁模様こそ良くないものの、秋を彩る一品として、味覚の秋の根室を盛り上げています。


カネヒロニュース「つり情報」
 9月に入り、ようやく河川の水温も低下し始め、虹鱒のシーズンが到来しました。
 最近、漁協が管理している河川では特に虹鱒の放流が行われており、またキャッチ・アンド・リリース等の制約も各河川によって定められつつあり、スポーツ・フィッシングとしての釣りが確立されようとしています。

 道東の河川では阿寒川が有名で、漁協により成魚放流がかなり行われています。阿寒川は渓相が良く、ニンフを使用したフライ・フィッシングでの釣りで大型魚が釣られています。
 また、いとうの河川で知られる風蓮川も虹鱒の多い河川で、特にこの時期、上流域での釣果が聞かれています。
 しかし草木のボサが多く、歩いての釣りは不可能に近く、カヌーを使用した釣りとなります。

 風蓮川の虹鱒は自然繁殖しており、特に側線の赤色が美しい魚が多いのが特徴です。これはこの河川に川えびが多く生息しており、この川えびを主として摂取しているからと思われます。

 河川の下流域ではカラフト鱒が本格的に遡上しており、入釣可能な河口ではライセンス制を取り入れている所以外は全面禁漁です。この釣りは法的なトラブルが多く、注意して行うことが必要です。

2001.9.5

カネヒロニュース/8月号
 7月末にロシア200海里内の鮭・鱒漁が終了し、現在根室では日本200海里内での秋刀魚刺網、棒受網漁が始まっています。今年は刺網が好調で漁期当初から連日、20トン前後の水揚げが続いています。魚体の方も中〜大型魚が見られ、浜値も比較的高値で取引されています。
 棒受網漁の方は魚が光につきにくいようで、水揚げ数量は今のところ安定していません。7月下旬までは比較的大型魚中心の水揚げがありましたが、7月末頃からは小型魚中心の水揚げになり、中・大型魚群はロシア200海里内に北上したと推測されます。
 例年であれば8月からロシア200海里内での操業が始まりますが、今年は韓国船の北方四島付近での操業問題があり、8月1日現在、ロシア200海里内での 操業は行われておらず、8月中旬頃にずれ込む可能性があり、日本側はこの動向に注目しています。
 ロシア200海里水域まで北上した秋刀魚は、そこで豊富なプランクトンを沢山食べて丸々と太って体力をつけ、又産卵のために南下を始めるわけですが、根室沖合いまで来る頃が脂がのって一番おいしい旬と言えるでしょう。
 例年であれば9月初旬から10月が、その時期にあたります。

カネヒロニュース「つり情報」
 雨の日が多かった7月の天候が影響し、8月の渓流については水量が安定、良い釣果があがっています。
 特にオショロコマは7月に比べると魚体も大きく、20センチを超えるものが多く見られます。まさに最盛期を迎えていると言えるでしょう。
 山女は体高が高い、いわゆる幅広山女が見られるようになりました。
 これから白子も成熟してくるので、おいしく食べられるのは8月中旬くらいまででしょう。
 また、知床半島の各河川では、カラフト鱒の一群の遡上が始まっています。ファーストランといわれるこの時期の魚体は銀毛で、釣人には特に人気があり、遊魚規制のない各河川の河口は大勢の釣人でにぎわっています。
 スプーンを使用したルアー釣り、いかの紅染を使用した餌釣り、サーモンフライを使用したフライフィッシングなど様々なスタイルで釣ることができます。8月中旬〜9月上旬が本格的なシーズンで、これから根室海域周辺にも回遊してくるでしょう。
2001.8.2

カネヒロニュース/7月号
 ロシア200海里内で操業しているさけ・ます漁の大型船が6月下旬から続々と花咲港に入港し、沖塩のとき鮭、べに鮭が水揚げされています。主力のべに鮭に関しては、1隻当り平均35〜50トンの水揚げで、鮮度・肉質等品質のよいものが少ない中、船上での処理・塩蔵の仕方が良いとされている船は期待通りの良い鮭を水揚げしています。
 浜値は高値で取引されており、各社思い通りの価格設定で取り扱うことが難しい状況です。残りの1航海でどのような水揚げになるか、注目されています。

 19トン船の水揚げは6月同様、とき鮭の漁模様は良好ですが、品質がかなり悪くなってきており、とき鮭シーズンも終盤を迎えています。

 日本200海里内で操業中の小型船においては、鱒の漁場が近くなり、鮮度の良い魚が水揚げされています。例年であれば背張り(せっぱり)と呼ばれる状態になってくるのですが、今年はそのような魚が今時期にしては少ないようです。しかし7月上旬でほとんどの船が漁を切り上げ、その後秋刀魚漁に出漁する予定です。


カネヒロニュース「つり情報」
 北海道の短い夏が訪れ、7月1日道東方面の河川で山女(ヤマメ)釣りが解禁になりました。山岳地域を流れる渓流は、この時期でも水温が10度前後と冷たく、オショロコマが群泳している所も見られます。
 7・8月にかけての山女釣りは早春のイクラの餌釣りと異なり、エルクヘアーカディスというドライフライを使用するフライフィッシングの方が効果的です。北海道の短い夏の間に水生昆虫が一斉に羽化し、大発生するのを魚が捕食しているからです。
また、通常の釣りと異なり、早朝よりも完全に太陽が昇ってからの方が魚の活性が高く、フライによく反応します。

 知床半島を流れる河川にはオショロコマのみしか生息していませんが、数・型とも満足する釣果が得られます。しかし羆(ひぐま)に要注意。足跡はもちろん、時には糞まで確認する事ができます。
 山女、オショロコマが共生する河川では、流心で山女、溜まりでオショロコマという法則があり、山女は必ずと言って良いほど流心に付いています。これである程度の釣り分けができます。

 この時期の山女、オショロコマは一年中で最も美味で、様々な調理方法で食べることができ、特にオショロコマは山間地域の旅館などで食卓に並ぶことが多い魚です。

2001.7.3

カネヒロニュース/6月号
 5月下旬、ようやく桜が開花した根室ですが、まだまだ風は冷たく、朝、夕は海霧(ガス)に包まれた日が続いています。
 5月15日に出漁したロシア200海里さけ・ます漁の19トン型船団が1航海目を終え、花咲港に入港しました。漁模様は、まずまずで、1船当り約15トンの水揚げがありました。その大半は鮮とき鮭で、鮮度の方も例年に比べ、良い魚が見受けられます。魚体の方は、平均2キロ前後の良いものです。大型船は、現在まで3隻入港しましたが、こちらも2キロのとき鮭中心の水揚げで、その漁獲量は19トン船の倍の量になっています。
 日本200海里で操業の以西船は4月下旬以降、不漁が続いていますが、その状況はかわらず、厳しい状況下に置かれています。現在、ますを中心とした水揚げがありますが、1航海の期間が1〜2週間と長く、なかなか鮮度の良い魚がない状況です。例年であれば6月に漁模様が良くなる傾向にあるので、これからの操業、水揚げに期待したいものです。

カネヒロニュース「つり情報」
 根釧原野はようやく草木の緑が繁茂し始め、初夏らしい風景になってきまし。6月に入り河川でのあめ鱒釣りも一段落し、本格的に桜鱒の遡上シーズンに突入しました。しかし、今年は各河川の水量が少なく、桜鱒で有名な標別川でも、例年に比べ遡上数が少ない状況です。全体的に今年の根釧原野を流れる河川はこのような状況であまり良い話が聞かれません。ここ6〜7年の間では釣りにとっては最悪の状況です。
 この河川水の影響には降水量の関係もありますが、森林伐採による保水力の低下が最も影響しており、現在、幻の魚とされる いとう の生存している道内河川を流れる森林に植樹を行なう釣愛好家クラブや自然保護団体が増加しています。こういった行為が北海道の自然保護管理に結びつけば良いのですが、その現状には厳しいものがあります。
 山菜の方はシーズン最盛期を迎えており、たらの芽、こごみ、ふき、せり、クレソン、わらび、山わさび等が見られ、旬の味を好みの料理法で山菜愛好家は楽しんでいるようです。
2001.6.1

カネヒロニュース/5月号
 4月の中旬から始まっている日本200海里さけ・ます漁も、ほとんど全船が2航海から3航海に入っていますが、水温が低く、漁模様は今のところ良くありません。魚体の方も大型のもので2Kg前後にとどまっており、脂肪ののりもいまひとつ。さらに鮮度の方も、1航海1週間がかかっているので、良い魚を持ち帰ってくる漁船は少なくなっています。
 漁がないだけに、浜値は高値で取り扱われており、現在は根室市内の小売業者にほとんどの魚が流れています。これから6月にかけて漁模様が良くなることが期待されます。
 ロシア200海里さけ・ます漁の方は4月末に交渉が妥結し、根室、厚岸、釧路の3港を寄地とした62隻の出漁が5月中旬頃にひかえています。主力のべに鮭の漁獲枠が前年の2割増という数字に落ち着き、良いニュースがなかった根室にもようやく春風が吹きつつあります。しかし、ロシア側は今後、入札制度などを取り入れる可能性があり、北洋さけ・ます漁業の存続の在り方も年々大きく変化していくようです。

カネヒロニュース「つり情報」
 根室では5月の連休に入ってからも寒い日が続き、雪のちらつく日もありましたが、河川の水温は確実に上昇しており現在7度前後で安定し、あめます釣りのピークを迎えています。
 原野・河川ではかなりの人が入釣しており、ルアー・フライ・餌釣りなど様々なスタイルで30cm前後のあめますの釣果が聞かれています。
 今時期、さけ・ます稚魚放流が行われており、これらの多数があめますにより捕食されています。この害魚としてのあめますを、漁師達はます網等を仕掛け駆除していますが、その効果は実際のところ大きな成果が見られないようです。釣人にも釣ったあめますをリリースしない様に呼びかけており、釣り雑誌等であめます釣りの記事が紹介され、駆除につながればと地元の漁師は考えています。
 また、春の山菜採りの方は今のところ、ギョウジャニンニクのみしか見られず、まだ少し時期が早いといった感じです。今年は羆の目撃数が多く確認されており、道東では実際に襲われた例もあるので、十分な注意が必要になっています。
2001.5.8

カネヒロニュース/4月号
PH 3月末に一時は姿を消した流氷が、再び北風により押し戻され、4月に入ってからも、沿岸には流氷が留まっています。
 冬季の主漁となる助宗鱈漁も3月末を持って終了し、前浜では、北海道を代表する味覚 毛がに漁、うに漁が行われています。2月に漁が振るわなかったうに漁も、ようやく安定した出漁ができるようになり、比較的安価な市況が続いています。
 また、今年は例年より半月早く、日本200海里内鮭鱒流し網漁の出漁が、4月15日に決定しています。水温帯等の疑問がありますが、漁師の経験を生かした漁展開が期待されています。ご祝儀価格の方も、関係者を驚かせることは、間違いないでしょう。

カネヒロニュース「川釣り情報」
 長い冬がようやく過ぎ去り、日本最東端の根室にも春が訪れようとしています。
 道東の河川や湖沼はほとんど氷開きし、水面が顔をのぞかせています。河原では福寿草がようやく花を開き始め、また湿原では、6月にシベリア地方などで繁殖を控えた鴨類が、本州から戻ってきており、現在、白鳥とともに根室で羽を休めています。
 4月、河川の状況が知りたく、早速カヌーにて道東の別当賀川を、釣りを含めて下りました。今年の寒波にもかかわらず、降雪量が意外と少なかったため、雪解けの影響が全くなく、濁りもないため魚の動きが無く、釣りにならない状況です。孵化場に続いている支流などでは、鮭鱒稚魚放流の影響で、いくらかはアメ鱒が溜まっていますが、例年の数ほどではありません。
 今年は、湧水の豊富な河川を選んで釣行する必要がありそうです。道東では、西別川等が有望ではないかと予測されます。
2001.4.3

カネヒロニュース/3月号
 2月までの記録的な寒波により、初めてオホーツク海の全面氷結の可能性が出てきています。例年であれば1月が全海域の45%、2月が60%、3月は75〜78%に留まっている様ですが、今年は2月の下旬ですでに93%に達しており、3月中旬には全面氷結の可能性があると予想されています。
 根室では、1月に紹介したロシア200海里海域の真鱈はえ縄漁の漁獲割当量が日ロ政府間交渉の結果、前年比の80%も削減された問題で、根室市の漁業者や関連業界などが2月下旬に危機突破市民総決起大会を根室港で開催し、約1700人が国に対し、漁業外交における責任保持を訴えました。根室は気候だけでなく、経済においても寒波が吹き荒れています。
 年明けから始まっている流氷のあいまをぬっての羅臼助宗鱈漁も2月中旬までの水揚げは前年比の10分の1程度という状況で、ロシアトロール船の影響の多大さが浮き彫りとなっています。2月下旬から3月に入ってからは、幾分水揚量も伸びつつある状況で、3月末まで漁が続けられます。

カネヒロニュース「つり情報」
  根室オホーツク海側では氷に穴をあけての氷下魚(こまい)釣りも盛んで、形の良い氷下魚があがっています。氷下魚はルイベ、煮魚、干し魚など、どんな食べ方にも向く魚で特に一夜干しの旨味は左党の好む旬の味です。
 又、現在、本州で深刻な問題になっている外来魚ブラックバス釣りに対して、日本釣振興会と生物多様性研究会との国の公認案をめぐっての公開討論会について、北海道における影響を紹介したいと思います。
 この討論会では「ブラックバス釣り公認案」をめぐり、ブラックバスを漁業資源として国が認め、有効利用しようとする考えで約600億円に上る釣り関連市場の恩恵を受ける釣り業界はこの案を歓迎しており、反対に自然保護派は湖沼の生態系に大きな影響が出ている事を指摘しています。
 この国の公認案について北海道では欧州産マスのブラウントラウトが外来魚問題として深刻化しており、水産庁は法を改正できればブラウントラウトも対象魚種になる可能性が高いと言われています。本年度、主に道立水産孵化場が道北を除く、道内全域の十数カ所で生息、及び捕食調査を行う予定で、道東では釧路川がその調査河川に含まれています。
 外来魚は北海道と沖縄県以外の都府県が放流の規制措置を設けており、この調査結果を基に北海道における放流規制が検討されています。釣魚として非常に人気のある魚だけに今後、資源管理に重点が置かれる事は間違いなく、内水面漁業資源として増養殖が行われる可能性もあります。
2001.3.6

カネヒロニュース/2月号
 不凍港として知られる根室・花咲港も、今年の寒波により1月下旬から氷結するという近年にない現象が見られています。
 そのため、この時期に最盛期を迎える前浜のうに漁は氷の動きを見ながらの出漁となっており、品薄状態が続いています。
 又たら子の原料となる助宗鱈の漁も、噴火湾の順調な漁模様に比べ、根室管内羅臼町では見通しの立たない厳しい状況が続いており、3月という遅い時期になって魚がまとまるのではないかと予想されています。

 このように明るい話題がない中、1月下旬、根室市水産研究所において、世界初となるタラバガニの完全養殖技術が確立され、水産界に新たな旋風を巻き起こしました。
 北方系甲殻類の増養殖においてはその生態に関するデータが非常に少なく、技術の確立は困難を極めてきました。今回の成功に結びついた背景としてロブスターの養殖技術の応用があり、自然環境における冬季の低水温域の除去が要因となっているようです。
 現在のところ、コスト面において完全養殖の事業化は厳しく、種ガニ育成までの段階で放流する栽培漁業化の検討が進められています。しかし貝類などと異なり移動距離が長く、主な生息場所がロシア200海里内という点で、ロシアとの関係が切り離せない状況となっています。


カネヒロニュース「つり情報」
 2月は北海道の厳寒期で釣魚の最も少ない時期ですが、釣人は四方八方手を尽くし、釣果を求めています。
 その中のひとつ、氷上のいわな・やまめ釣りを紹介します。

 北海道において資源管理がなされている河川の上流域には、必ずと言ってよいほど「さけ・ます孵化場」が設置されています。そしてその付近には孵化場で利用する湧水があります。
 寒くなって水面が氷で覆われていても、この湧水付近ではいわな・やまめが氷の下で活発に活動しています。不思議に思われますが、魚のコンディションも比較的良く、摂餌行動も見られます。
 そこで、こうした場所にわかさぎ釣りと同じ方法で氷に穴をあけ、イクラを餌にして釣りを行います。
 氷で日光がさえぎられているせいか、魚の警戒心も薄く、場所さえ見つけられれば簡単に釣り上げることができます。
 釣れるサイズは20cm前後までですが、この時期の魚にはまったくと言ってよいほど川魚特有の臭みがなく、おいしく食べられることが特徴です。しかも、生態学的にみても非常におもしろい現象で、北海道でしか見られない光景です。

2001.2.5

新年、明けましておめでとうございます
21世紀を迎え、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
私どもカネヒロは、新世紀も皆様に愛される、よりおいしい商品づくりを目指し頑張って参ります。

本年も、ご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2001.1.15

カネヒロニュース/1月号
PH
沿岸氷にとざされた
根室 オホーツク海
 2001年の1月、例年より約1ヶ月も早くオホーツク沿岸に流氷が到達し、記録的な寒さで21世紀を迎えました。

 ロシア200海里内における真鱈漁が、1月からロシア側の規制強化により漁獲枠約80%削減となり、根室の経済に大きな影響をもたらしています。これにより漁業者には国からの補助金政策が進められており、水産加工業者にとっては新たな展開が求められています。
 1月現在、ロシア200海里内における真鱈漁は完全休漁の状況ですが、1月20日頃には大型船の操業が検討されています。
 また、ロシア200海里内における今年の春鮭鱒漁の方もかなりの減船が予想されており、根室の経済状況はますます厳しくなりそうです。


カネヒロニュース「つり情報」
 昨年の12月末から完全に内水面、汽水域が氷で閉ざされ、1月に入ってから氷上わかさぎ釣りがピークを迎えています。記録的な寒さの中、レジャーとしてのわかさぎ釣りは人気があり、かなりの人出でにぎわいを見せており、土・日曜日には100以上のテントが氷上を飾ります。
 釣果の方は50〜100匹位と比較的安定していますが、例年に比べ小型魚が中心で、大型魚でも10cm前後にとどまっています。
これから1月末に向けてが最釣期で、また一番美味な時期でもあり、機会のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 一方、道東のエゾシカ猟は終盤を迎えており、不猟の状況が続いています。一年中有害駆除が行われている地域でもあり、年々エゾシカの数も減少してきています。また、エゾシカによる交通事故の数も減少しているようです。

2001.1.15

【2000年】

カネヒロニュース/12月号
 今年の秋鮭漁も11月末をもって終了しましたが、水揚数量は不漁の昨年よりさらに15パーセントも少ない大不漁となりました。それにより魚価が高騰し、水産加工業者は厳しい状況下におかれています。筋子、いくらも品薄状態で、市場卸値は例年の2〜3割高を強いられています。
 この秋鮭不漁の原因として水産関連の各研究者らは、様々な議論を繰り広げています。
 道東のある河川では、昨年の母川回帰率に比べ今年は約6割程度しか回帰しませんでした。その理由として、海水温との関連によって餌となるプランクトンが少なかったこと、ミンククジラの生息数が急増し、この食害が増大するなど海域での生物・物理的要因があったこと。
 ゴルフ場農薬に含まれるオキシン銅の急性毒性により、サケ・マス稚魚の呼吸機能が著しく低下し死に至るといった化学的要因の河川内への影響が指摘されています。
 またそのほかにも、稚魚を放流した時の沿岸水温が低かったために、餌となるプランクトンの不足から生存率が低下したのではないかとも言われています。

 冬のタラ漁の方も本格的なシーズンとなりましたが、時化(しけ)の影響で期待されるほど良い結果が得られず、魚価も不安定な状態が続いています。
 さらに、スケソウダラの釣・網漁も本格的な操業を開始し、たら子(助子)の生産も始まっていますが、外国各船、特に4,000t級の底曳網漁船の操業により、資源枯渇が懸念されており、根室の冬はますます厳しい状況を強いられています。


カネヒロニュース「つり情報」
 道東方面のほとんどの河川はすでに凍ってしまい、河川での釣りは不可能となりました。しかし、12月中〜下旬から根室の風蓮湖などで湖上の氷上わかさぎ釣りを楽しむことができます。
 北海道ではわかさぎの天然分布は認められず、全て種苗生産にて養殖された魚が放流されています。釣れるわかさぎは10cm〜15cm程で、その日の潮によって釣果にはむらがあります。
 釣り方としては、わかさぎ釣り専用のドリルで氷に直径20cmくらいの穴を開け、そこに風よけのためのドームテントを張り、その中で釣りをします。外気温は氷点下の世界ですが、テントの中では意外と暖かく感じます。仕掛けはサビキ仕掛けで、エサは紅サシ虫を使用します。
 わかさぎはどんな料理方法でもおいしく食べられますが、やはり天ぷらが最も美味と思われます。
 わかさぎ釣りは2月末まで楽しむことができ、冬の娯楽として、北の冬を彩ります。
2000.12.12


カネヒロニュース/11月号
 11月、北海道の各地で氷点下の気温が観測され、初雪の便りが届いた地域も少なくありません。

 8月から続いていたサンマ漁は、魚群の南下によって根室海域周辺ではその姿を見ることができなくなりました。
 秋鮭漁は不漁が続き、11月に入っても少量の水揚げがだらだらと続いている状況で、魚の質もかなり落ちてきており、いよいよ終わりに近づいています。

 反面、今年道東地方で豊漁だった真いか漁(するめいか)は、依然水揚げが続いています。これにより道南地方の桧山漁協等、真いか釣漁をブランド化している地域においては、魚価の低迷で苦戦をしいられているようです。

 これからの季節、根室海域周辺では、釣・底曳による鱈漁(真鱈)が本格化します。根室では一年中水揚げのある魚ですが、なんといっても冬が旬の魚です。マスコミ等でとりあげられ、高級珍味化された鱈の白子(タチ・タツ)は高値で取り扱われ、それに伴い高値で取引されています。
 水揚げ魚種が減少するこの季節、鱈漁は漁師たちにとっては、唯一の魚といっても過言ではなく、厳寒の北の海での漁は過酷で、まさに死と隣り合わせと言われています。しかし鱈船に乗る漁師は以外に多く、根室の冬の経済状況を映し出している一面ともいえます。


カネヒロニュース「つり情報」
 10月から紅葉が進んでいた道東地方の各山間部も、11月に入ってからはその葉を落とし、川面は落葉だらけの状態で非常に釣りづらくなりました。
 また、秋鮭の産卵も、各河川の支流で行われています。

 そんな中、唯一の釣魚のアメマスも産卵期をちょうど終えた時期で、深場で越冬する準備を迎えており、事実上今シーズンの河川釣りは終了したと言えるでしょう。早ければ11月末には、河川が氷で覆われてしまい、この状況が3月末まで続きます。

 冬がメインのハンティングの中で、10月から解禁となっている鴨猟は、今年比較的暖かい日が11月まで続いたせいか、肉の脂のかかりが悪い状況です。これから寒さが増してくるに従い、脂のかかりも良くなることでしょう。
 飛来数は、例年並といわれています。

 また11月から解禁となったエゾ鹿猟においては、今年から釧路・十勝・網走管内のエゾ鹿猟期を1ヶ月延長して来年の2月末までとし、依然深刻な鹿の農作物被害を防ぐ対策が進められています。
 その反面、オジロワシの鉛中毒による鉛弾使用禁止によって、今年から銅弾使用が義務づけられるなど、規制も増えてい ます。また、捕獲したエゾ鹿の有効利用として、町ぐるみで創作料理を発表するなど、色々と手を尽くしているようです。

2000.11.8

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